2017年2月16日木曜日

毒舌DJ・デッドマウスのビーフまとめ|EDMの問題児 deadmau5のバトル一覧



口の悪さとケンカっ早さで有名なDJ、deadmau5(デッドマウス)

過去に、様々なDJたちとトラブルを巻き起こしています。

アヴィーチー、マシュメロ、デヴィッド・ゲッタ、ディプロ、スクリレックスとの争い(beef)をまとめてみました。



デッドマウス VS アヴィーチー



so, please, stop fucking up “EDM” with your fucking bullshit lazy CD playing and get to fucking work like the many others who are… then, the people who do put forth the bits when they can, dont look as fucking stupid as you. 
deadmau5.tumblr.com

上記の英文は、EDMシーンを皮肉るデッドマウスの投稿。

間抜けなCDプレーヤーみたいなEDMなんかさっさと終わりにして、その他大勢の連中がしている仕事をやってみろ。そうすれば、自分がバカだってことがバレずに済むんだから。お前らはキーボードすら弾けないんだろ?MIDIの扱いなら教えてやるぜ――。

というデッドマウスの投稿に対し、Avicii(アヴィーチー)が反応。


音楽に対する真摯な取り組みを丁寧な文章でつづった上で、静かに反論するアヴィーチー。

「技術的なアドバイスありがとう。よければピアノの弾き方、メロディックな音の作り方を教えてあげよう」と、デッドマウスを挑発。

「EDMよりもイラつくものを知ってるかい?EDMについてゴチャゴチャ言ってくる人たちのことだよ」という文章で締めています。

これに対しデッドマウスも応戦。

「とても素晴らしいアドバイスをありがとう。誰もそんなこと聞いちゃいないけど。やり合いたいならお前と同じレベルのツイートを選んで喧嘩しろよ」と一蹴。

「1日に痛み止めを30錠も飲んで、どうやったらお前みたいにクソな音楽を作れるのか知りたいよ」と口撃しました。

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デッドマウス VS ディプロ



ZEDD(ゼッド)が、チョコレート菓子・M&M'sのキャンペーンソング「Candyman」を発表した時のこと。

Diplo(ディプロ)は、ZEDDの楽曲と音楽姿勢をツイッターで批判。「なんだこれ?Flumeのパクリみたいなドロップ。フィーチャリングM&M'sってか?こういうことをしちゃいけない、全てカネのため、ってわけじゃないんだから」。

これにデッドマウスが反応。「それじゃあお前がジャスティン・ビーバーとコラボしたのもカネのためじゃないってわけだ」と茶々を入れます。

「ZEDDがクソだなんてことは皆知ってるけど俺たちはZEDDが好きだ」、とも。


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デッドマウス VS マシュメロ



同じ“被り物DJ”として有名なMarshmello(マシュメロ)。EDC Las Vegas 2016のステージでは、被り物を脱ぐとティエストが現れる演出が話題になりました。

これを見たdeadmau5は、「EDC最大の見せ場は、クソがヘルメットを脱いだらまたクソが出てきたところだな」と痛烈批判。


deadmau5のセットリストを退屈だと批判するMarshmelloファンに対しては、このようなツイートを残しています。

「本物のテクノをみんなに聴かせてしまったことを謝ろう。次回は、これでもかってくらいドープなトラップ・ビーツにLil Yachty(※)のボーカルでも乗せて、お前らのためにプレイしてやろう」。

※ Lil Yachtyはマシュメロのステージでゲスト共演したことのあるラッパー


マシュメロが2016年11月に公開した「Ritual」のミュージックビデオには、パーティーの隅っこで拗ねるデッドマウス(に似せた3つ耳のネズミ)に手を差し伸べるマシュメロの姿が描かれていました。

しかし、後日このMVは突然の非公開。理由はデッドマウスの口撃でした。

「なぜビデオから俺が消えたかって?俺がそうさせたからさ。クソの仲間入りをするくらいなら、俺は自分に正直でありたい。全然おかしなことじゃない。あれはOWSLA(スクリレックスのレーベル)の戦術なんだから。彼らが大金を稼ぐことを祈ってるよ。俺は俺でいるからさ」


デッドマウス(もどき)登場シーンから再生されます

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デッドマウス VS デヴィッド・ゲッタ



David Guetta(デヴィッド・ゲッタ)が毎年開催しているショー、「Fuck Me I'm Famous」。2015年のオープニングパーティでは本物の馬をステージにあげたことで、デッドマウスが非難。

