microSDXCカード高音質モデル「SR-64HXA」が3月5日に発売されます。マイクロSDカードのファイル読み出し時に発生する電気的ノイズを低減することで、高音質を実現する新商品。容量は64GB。ソニーストア価格は18,500円＋税。「ハイレゾ対応ウォークマン（R）に最適。高音質再生のためのメモリーカード」の発表に対し、思うところを書いてみます。
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【 microSDカード 】
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ハイレゾ対応ウォークマンに最適。高音質microSD SR-64HXA
ハイレゾ対応ウォークマンAシリーズやNW-ZX2で聴ける
SR-64HXAは、ハイレゾ対応ウォークマンで聴いたときに最大限のパフォーマンスを発揮する高音質microSDXCカード。microSDカードスロットを備えたソニー・ウォークマンといえば、ウォークマンAシリーズのNW-A17、NW-A16。そしてフラッグシップモデルZXシリーズの、NW-ZX2。これらは全てマイクロSDカードスロットを備え、64GBのmicroSDXCカードにも対応しています（最大128GBまで対応）。 |
| ハイレゾ対応ウォークマン |
64GBの1種類のみ。スピードクラス10、UHS-Iには非対応
高音質マイクロSDカードラインナップは、64GBの「SR-64HXA」1種のみ。128GBモデルの可能性も検討されてはいるようですが、今回の発表時点では大容量にはこだわっていない様子。また、転送スピードよりも「音質」の1点に特化しているため、UHS-Iには非対応。ただしスピードクラス10であるため、XPERIA Z3の4K動画撮影はスムーズに行えるとのことです。ソニー microSDXCメモリーカード 64GB Class10 高音質モデル SR-64HXA
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| スピードクラス10。UHS-Iには非対応。SDカード変換アダプターが付属する。 |
肝心の音質は？
実際に聴き比べて音質をレビューしたガジェット系ニュースの記事を見ると、「音質の違いは明快」と評する方もいれば、「音質の評価は難しいのだが…」という書き出しで始める方もいて、その感想は微妙に分かれているようです。万人がハッキリと違いを感じることができるかは疑問ですが、そもそも音質というのは、聴く人の聴力や感じ方、先入観などによっても異なってくるものだと思っています。ソニー、音質重視設計のmicroSDXCカード - ハイレゾ対応ウォークマンに最適（マイナビニュース）
http://news.mynavi.jp/news/2015/02/19/128/
【速攻レビュー】ソニーの「高音質microSDカード」は本当に高音質なのか？（Phile-web）
http://www.phileweb.com/review/article/201502/19/1537.html
「ハズレはありません」――ソニー、オーディオ再生のためのmicroSDXCメモリーカードを発売（ITmedia）
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1502/19/news081.html
ソニー、音質にこだわったmicroSDXCカード。「ハイレゾウォークマンに最適」（AV Watch）
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20150219_688522.html
ソニー、“音質にこだわった”microSDカード（PC Watch）
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150219_688476.html
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| 高級感のあるパッケージに、プレミアムな質感のmicroSDカード本体 |
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聴いたことのない私は、SR-64HXAの存在をバカにはできない
一消費者である私は、少なくとも3月5日の発売日を待たなければSR-64HXAを評価することなど出来ません。発売前から話題となっている高音質マイクロSDカードですが、実際に聴いたことがあるのはプレス向け説明会に参加された少数の方くらいでしょう。音質のわずかな違いを語る以上に、手にしたことのない製品の音質を断定してしまうことは滑稽なことかもしれません。なにせ今までにない製品ですから、否定的な意見や、キワモノ扱いされてしまうのは当然だと思います。けれど、せめて実物を手にして、その音質を自分の耳で聴き比べてみてから評価してみても良いのではないかとも思うのです。音質を語ろうとしている人が、手元にない製品を切り捨ててしまうなんて…とも思うわけです。私はSR-64HXAをバカにすることはできません。むしろ、こうした斬新なマイクロSDカードが発表されたことを歓迎したい気持ちでいます。
高音質を求めるユーザーのため開発。購買力をもった層にアピールできれば良い
この製品に価値を感じて、実際に購入した人が満足するかどうか。それだけの事だと思うのです。ハイレゾ対応の製品コーナーにSR-64HXAのパッケージが置かれていれば、購買力のある方々は手に取ることでしょう。何人かはそのまま買うかもしれません。18,500円という金額は、私には信じられないほど高価です。64GBのマイクロSDカード1枚に、1万8500円です。しかし、SR-64HXAの持つ価値や思想に共鳴した人たちにとって、18,500円というのは買えない値段ではないでしょう。「高い」と思うよりも先に、「おもしろい」と判断するのかもしれません。「こんなに高価な製品でも買う人っているんだ」ということを、私自身も何度も経験してきました。10万円超のハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX1」「NW-ZX2」で一定の成功を収めたソニーもまた然りでしょう。
ネタみたいな製品を発表してしまうソニーが大好き
こういうニュースにワクワクさせられてきた。だからソニーの試みが成功でも失敗でも、自分にとっては魅力的な会社であり続けてきました。今までにもこんなネタ商品、いっぱい発表されてきましたよね。今回が初めてではありません。笑われるような製品すら発売に踏み切ってしまうなんて、人間味があっておもしろいなって思います。シャープが発表しても、フラッシュメモリ大手の東芝やサンディスクが発表したとしても、同じように笑われたり、ネタ扱いされることでしょう。事実として、世界に先駆けて発表したのがソニーということです。勝ち続ける企業なんて無いし、チャレンジする姿勢が大事だと思います。（近年のソニーは負けが多いような印象も受けるのですが…）。せめて製品の成功に期待することで、SR-64HXAとソニーの新たなチャレンジを見守りたいと思います。
こういう製品を発表しちゃうから、ソニーが好きです。SR-64HXAについて様々な意見が聞かれますが、ソニー発のニュースで盛り上がっている様子を見ると、なんだかんだ言いつつみんなソニーを嫌いじゃないな、って感じています。
■高音質マイクロSDカードの盛り上がりを受けて、続編記事を書きました。
ソニーSR-64HXA発売。高音質microSDカード騒動に思う事
■発売から3週間後の3/25に書きました
SR-64HXA高音質マイクロSDカード発売3週間。価格.com、Amazon、ヨドバシのレビューは？
SR-64HXA
大容量64GB。ハイレゾ対応ウォークマンで聴いたときに最大限のパフォーマンスを発揮する高音質microSDカード。約15,552円
ソニーSR-64HXA 64GB 高音質モデル
NW-ZX2
本体容量128GB。microSDXCカード128GBが使えるハイレゾ対応ウォークマン最上位モデル。約112,838円
ソニー NW-ZX2 アンドロイド搭載ハイレゾ対応
ソニーmicroSDカード SR-64HXA スペック・仕様
カード容量
64GB転送速度（スピードクラス）
スピードクラス10（1秒間に最低10MBの転送速度を保証）。UHS-I非対応。付属品
SDカード変換アダプター価格
ソニーストア価格は18,500円＋税。Amazonでは約17,480円（2015年3月3日現在）
ソニー microSDXCメモリーカード 64GB Class10 高音質モデル SR-64HXA
発売日
2015年3月5日SR-64HXAが使える、ハイレゾ対応ウォークマン
NW-ZX2、NW-A17、NW-A16など
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