HR/HM(ハードロック・ヘヴィメタル)の代表的バンド・名曲おすすめをご紹介します。
HR/HM初心者が聴きやすい入門的アーティスト、有名バンドだけを厳選。キャッチーで聴きやすい曲だけを集めました。
ハードロック・ヘヴィメタルの名曲・人気曲を、サビから始まるYouTube動画で一気にまとめてお聴き下さい。
■ご紹介した全ての音源が聴けるYouTubeプレイリストを作成しました。
YouTube:聴きやすいHR/HM(ハードロック・へヴィメタル)おすすめ人気曲
聴きやすいハードロック・ヘヴィメタルだけを紹介します
キャッチーで聴きやすいHR/HM(ハードロック・ヘヴィメタル)の名曲だけを厳選してご紹介。
今回は、「キャッチーで聴きやすい」「有名なバンド」「HR/HMの華やかで楽しげな側面が伝わる」「多彩な楽曲・名曲がラインナップされていて深く長く聴き込める入門的アーティスト」という点に主眼を置いて、一度は名前を聞いたことがあるかもしれないバンドや、HR/HMの代表的バンド・名曲を紹介します。全ての動画はサビから再生。即座にハードロック・ヘヴィメタルの魅力を知ることができます。
HR/HM(ハードロック・ヘヴィメタル)におけるジャンル分けは細分化されており、1ページでは到底収まりきらないため、いずれ第2弾、第3弾も予定しています。
これからHR/HMを新たに聴き始めようとする方の多くは10代・20代が中心だと思いますので「邦楽・J-ROCKに慣れ親しんだ耳にも易しい、聴きやすいロック・メタル」を意識して、カレーライスやハンバーグのように濃厚かつ美味くて人気の作品たちを選曲しています。
この記事で紹介している楽曲
オジー・オズボーン「I Don't Wanna Stop」エドガイ「Under The Moon」
ジューダス・プリースト「Hard As Iron」
パンテラ「Fucking Hostile」
アイアン・メイデン「Aces High」
メタリカ「Battery」
メガデス「Holy Wars...The Punishment Due」
デフ・レパード「Photograph」
モトリー・クルー「Kickstart My Heart」
ガンズ・アンド・ローゼズ「You Could Be Mine」
スキッド・ロウ「Youth Gone Wild」
システム・オブ・ア・ダウン「Hypnotize」
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン「Know Your Enemy」
マリリン・マンソン「Fight Song」
チルドレン・オブ・ボドム「Hatecrew Deathroll」
ハードコア・スーパースター「We Don't Celebrate Sundays」
ボン・ジョヴィ「Born To Be My Baby」
エアロスミス「Legendary Child」
ヴェルヴェット・リヴォルヴァー「Sucker Train Blues」
スティール・パンサー「Death To All But Metal」
Motley Crue|モトリー・クルー
アメリカ・ロサンゼルスで結成されたMotley Crue(モトリー・クルー)。
ボーカルはVince Neil(ヴィンス・ニール)。ご紹介する曲は「Kickstart My Heart」。セックス、ドラッグ、ロックンロールの世界を地で行く、“世界で最も悪名高いロックバンド”。「殺人以外は全てやった」と言われる彼らですが、ボーカルのヴィンスは交通死亡事故により逮捕・服役。ドラムのTommy Lee(トミー・リー)は家庭内暴力(DV)により逮捕・服役。ベースのNikki Sixx(ニッキー・シックス)は薬物の過剰摂取により2分間の心臓停止。
メンバー全員がドラッグを絶って初めてシラフ(薬物ナシ)で制作された5thアルバムが全米1位、アメリカだけで700万枚以上を売り上げるなど、波乱万丈なエピソードにまみれた正真正銘のバッドボーイズ・ロックンロール・バンドです。L'Arc-en-Ciel(ラルクアンシエル)やX JAPANをはじめとするバンドメンバーもMotley Crueのファンとして知られているので、J-ROCK、邦楽ロックが好きな方々も必聴です。
