2015年7月25日土曜日

本当に速いSSD!HDD卒業は正解 パソコン買い替えおすすめポイント5つ



注文していたパソコンが届きました。夢にまで見た“爆速ライフ”の幕開けです。256GBのSSDを搭載しているため、あらゆる動作(OS起動・ソフト立ち上げ・データ転送速度等)で超高速を体感することができます。5年以上使い込むことを見越して、メモリは16GBを選択。電源が原因の不具合・故障を経験したため、今回は750Wをチョイス。内蔵HDD容量は3TBなので、興毅(亀田家長男)や大毅の画像のみならず、三男・和毅のお宝写真までたっぷり保存することが可能になりました。7年前のパソコンから買い替える際に重視したポイントをお伝えします。

※ この記事はパソコン初心者の方に向けた内容(デスクトップパソコン買い替えについて)です。





はじめに。 この記事で伝えたいこと

5年以上パソコンを使い続けている方で、「次はどんなパソコンで5年以上戦ってやろうか?」と考えているパソコン初心者の方の参考になればと思います。パソコン買い替えにおいて重視すべきポイントは無数にありますが、この記事では「SSD搭載」、「RAM容量」、「電源ユニット」、以上3点の重要性を中心に書いてみました。下記3点は、パソコンを買い替えてよかったことです。

1. パソコンの起動・ソフトの立ち上げ・データ転送などが超高速になった(SSDがもたらす恩恵)
2. 画像・動画編集などの重い処理、ブラウザ・タブを複数開いても重くならない(RAM容量の重要性)
3 .過去に経験してきた「電源に起因するトラブル」の心配から解放された(電源ユニットの重要性)



1. 「SSD搭載」は絶対条件

パソコンを買う時に迫られるのが、「SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)を選ぶか、それともHDD(ハード・ディスク・ドライブ)にするか」という選択です。SSDのメリットは、パソコンの起動や動作が速いこと。デメリットは高価であること。私が7年前に購入したパソコンにはSSDが搭載されておらず、代わりにHDDが搭載されています。今回は絶対にSSD搭載のパソコンを買おうと決意していました。SSD搭載のパソコンを購入した結果、期待通りのウルトラハイスピード。シャットダウンはわずか2~3秒で完了。再起動まで10秒台。HDDとは比にならない速さです。「SSDを選んで本当によかった!」と思えるほどです。パソコンについて詳しくない方でも、わかりやすく体感できるポイントが「SSD搭載によるOS起動の速さ・ソフトウェア立ち上げの速さ」だと思います。

SSDのことがよくわからない方も、店員さんに「SSD搭載のパソコンを探している」「SSDのメリットは何ですか?」と訊けば教えてもらえるはずです。HDDに比べて高価であるというデメリットはありますが、その点さえクリアできればSSDを選ばない理由が見つからないほどです。パソコン買い替えの際には、「SSD搭載」を軸に考えていただきたいと思います。グーグルで「SSD メリット」「SSD HDD 違い」などと検索すれば、SSDの魅力について知ることができます。


本当に速いSSD!



私が使用しているSSDは、東芝 THNSNJ256GCSU。

ベンチ結果は、読み出し・520MB/s・書き込み485MB/s。
メーカー公称値は、読み出し534MB/s・書き込み482MB/s。

メーカー公称値ほぼピッタリのハイスピードを出すことができます。HDDの場合だと100MB/s~150MB/sのものも多く、SSDは5倍ちかいハイスピードでファイルの転送が可能です。

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2. RAM(メモリ容量)をケチらない

新しいパソコンのRAM容量は16GB。以前のパソコンはRAM4GBでした。私の用途でRAM 32GBが明らかにオーバースペック(性能過多)であることは分かっていたので、32GBは除外。今回迷ったのが、「8GB・16GBのどちらにすべきか?」という2択でした。おそらく多くの一般的なパソコンユーザーにとっては8GBもあれば十分で、サブ的に使うパソコンであれば4GBでもOKなくらいでしょう。私はPhotoshop(フォトショップ)で画像編集を行いつつ、Google chromeでいくつものタブを開きながらサイト閲覧やYouTube動画視聴を行います。処理が重くなることが考えられるため、余裕をもって16GBを選択しました。

調べてみると「一般的な使用スタイルであれば8GBもあればじゅうぶん」「動画編集もやるなら16GB必要」など、意見が割れている様子。RAM容量は多いに越したことは無く、値段の折り合いをつけて選ぶ(妥協する)ものだと判断し、16GBのほうを選びました。
最低でも5年以上は使い続ける予定なので、最初から不満のないRAM容量を用意しておこうと考えました。将来的にYouTuberに転身している可能性だって否定できません。YouTuberにならなくとも、4K動画の撮れるデジタル一眼などの普及を見込めば、動画編集がより身近な存在に替わるかもしれません。これらのことを考慮して、机の広さ(作業スペース)にも例えられるRAM容量はケチらずに行こうと決めました。