「馬もさぞかし楽しかったんだろうね。クソったれども。デヴィッド・ゲッタもPACHA(イビサ島のクラブ)もクソったれ」


「真剣な話、馬は牧場にいるべきだ。貰い過ぎのDJとぼったくりのクラブのために使われるべきじゃない」と述べた後には、「デヴィッド・ゲッタいわく、馬(Horse)じゃなくて売春婦(Whores)だって!頼むってマジで」といった妄言までツイート。

デッドマウスは過去にもデヴィッド・ゲッタのことを「2台のiPhoneとミキサーを持ち込んで曲を流すだけのボタンプッシャー」とこきおろしており、強烈な嫌悪感を抱いている様子。

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デッドマウス VS スクリレックス



かつては「Coffee Run」で共演し、名盤「Scary Monsters and Nice Sprites」をデッドマウスの主宰レーベル・mau5trapからリリースしたこともあるSkrillex(スクリレックス)。「Where Are Ü Now」をコケにされたり、マシュメロに喧嘩を売るデッドマウスの振る舞いに耐えかねて、口を開きます。

「きみの個人的なキャリアについては言及しない。けれど、きみがレーベルのオーナーだって事が悲しい。契約してしまったアーティストを気の毒に思うよ。デッドマウスがしてくれた初期のサポートは忘れない。けど、現実は悲しい。彼は憎悪に満ちたクソの中に埋もれてしまっているんだから」

これに対してもデッドマウスはすかさず反論。「俺がレーベルを持っていることが悲しい?OK。それじゃ“悲しいレーベル”だな。泣けよ。俺は所属アーティストにあれこれ言わないぜ。絶対にな」

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問題児DJ、だけど自覚や反省も。


コーヒー・ランで共演した、スクリレックス(中央)とデッドマウス(右)
yes. im aware that i can be a fucking diva. yes i am aware than i have more than one complex. very fucking aware. 
so YES @skrillex im SUPER SAD im not as cheerful, and super inspired by life like you. and im so SORRY im an asshole. but how about… you let me worry about that shit.

ああ、俺がわがままだって事は自覚してる。いくつもコンプレックスを抱えていることだって。十分よくわかってる。悪いけど、スクリレックス。お前みたいに陽気な人生を歩んでないし、俺はすごく嫌なヤツだ。だけど…これは俺の問題だから、放っておいてくれ――。

スクリレックスに対しては、反省と申し訳なさもにじませているデッドマウス。性格の悪さは自覚しているようで、それが悩みであるとも感じている様子。


個人的に思うこと


デッドマウスのEDMシーンを批判する投稿に対し、アヴィーチーが音楽への真摯な取り組みを熱く、真面目に語っているのがとても印象的でした。

ついカッとなってdeadmau5批判に終始してしまいがちなところを、「自分のやっている仕事はこうだ」と自信を持って相手に伝えるアヴィーチー。かっこいい。

スクリレックスの意見と姿勢にも賛同。

「もしデッドマウスが本当の友人なら、僕のところにやってきて直接こう言うだろう。「ジャスティンとなんか仕事するなよ」って。ネットで突っかかるようなやり方じゃなくね。そして僕はこう答えるだろう。ジャスティンとの仕事は楽しいよ!って。彼の声が好きなんだ」

デッドマウスのビーフに限らず、ネット上のあらゆる言い争いを見るたび、「当事者だけで直接言い合えばいいのに…」と感じてしまう自分は、スクリレックスのようにcheerfulな考えでいたいなあと、彼のインタビューを見て思います。

デッドマウスの性格をどうこう言うつもりはありませんが、結果的にケンカを吹っかけられたほうの株が上がっており、アヴィーチーは真面目で、スクリレックスは大人、という印象を抱きました。スクリレックスが思慮深い男でホッとしています。

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コアなネット中毒者、deadmau5



トラブルメーカーのdeadmau5。

カナダの田舎町に住む彼がインタビューで語ったある一節は、“ネットオタクな気質”を自ら言い表しているようで笑いました。

この町はド田舎で、マジで何にもないんだ。インターネットが使えなかったから、俺は自分専用のプロバイダーと130フィートの電波塔を用意しなくちゃいけなかった。この町じゃギガバイト単位でインターネットを利用するのなんて俺だけだからな。 
http://rollingstonejapan.com

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