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Hardcore Superstar|ハードコア・スーパースター
スウェーデン・イエテボリで結成されたHardcore Superstar(ハードコア・スーパースター)。
ボーカルはJocke Ber(ヨッケ・ベルグ)。ご紹介する曲は「We Don't Celebrate Sundays」。キャッチーで聴きやすく、彼らがいかに「ハードコア」で「スーパースター」な連中なのかが1発で分かる人気曲。とことん激しい演奏に、ヨッケ・ベルグのロックスター然としたボーカル。ド派手で激しいハードロックが聴きたい方に、Hardcore Superstarがおすすめです。
北欧はHR/HM(ヘヴィメタル・ハードロック)の良質な生産地として知られ、80年代のグラムロックを代表するバンド・Hanoi Rocks(ハノイ・ロックス)、Children Of Bodom(チルドレン・オブ・ボドム)やStratovarius(ストラトヴァリウス)、Sonata Arctica(ソナタ・アークティカ)といった人気メタルバンドを多数輩出。メロディックデスメタルやスピードメタルにおける重要な発信地として知られています。
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Marilyn Manson|マリリン・マンソン
フロリダ州フォートローダーデールで結成されたMarilyn Manson(マリリン・マンソン)。
ボーカルはMarilyn Manson(マリリン・マンソン)。ご紹介する曲は「Fight Song」。マリリン・マンソンの強烈な容姿とキャラクターは、日本のロックシーン、ヴィジュアル系バンドにも多大な影響を与えています。そのマンソンはhide(X JAPAN)のファンとしても有名で、hideが率いるzilch(ヂルチ)に対して対バンを申し入れたというエピソードがあります。
見た目どおりの不気味でグロテスクな風貌、凶暴・凶悪・スラングまみれの楽曲、ダーティ&ダークな世界観、暴力的なライブパフォーマンス(聖書を燃やしてキリスト教信者を敵に回す)など、“ヤバいバンド”“アブないミュージシャン”が生み出すインダストリアル(金属的)なハードロック、ヘヴィメタルが聴きたい方にMarilyn Mansonはおすすめです。メンバー全員の名前が実在するシリアルキラー(殺人鬼)に由来していたりと、“中二病”をくすぐるエピソードの数々がマリリン・マンソンに惹き込まれる理由の一つでもあります。
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Ozzy Osbourne|オジー・オズボーン
イングランド・バーミンガム出身のOzzy Osbourne(オジー・オズボーン)。
ご紹介する曲は「I Don't Wanna Stop」。映像学校の1年生が空き時間に作ったような雑コラじみたミュージックビデオも見物。思い切りヘヴィな楽曲なのに、どこか楽しげな雰囲気さえ漂うメロディはオジー・オズボーンならでは。代表曲である「Crazy Train」においても、“メタルなのに楽しい”テイストが存在します。かなり特徴的な歌声なので好き嫌いはハッキリ分かれるところですが、HR/HM(ハードロック・ヘヴィメタル)のジャンルにおいて欠かすことのできない存在。ゆるキャラのふなっしーも“憧れの存在”とし、2014年にTV企画を通じて初対面。『OZZFEST JAPAN 2015』で念願のステージ共演を果たしました。
インパクト抜群の個性的なキャラクター、HR/HMシーンで語り継がれる強烈な“オジー伝説”、そして何よりキャッチーで聴きやすい名曲の数々など、Ozzy Osbourneはメタルの入門的存在としておすすめできるアーティストです。
Skid Row|スキッド・ロウ
アメリカ・ニュー・ジャージーで結成されたSkid Row(スキッド・ロウ)。
ボーカルはSebastian Bach(セバスチャン・バック)。ご紹介する曲は「Youth Gone Wild」。スキッド・ロウのデビュー曲であり、彼らにとって一番の代表曲と言える作品です。スキッド・ロウの音楽性はとにかくキャッチー、かつヘヴィ。非常に聴きやすいので、HR/HM初心者入門として強くおすすめしたいロックバンドです。