RAM容量は、2GB、4GB、8GB…、といったように倍々で変化していきます。おおよその目安ですが、低価格・低性能・古いパソコンの場合は1GB~2GB、そこそこの価格・性能をもった一般的な仕様のパソコンで4GB。RAM 8GBになると大容量の一歩手前、16GBになれば大容量であると言い切ってよいかと思います。RAM 32GBになると「そのハコ使って何するつもりだよ…」とツッコミが入るレベルで“大容量RAM”であると言えるはずです。

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3. 電源ユニットは超重要

古いパソコン(7年前購入)を使用中に経験した故障・不具合、そのほとんどが「電源ユニットに絡む問題」でした。トラブルが発生するたびに、「その電源(ワット数)じゃ問題が起きても仕方がない」と指摘を受けました。古いパソコンは電源250W。電力供給が不安定だったり、電源ユニットの品質が悪いと、安定した稼動を期待できません。新しいパソコンは電源750W。3倍までパワーアップしました。電源について詳しくない方も、「電源は超重要」と認識しておいてください。電源の性能・品質が低いと、さまざまなトラブル(動作が不安定、電源が落ちるなど)の原因となります。

電源を選ぶ際には、W(ワット)数が大きいもの、「80PLUS GOLD認証」と書かれたものを基準にして、予算と折り合いを付けつつ選ぶのが望ましいと思います。W(ワット数)には「1000W」「800W」「650W」「500W」などのように、さまざまな容量があります。私は余裕をもって「750W」を選びました。用途によって必要なW(ワット)数は変化しますが、余裕をもって選ぶことが大事です。

「80PLUS」とは、電力変換効率80%以上の製品に与えられる認証規格です。むずかしく感じるかもしれませんが、「変換効率90%ならばロス(無駄な電力消費)は10%だけ」「変換効率70%ならばロスが30%も発生してしまう」、というのが大まかなイメージです。変換効率の高さに応じてランク分けされており、優秀なものから「80PLUS Titan(チタン)」「80PLUS Platinum(プラチナム)」「80PLUS Gold(ゴールド)」「80PLUS Silver(シルバー)」「80PLUS Bronze(ブロンズ)」「80PLUS Standard(スタンダード)」となっています。私は80PLUS Goldのものを選びました。

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4. CPUはCore i5 4690、マザーボードはH97-PLUSを選択

CPUをCore i7にすべきか。それともCore i5に抑えるべきか。各所を見てもはっきりした結論を出すには至らず、最終的にコストパフォーマンスを優先し、比較的手頃な値段のIntel Core i5 4690を選択しました。用途によってCore i7・Core i5のどちらにすべきかは変わりますが、オンラインゲームや動画編集をバリバリこなすわけでもない自分にはCore i5で十分だろうと考えました。ゲーム・動画編集を考えるなら、Core i7を検討しても良いのかもしれません。マザーボードはASUS H97-PLUSを選択しました。

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5. 内蔵HDDは3TB。 外付けで追加可能なので重視しなかった

内蔵HDD容量には気を配りませんでした。足りなくなれば外付けHDDを追加すればよい話なので、重視していません。4TB~6TBのラインナップもありましたが、お手頃な価格の3TB(約1万円)を選択。デジタル一眼レフやミラーレス一眼で写真・動画を撮りためるので、さすがに500GBや1TBではすぐに容量いっぱいになってしまう可能性を考え、1万円で購入できる内蔵HDD 3TBを導入しました。外付けHDDも3TB分あるので、当分は容量不足の心配がなさそうです。


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「足りない」で困るくらいなら、「必要ない」ほどのオーバースペックで丁度よい

メモリが足りない、電源が非力、SSDではない…。これらのマイナスポイントによってストレスを感じることが嫌でした。「足りない」で困るくらいなら、「必要ない」と思えるほどのオーバースペックを手にしたほうが不満が無いだろうと考えたのです。私の用途でメモリ16GBや750Wの電源が必要なのか、スペックを落としてコストパフォーマンスを優先すべきだったのではないか、といったことも考えられます。しかし、5年以上使うことを考えれば、数年先でも困らないスペックを手に入れるべきだと思いました。そのためのお金を惜しんではいけない、とも。極論かもしれませんが、1台のパソコンを7年使い続ける覚悟であれば、初期投資を惜しまないほうが増設の手間も省けてよいと考えました。


