2017年1月18日水曜日

EXCERIA PRO M401 レビュー|書込80MB/sの超高速 microSDカード


東芝 EXCERIA PRO M401 microSDカード レビュー

UHS-I規格の中では「東芝最高スピード」を誇る、EXCERIA PRO M401 microSDHCカード 32GB(THN-M401S0320A2)をレビューしたいと思います。





東芝 EXCERIA PRO M401 microSDHC 32GB レビュー


東芝 EXCERIA PRO M401 microSDカード 製品パッケージ

今回購入したのは、東芝のmicroSDカード「EXCERIA PRO(M401)」。

日本では一般発売されておらず、東芝の公式サイトにも掲載されていない商品ですが、ドコモ「docomo select」では取り扱いのあるマイクロSDカードです。

EXCERIA PRO M401 型番
16GB|THN-M401S0160A2
32GB|THN-M401S0320A2
64GB|THN-M401S0640A2

東芝 EXCERIA PRO M401 microSDカード 仕様・スペック

EXCERIA PRO(M401)は、東芝の中で最も転送スピードの速いmicroSD(※)。
※ UHS-II規格の「EXCERIA PRO(M501)」は除く

読み出し95MB/秒・書き込み80MB/秒・UHS-Iスピードクラス3(U3)というスペックは、「最上位モデル」を名乗るにふさわしい高速性能だといえます。

4K VIDEOの文字が見られるとおり、「4K動画の撮影」にも最適。(U3)対応なので、「1秒間につき最低30MB以上のデータ転送速度」を保証。ハイスピードを安定して出せる点が、EXCERIA PRO(M401) マイクロSDカードのメリットです。

付属品はSD変換アダプタ(ADP-HS02)

付属品は、「SD変換アダプタ(ADP-HS02)」。

マイクロSDをSD変換アダプタに挿し込むことで、「SDカード」としても使えます。

一眼レフの高速連写にも対応できる転送速度。安定したハイスピード。世界屈指のメモリメーカー・東芝が誇る「フルスペックの超高速マイクロSDカード」なので、SDカードとしての併用も含め、あらゆる場面で活躍が期待されます。

東芝 EXCERIA PRO M401 カード本体のデザイン

東芝 EXCERIA PRO(M401) 唯一の弱点は、カードデザインが地味…!

「祖父が遺した戦利品」のような写りですが、2016年11月に購入したものです。

ドコモ「docomo select」でも販売

docomo selectのページでも、「喪服で同窓会に出席してしまった三兄弟」のような写りとなっており、良くも悪くも「異彩を放つマイクロSDカード」だといえます。

実際に手にした商品も「地味」ではあるのですが、ポジティブにとらえれば「業務用機材のような飾り気の無さ」が好印象。まさに「PRO」仕様なマイクロSDカードであることを実感できるパッケージデザインなのではないかと思います。

TOSHIBA EXCERIA PRO M501 press image 広告画像

カードデザインは地味なのに、プレスイメージは派手。激流に抗う男たちの雄姿が、EXCERIA PRO M401のスピード性能を体現しています。

ベンチマークテスト結果

「EXCERIA PRO M401」のベンチマーク結果は、読み出し96MB/秒。書き込み83MB/秒

メーカー公称値は「読み出し95MB/秒・書き込み80MB/秒」なので、読み書きの両方がメーカー公称値を上回る、良好な結果となりました。

特に「書き込み速度」が83MB/秒に達している点は素晴らしく、「書き込み90MB/秒」を謳う他社製マイクロSDカードと比較しても遜色のない「ハイスピード」を実現しています。

サンディスク「Extreme PRO」との速度比較

サンディスク「SanDisk Extreme PRO」との比較。

シーケンシャル(順次アクセス)の読み書き速度は、ほぼ互角。「Extreme PRO」の公称値は書き込み90MB/秒なので、EXCERIA PRO(M401)の健闘ぶりが際立ちます。

東芝「EXCERIA(MUH-B)」との比較

東芝「EXCERIA(MUH-B)」との比較。

EXCERIA(MUH-B)の公称値は、「読み出し95MB/秒・書き込み60MB/秒」。今回ご紹介しているEXCERIA PRO(M401)との相違点は「書き込み速度」であり、ベンチマークテストでも違いがハッキリ表れています。

EXCERIA(MUH-B)の書き込み速度60MB/秒に物足りなさを感じている方がEXCERIA PRO(M401)の乗り換えた場合、「一段上のハイスピード」を実感することが可能です。

東芝「EXCERIA(M301)」との比較

東芝「EXCERIA(M301)」との比較。

最もスタンダードで安価な「M301」と比べると、最上位モデル「M401」のハイスピードが際立ちます。

スマートフォンに挿した状態でのベンチマークテスト結果

スマートフォンに挿した状態でのベンチ結果も良好。

転送速度は、読み出し35MB/秒・書き込み36MB/秒

サンディスク「Extreme PRO」の結果は「読み出し42MB/秒・書き込み40MB/秒」だったので、比べれば「サンディスク強い」という感想ですが、それでも読み書き35MB/秒を出せる「EXCERIA PRO(M401)」も十分優秀な1枚であると評価できます。

東芝「EXCERIA PRO M401」を使った感想まとめ

東芝 EXCERIA M301、M302、M401、M501、MUH-Bを全て購入し比較してみた結果、本製品「EXCERIA PRO(M401)」が最も使いたくなる1枚であると感じました。

白×赤帯のEXCERIA(M301, M302)は書き込み速度が遅く、かつて東芝最強だったEXCERIA(MUH-B)の「書き込み60MB/秒」もいまや目新しさを感じません。

現行最強スピードのEXCERIA PRO(M501)はたしかにブッ飛んだ高速性能を出せるのですが、64GBが3万円、32GBが1万5千円、私が購入した16GBでさえ約8千円と高価で、気軽に買うことはできません。

ハイスピードと価格のバランスを考えれば、最もオススメできるのが「EXCERIA PRO(M401)」。次点で「EXCERIA(MUH-B)」だと思います。

転送速度をしっかり出せる超高速microSDカードとしてオススメ

総括すると、「EXCERIA PRO(M401)」は、公称値通りのハイスピードをしっかり出せる東芝製マイクロSDカードとしてオススメできる1枚です。

ドコモで取り扱われている商品という事実からも、「信頼できるmicroSDカード」であると判断できます。

docomo selectの価格は非常に高価ですが、「並行輸入品」で買うと安く手に入ります。私はメモリ専門店の「風見鶏」で32GBモデルを2499円で買いました。

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