スキッド・ロウの紹介記事SKID ROW代表曲 スキッドロウの激しいロックおすすめは元ボーカルのセバスチャン・バックに見てもらい、「クールなページだ」とコメントをいただきました。彼は90年代にスキッド・ロウを脱退。後任ボーカルをJohnny Solinger(ジョニー・ソリンジャー)、現ボーカルをTony Harnell(トニー・ハーネル)が務めています。ニュー・ジャージー出身のロックバンドと言えばBon Jovi(ボン・ジョヴィ)が有名。スキッド・ロウのメンバーは、ジョン・ボン・ジョヴィ(vo)と幼馴染でもありました。
スキッドロウ人気曲|SKID ROWの激しさが分かる代表曲おすすめ
Guns N' Roses|ガンズ・アンド・ローゼズ
アメリカ・ロサンゼルスで結成されたGuns N' Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ)。
ボーカルはAxl Rose(アクセル・ローズ)。ご紹介する曲は「You Could Be Mine」。映画・ターミネーター2の主題歌として起用されたガンズ・アンド・ローゼズの代表的作品。この曲を収録した2枚同時リリースのアルバムは全米初登場1位・2位を独占。ターミネーター2も全世界興行収入5億6千万ドルの大ヒットを記録しました。ミュージックビデオも映画・ターミネーター2の映像をふんだんに使用。大ヒット映画の名場面触れながらガンズ・アンド・ローゼズの世界観を思う存分楽しめる一曲です。
世界的なギタリストのSlash(スラッシュ)は、バンド内のみならずロックシーンでも高い人気を集めるギターヒーロー。日本人アーティストでは稲葉浩志「SAHARA」、J(Luna Sea)「But You Said I'm Useless」、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE「Storm Riders」などの作品にゲスト参加しています。彼らのファンの方は、ぜひ一度ガンズ・アンド・ローゼズの過激でド派手なロックンロールを体感してください。
GUNS N' ROSES代表曲|ワルくて過激なガンズアンドローゼズ名曲
Children of Bodom|チルドレン・オブ・ボドム
フィンランドで結成されたChildren of Bodom(チルドレン・オブ・ボドム)。
ボーカルはAlexi Laiho(アレキシ・ライホ)。ご紹介する曲は「Hatecrew Deathroll」。メロディックデスメタルと呼ばれるジャンルの代表格として知られ、その音楽性は超攻撃的。この曲「ヘイトクルー・デスロール」もデスボイスが炸裂する攻撃力マックスな人気曲ですが、大サビでは涙を誘う“泣けるデスメタル”としても高い評価を誇っています。
デスメタルの入門的バンドとしてChildren of Bodom、通称“チルボド”はおすすめ。特に4thアルバム「Hatecrew Deathroll」はチルボドの名盤として知られ、1曲目の「Needled 24/7」からデスメタルの嵐。ラスト9曲目の「ヘイトクルー・デスロール」で涙する、素晴らしい一枚です。メタルの名産地として知られるフィンランドからはNightwish(ナイトウィッシュ)やSonata Arctica(ソナタ・アークティカ)といった人気バンドが誕生しています。
■YouTube再生リスト:チルドレン・オブ・ボドム代表曲おすすめ
Edguy|エドガイ
ドイツ・ヘッセン州フルダで結成されたEdguy(エドガイ)。
ボーカルはTobias Sammet(トビアス・サメット)。ご紹介する曲は「Under The Moon」。2004年にリリースされた6thアルバム「Hellfire Club(ヘルファイア・クラブ)」7曲目に収録されました。Edguy(エドガイ)の代表的名盤、その中でも特に高い人気を誇るのが「Under The Moon」。キャッチーで聴きやすく、「これぞメタル」と言わんばかりのハイトーンシャウトとギターソロを堪能できる5分間。闘志に火を点けてくれるエドガイの名曲です。