1. RAM容量はたっぷり余裕をもって

パソコンを5~7年使う方は、「今したい作業」のほかに「将来したくなるであろう作業」についても考慮し、余裕をもったスペックを選ぶのがよいかと思います。今は「RAM 8GBもあれば十分」と考えていても、3年後・5年後に不足を感じてしまうかもしれません。RAMは増設することも可能ですが、32bit版OS(Windows 8 32bit版、windows 7 32bit版など)ではメモリを最大約4GBまでしか扱うことができません。32bit版のwindows 7でRAM 16GBを載せようとしても無理なのです。8GBや16GBのRAM(メモリ)を積むのであれば(将来的に増設予定であれば)、64bit版のOS(Windows 8 64bit版、windows 7 64bit版など)を選ぶ必要があります。


2. 電源ユニットはW(ワット数)の大きいものを

電源ユニットに関しても、数千円を惜しむのなら、余裕をもったW(ワット)数を選んだほうが後々のトラブル(電源が原因)の心配が要りません。当初は500W~650Wを考えていましたが、予算の範囲内で最大のものを買おうと750Wを購入。電源にからむトラブルを何度となく経験してきたため、電源は余裕をもったものを買おうと決意していました。


3. SSD搭載は絶対

SSDに関してはメリットだらけなので、1台のパソコンを5年以上使う予定ならぜひともHDDではなくSSD搭載のパソコンを選択してほしいと思います。OSの起動が速い、消費電力が少ない、衝撃に強い、動作音が小さいなど、メリットの多さが目立ちます。デメリットはHDDに比べて価格が高い、ということくらいでしょうか。言い換えれば、予算が許すのであればSSDを選択しない理由は無い、と言えるほどです。私が購入したSSD 256GB(CFD販売 SSD 256GB 2.5inch TOSHIBA製 内蔵型 SATA6Gbps CSSD-S6T256NHG6Q)の値段は約13,970円。512GBは約26,980円です。内蔵HDDならば3TBの製品が約1万円で購入できるため、比較すると大変高価ではあります。しかし、あらゆる作業・場面において体感できるスピード差に大きな違いがあります。SSDの超高速・爆速を体験した私は、HDDに戻ることはできないでしょう。同じパソコンを5年~7年使い続けている方の多くはSSDではなくHDDだと思いますので、新しいパソコンを選ぶ際には「SSD搭載」のものを検討してみてください。

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まとめ

やりたいことや「何年使うつもりなのか」などによって、選ぶべきスペックは変化するため、「この構成がおすすめ」とは一概に言えません。私が購入したパソコンも、今現在の使用方法を考えればオーバースペックであると感じる部分も多少はあります。しかし、将来的にやりたいことが変わったり、増えたりする可能性はおおいに考えられます。増設や載せ替えなどが可能なパーツもありますが、手間がかかる事や初心者にはリスクが伴うことを考えれば、あらかじめ余裕をもったスペックを購入することが望ましいと思います。私が特に重視した項目は、「SSD搭載」「余裕たっぷりのRAM(メモリ容量)」「W(ワット数)の大きな80PLUS認証の電源ユニット」の3点です。もちろんこれ以外の項目(OS、CPU、マザーボード)などが同じくらい重要項目であることは言わずもがなですが、パソコン初心者の方が見るべきポイントとしては、先にあげた3点を意識することが大事だと思いました。もしも予算が100万円もあれば、「最強スペックのパソコン」を購入することができるでしょう。予算が10万前後ならば、「最強スペックのパソコン」からいかにスペックを削っていくかの作業が必要となります。あなたにとってRAM容量が重要でなければ、RAM 16GBではなく8GBを選択して安く済ませればよいでしょう。浮いたお金はSSDの容量アップやCPU性能をあげることに費やせばよいと思います。予算を取るか、性能を追求するか。バランス型で攻めるか、偏向型で行くか。これらはゲームをする・しない、動画編集をする・しない、1日の中でパソコンに触れる時間が多い・少ない、パソコンを何年使い続ける予定なのか等に左右される問題です。

店頭でパソコンを眺める際に、店員さんに「SSD搭載のメリット」「電源ユニットの重要性」などを訊けば、きっと教えてくれるはずです。予算とやりたいこと(今現在の活用方法、将来的にやりたいこと)を伝えれば、おすすめの構成をアドバイスしてくれるでしょう。5年後、7年後におおきな不満を感じないよう、初期投資を惜しまずに余裕をもったスペックを選んでほしい、という意見で結びたいと思います。

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