高音シャウトと壮大なメタルが聴きたければ、Edguy(エドガイ)を強くおすすめします。“メタル・オペラ”とも言える凄まじいまでの世界観に涙と高揚、笑いが止まりません。
エドガイ代表曲おすすめ メタル初心者が聴きやすいEDGUY人気曲
Pantera|パンテラ
アメリカ・テキサス州ダラスで結成されたPantera(パンテラ)。
ボーカルはPhilip Anselmo(フィル・アンセルモ)。ご紹介する曲は「Fucking Hostile」。日本ではマキシマムザホルモンのメンバー(マキシマムザ亮君、ダイスケはん)がパンテラに強い影響を受けており、彼らのライブパフォーマンスや楽曲、歌い方などからもPantaraの匂いを感じることができます。
ギターとドラムの兄弟によって結成されたバンドですが、ギタリストのDimebag Darrell(ダイムバッグ・ダレル)はステージ上で3発の銃弾を打ち込まれて死亡。2004年12月8日に38歳の若さでこの世を去りました。ダレル(弟)と兄のヴィニー・ポール(ドラマー)によって結成されたバンドだけに、ギターとドラムが強く主張する硬派な楽曲が多く見られます。
■YouTube再生リスト:パンテラ代表曲おすすめ
Metallica|メタリカ
アメリカ・ロサンゼルスで結成されたMetallica(メタリカ)。
ボーカルはJames Hetfield(ジェイムズ・ヘットフィールド)。ご紹介する曲は「Battery」。ジェイムズ・ヘットフィールドの硬派なボーカルとギターリフ、ドラムのLars Ulrich(ラーズ・ウルリッヒ)が刻む高速ツーバス、ギターソロで炸裂するKirk Hammett(カーク・ハメット)のワウペダルなど、戦闘民族を思わせるヘヴィなバンドの特徴を色濃く表した作品です。
この曲「Buttery」を収めた3rdアルバム「Master of Puppets」はメタリカの代表作として知られ、メタルの名盤にも挙げられる一枚。メタルを聴かない人でも「メタルと言えばメタリカ」と連想できるくらいの知名度があるバンドなので、メタル初心者入門には最適だと思います。映画好きな方であれば「メタリカ 真実の瞬間(Some Kind of Monster)」がおすすめ。メタリカやメタル・ファンはもちろん、そうでなくとも楽しめる熱い人間ドラマです。私もコレを見て俄然メタリカが好きになりました。
■YouTube再生リスト:メタリカ代表曲おすすめ
Megadeth|メガデス
アメリカ・ロサンゼルスで結成されたMegadeth(メガデス)。
ボーカルはDave Mustaine(デイヴ・ムステイン)。ご紹介する曲は「Holy Wars...The Punishment Due」。この曲のイントロを聴けば、メガデスが何者であるかを即座に理解できるはずです。マシンのように精密に刻まれるギターリフ。ねっとりと絡みつくようなデイヴ・ムステインのボーカル。中盤で展開されるデイヴとMarty Friedman(マーティ・フリードマン)の“掛け合い”ギターソロ。この1曲にMegadethの魅力の全てが詰まっています。
ももクロを始めとする邦楽アーティストの楽曲参加で知られ、日本通としても有名なマーティ・フリードマンですが、東日本大震災ではメガデス時代のすべてのギターをオークションに放出。収益の全額を寄付しました。マーティは1990年から2000年までメガデスに在籍していましたが、ギターを売却したことは今まで一度もありません。マーティの日本を思う気持ちをふくめ、メガデスというバンドが大好きです。
■YouTube再生リスト:メガデス代表曲おすすめ
Rage Against The Machine|レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン
アメリカ・ロサンゼルスで結成されたRage Against The Machine(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)。
ボーカルはZack de la Rocha(ザック・デ・ラ・ロチャ)。ご紹介する曲は「Know Your Enemy」。ザック(vo)のラップ、Tom Morello(トム・モレロ)の“変態的”とも評されるテクニカルなギターを主体とした“ラップメタル”バンドです。激しさを伴ったラップとメタルの融合が聴きたい方にはRage Against The Machineがおすすめ。「Know Your Enemy」のタイトルおよび歌詞で繰り返される「お前たちの敵を知れ」というメッセージには、反戦、反権威主義、The land of the free(自由の国)を掲げながらもThe land of the chains(鎖で繋がれた国家)であり続けるアメリカ政府の矛盾を突いた攻撃的な主張が込められています。
星条旗を燃やすライブパフォーマンス、反戦コンサートの開催、民主党大会会場前での抗議ライブ、ニューヨーク証券取引所前でのゲリラライブ(PVを撮影した映画監督マイケル・ムーアが逮捕)など、System Of A Down(システム・オブ・ア・ダウン)と同じく“実力行使もいとわない”、政治的・過激派メタルバンドの代表的存在です。
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System Of A Down|システム・オブ・ア・ダウン
ロサンゼルス・ハリウッドで結成されたSystem Of A Down(システム・オブ・ア・ダウン)。
ボーカルはSerj Tankian(サージ・タンキアン)。ご紹介する曲は「Hypnotize」。あやしい歌声、教祖のような風貌、攻撃的な音楽性、全てにおいて宗教的な匂いを漂わせる異色のバンド。変態的なサウンドとライブパフォーマンスで有名なバンドですが、2ndアルバムから3作連続で全米初登場1位を獲得するなど、商業的にも大成功を収めたロックバンドとして知られています。
楽曲はどれも社会的なメッセージ、政治的な主張が込められたものですが、サウンドは非常にキャッチーであるため、HR/HM入門バンドとしてもおすすめできる存在です。
教祖のようなカリスマ、似非(えせ)ではない宗教的・呪術的なあやしさを漂わせることができるのは、メンバー全員がロサンゼルスにあるアルメニア人街出身であることに起因しています。イラン北部に位置するアルメニアは、最大150万人が虐殺されたとされる「Armenian Genocide(アルメニア人虐殺)」の悲しい歴史を持つ国家。歴史問題、差別、貧困をテーマに発信するSystem Of A Downの楽曲は、怒りとパワー、歯止めのきかない凶暴性に満ち溢れています。
■YouTube再生リスト:システム・オブ・ア・ダウン代表曲おすすめ
Aerosmith|エアロスミス
マサチューセッツ州・ボストンで結成されたAerosmith(エアロスミス)。
ボーカルはSteven Tyler(スティーヴン・タイラー)。ご紹介する曲は「Legendary Child」。2012年発表のあたらしい楽曲ですが、この曲が作られたのは11thアルバム「Get A Grip」発表当時の1993年。バンド初の全米1位を獲得し、全米だけで700万枚、全世界2000万枚のセールスを記録したエアロスミスの代表的名盤「Get A Grip」の勢いと輝きを感じさせる作品です。
エアロスミスは、ボン・ジョヴィと並んで日本での人気・知名度が高いロックバンドのひとつ。言葉の壁を越えてハートを揺さぶるロックサウンド、スティーヴン・タイラー(vo)の凄まじい高音シャウト、ジョー・ペリーが刻むカッコいいギターリフと感情に訴えるメロディアスなサウンドなどは「洋楽ロック入門」の1ページ目で紹介されるべき“キャッチーさ”とアメリカンロックのド派手な華やかな魅力を湛えていると感じます。ふだん洋楽を聴かない方の耳にも違和感なく溶け込むエアロ・サウンド、これから洋楽ロックを聴き始めたい方の第一歩、入門的バンドとして1番におすすめしたいアーティストです。
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Bon Jovi|ボン・ジョヴィ
アメリカ・ニュージャージーで結成されたBon Jovi(ボン・ジョヴィ)。
ボーカルはJon Bon Jovi(ジョン・ボン・ジョヴィ)。ご紹介する曲は「Born To Be My Baby」。この曲をふくむ4thアルバム「New Jersey(ニュー・ジャージー)」は1988年にリリースされ、全英1位、全米4週連続1位、日本のオリコン年間アルバムチャートでも1位を獲得する快挙を達成。シングルカットされた2曲が全米1位を獲得し、この曲「Born To Be My Baby」も全米3位に輝く大ヒットを記録しました。ここ日本から人気に火がついたことは有名で、海外アーティスト初の5大ドームツアー敢行、アルバム3作連続オリコン1位、アルバムチャート首位獲得数・歴代単独1位など、数え切れないほどの記録にまみれた“日本で愛される”洋楽ロックバンドの代表でもあります。
私が初めてボン・ジョヴィを聴いたのは、ベストアルバム「Cross Road」(1994年発売)。母が購入したBon Jovのベストを何の気なしに聴いてみたところ、「洋楽なのに聴きやすい!」ということに驚きと感動を覚えたのが中学生の時でした。デビュー10周年を迎えたボン・ジョヴィにとって初のベスト盤であり、歴史的な名曲・代表曲の数々が惜しみなく収録されていることから、「ベストアルバム」と聞いて真っ先に思い浮かぶのがこの1枚です。初めての海外アーティストライブもボン・ジョヴィでした。ジョン・ボン・ジョヴィのパーフェクトな歌声もさることながら、リッチー・サンボラ(ギタリスト)のシブくて上手いボーカル披露に圧倒された思い出があります。
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Judas Priest|ジューダス・プリースト
イギリス・バーミンガムで結成されたJudas Priest(ジューダス・プリースト)。
ボーカルはRob Halford(ロブ・ハルフォード)。ご紹介する曲は「Hard As Iron」。直訳すれば、“鉄のように硬く”。ダサくて暑苦しいタイトルですが、愚直なほどに真っ直ぐで、圧倒的なまでのダサかっこよさは病みつきになります。
初期の名曲「Breaking the Law」、チャック・ベリーのカバー「Johnny B. Goode」など、共に声をあげたくなるほどキャッチーなサビもJudas Priestの特徴的な魅力。最盛期には5オクターブを超えるとされた“メタル・ゴッド”ことロブ・ハルフォードの高音シャウトが、メタル魂を熱く揺さぶります。武道館公演(2005年)を収めたライブDVDの中で、代表曲「Breaking The Law」のイントロを聴いて感涙する中年男性の姿が大写しになるのですが、それを見た私も思わずもらい泣きするほど感極まりました。メタラー熱すぎ…!
■YouTube再生リスト:ジューダス・プリースト代表曲おすすめ
Iron Maiden|アイアン・メイデン
イギリス・ロンドンで結成されたIron Maiden(アイアン・メイデン)。
ボーカルはBruce Dickinson(ブルース・ディッキンソン)。ご紹介する曲は「Aces High」。ブルース・ディッキンソンのハイトーンかつ男くささ溢れるボーカルは、「The Trooper」「The Number Of The Beast」などの代表曲でも炸裂。ハート揺さぶる熱いメタルが聴きたい方に、アイアン・メイデンをおすすめします。
ベーシストのSteve Harris(スティーヴ・ハリス)は、日本のオンキヨーとコラボしたへヴィメタル向け音質ヘッドフォン・ED-PH0N3S(エドフォンズ)を発表。ボーカルのブルース・ディッキンソンは“国際線パイロット”としての顔も持ち、イギリスの航空会社でボーイング757のパイロットとして勤務。エアバスA320やボーイング727、ソ連中戦車・T-34を操縦した経験を持ち、ライブ会場へは自ら操縦桿を握る自家用ジャンボジェット・Ed Force One(エド・フォース・ワン)で駆けつけるなど、規格外のスケールで注目を集めるヘヴィメタル界のカリスマです。2016年は6大陸を周るワールドツアーが決定。ボーイング747-400へとバージョンアップしたEd Force One(以前はボーイング757-200)を操りながら、メタラーの集う北米・南米・アジア・アフリカ・ヨーロッパ・オーストラリアを熱狂のるつぼに陥れることが決定しています。
■YouTube再生リスト:アイアン・メイデン代表曲おすすめ
Def Leppard|デフ・レパード
イングランド・シェフィールドで結成されたDef Leppard(デフ・レパード)。
ボーカルはJoe Elliott(ジョー・エリオット)。ご紹介する曲は「Photograph」。Santana(サンタナ)もカバーし、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)もDef Leppardとステージ共演で披露したことがある名曲です。楽曲の素晴らしさはもちろん、映像から伝わるアリーナ・ロックの派手で華やかな世界に魅了される作品。
アリーナロックとは、アリーナ・スタジアム級の会場で展開されるド派手なライブ、商業的(コマーシャル)な色合いの強いロックを指して使われる言葉ですが、Motley Crue(モトリー・クルー)に代表されるキャッチーな音楽性ときらびやかなロックの世界を見せ付けてくれるバンドが大好きな私にとって、デフ・レパードというバンドもまた、アリーナ・ロック好きのハートに火を点けてくれるバンドの一つです。1983年リリースの「Photograph」ミュージックビデオを見るだけで、80年代のロックシーンのみならず、当時を生きる人たちが何に熱狂し、憧れたのが強く伝わってくるため、楽曲・映像ともにパーフェクトなDef Leppardのオールタイム・フェイバリットな一曲です。
■YouTube再生リスト:デフ・レパード代表曲おすすめ
カルロスサンタナ名曲おすすめ|哀愁のギター炸裂Santana代表曲
Velvet Revolver|ヴェルヴェット・リヴォルバー
アメリカで結成されたVelvet Revolver(ヴェルヴェット・リヴォルバー)。
ご紹介する曲は「Sucker Train Blues」。ボーカルのScott Weiland(スコット・ウェイランド)は2015年12月3日に48歳の若さで他界。アルコールとコカインなどの混合薬物による急性中毒が原因とされています。
ヴェルヴェット・リヴォルバーはGuns N' Rosesの元メンバーが中心となって結成された“スーパーバンド”。結成前にはニッキー・シックス(Motley Crue)やセバスチャン・バック(Skid Row)、ジョシュ・トッド(Buckcherry)といったHR/HM界のスーパースターが参加したことでも話題に。最終的にボーカリストとして就任したスコット・ウェイランドは、Stone Temple Pilots(ストーン・テンプル・パイロッツ)という人気バンドを率いる人物でもありました。
■YouTube再生リスト:ヴェルヴェット・リヴォルヴァー代表曲おすすめ
Steel Panther|スティール・パンサー
アメリカ・ロサンゼルスで結成されたSteel Panther(スティール・パンサー)。
ボーカルはMichael Starr(マイケル・スター)。ご紹介する曲は「Death To All But Metal」。ネタにまみれたコミックバンド、トリビュートバンドとして有名なSteel Panther。楽曲とライブ・パフォーマンスの両方において、有名バンドを元ネタにしたパロディがふんだんに盛り込まれています。“笑えるメタルバンド”として知られる彼らですが、Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)やKelly Clarkson(ケリー・クラークソン)、ヴィンス・ニールやセバスチャン・バックといった大物がゲストで共演したこともあるなど、人気と実力は折り紙つき。
この曲「Death To All But Metal」は、Slipknot(スリップノット)のボーカル・Corey Taylor(コリィ・テイラー)をフィーチャーした作品。ミュージックビデオには有名女性コメディアン・Sarah Silverman(サラ・シルバーマン)が登場。歌詞の中ではエミネムやドクター・ドレ、カニエ・ウェストやマドンナ、ブリトニー・スピアーズらを容赦なくディスっています。「Death To All But Metal」は日本でもヒットし、NHK番組への出演まで果たしたほど。80年代の華々しいロックが好きな方には非常にキャッチーで聴きやすいバンドです。
■ご紹介した全ての音源が聴けるYouTubeプレイリストを作成しました。
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