パナソニック製マイクロSDカードの最上位モデル、「RP-SMGB32GJK」を購入しました。
「読み出し95MB/秒・書き込み90MB/秒・UHS-Iスピードクラス3」は、いずれもクラス最強のフルスペック。書き換えに強い「MLC」搭載。数少ない「高耐久・高信頼」のmicroSDカードとなっています。
パナソニック microSDHCカード 32GB|RP-SMGB32GJK の特徴
今回購入したのは、「パナソニック RP-SMGB32GJK」。Panasonic製microSDカードの最上位モデル、32GBです。
読み出し速度95MB/秒。書き込み速度90MB/秒。UHS-Iクラス3(U3)のスピード性能は、マイクロSDカード全製品の中でも「最強」と呼べるスペック。
さらに、書き換えに強い「MLC NANDフラッシュメモリ」を使用。「MLCを使用した数少ないmicroSDカード」として、おすすめできる1枚となっています。
内容物は、microSDカード本体と「SD変換アダプタ」の2点。
カード本体の「Made In Taiwan」の文字を見て、「パナソニックなのに日本製じゃないの?」と思われた方がいるかもしれません。「台湾製って大丈夫?」と不安視される方もいるかもしれませんが、心配無用です。
東芝やソニー製microSDの多くも「台湾製」。トランセンド、シリコンパワー、TEAMなどは台湾企業。TSMC (台湾積体電路製造)は、ファウンドリ(半導体受託製造企業)の売上高世界一、半導体市場全体で見ても、インテル、サムスンに次ぐ世界3位となっており、台湾が「メモリ製品の重要国」であることは周知の事実。
「日本製であるか否か」は重要ではなく、「台湾製」であることに疑いをもつ必要もありません。
「SD変換アダプタ」にmicroSDを挿し込むと、「SDカード」として使用可能。
カードリーダーやノートパソコンのSDカードスロットで使う際に便利。一眼レフなどでも使うことができます。
Panasonic製ミラーレス一眼やデジタルカメラで「パナソニック製SDカード」をご使用の方は多いと思いますが、本製品(microSDカード)を「SDカード」として併用する使い道も「アリ」です。
スペックに関して特筆すべき点は、「書き込みの速さ」と「(U3)対応」の2点。
パナソニック・RP-SMGB32GJKは、書き込み速度90MB/秒。これはメモリブランド各社の「最上位モデル」でしか実現不可能な、UHS-Iクラスの限界性能に近いフルスペックです。
「読み出し95MB/秒・書き込み90MB/秒・U3」のハイスペックを満たす製品は、サンディスク「Extreme PRO」、サムスン「PRO+」、ソニー「SR-UZA」など一部製品に限られます。
UHS-Iスピードクラス3(U3)対応なので、安定した高速性能を発揮。「1秒間に最低30MBのデータ転送ができる」ことを保証しています。4K動画の撮影には「U3対応microSDカード」が推奨されるので、パナソニックの4K撮影機器をお持ちであれば、32GBの「RP-SMGB32GJK」。あるいは64GBの「RP-SMGB64GJK」をお使いください。
パナソニック製アクションカメラ「HX-A500」、ミラーレスカメラ「LUMIX GF9」は、4K動画が撮影可能。「microSDカード」が使用できます。データサイズの大きな4K動画を撮影するなら、パナソニック最上位モデルの本製品がおすすめです。
「RP-SMGB32GJK」のベンチマーク結果は、読み出し96MB/秒。書き込み84MB/秒。
「読み出し96MB/秒」は、メーカー公称値の95MB/秒をわずかに上回るハイスピード。マイクロSDカード製品全体でも「コレ以上の速さは望めない」といえるほどの超高速。
「書き込み84MB/秒」も、メーカー公称値の90MB/秒とほぼ変わらない数値。
サンディスク「Extreme PRO」 書き込み 83MB/秒
サムスン「PRO+」 書き込み 85MB/秒
ソニー 「SR-UZA」 書き込み 82MB/秒
各社の最上位モデルを測定した結果と比較しても、パナソニック最上位モデルのmicroSDカードは「シッカリした書き込み速度を出せる」ことが分かりました。
スマートフォンに挿した状態でのベンチ結果も良好。
「読み出し32MB/秒・書き込み33MB/秒」という数値は、スマホを用いたデータ移動・記録保存において、「ストレスなくサクサク転送できるスピード」であることを示しています。
SD Insightにおけるマニュファクチュアラー表示は、「Panasonic(パナソニック)」。
パナソニックは、自社でコントローラを設計しています。Panasonic製の業務用SDメモリーカードは、SLCタイプ・MLCタイプの両方が「パナソニック設計」のコントローラを採用。
民生用のmicroSDカードにおいても、パナソニックが設計したコントローラが使用されています。
パナソニック製microSDカードを選ぶ大きな理由の一つが、「MLC」。
PanasonicのマイクロSDカードは、書き換えに強い「MLC NANDフラッシュメモリ」を使用しています。フラッシュメモリには3種の記録方式があり、SLC > MLC > TLCの順番で「耐久性が高い」という性質をもっています。
ほとんどのマイクロSDカードでは、耐久性が低いかわりに安価で供給できる「TLC」が使われています。特別な記載がない限りは「TLC」と判断できます。
高耐久であるがゆえに高価な「MLC」を用いたmicroSDカード製品はごくわずか。トランセンド(Transcend)の一部製品、パナソニックのmicroSDカード全製品が、耐久性に優れた「MLC」を使用しています。
「データ消失のリスクが心配」という方は、高耐久の証である「MLC NANDフラッシュメモリ」を使用したPanasonic製microSDカードがオススメです。
Panasonic製microSDカードの最上位モデル、「SMGBシリーズ」。
私が購入したのは、32GBモデルの「RP-SMGB32GJK」。ほかにも、容量64GBの「RP-SMGB64GJK」、16GBの「RP-SMGB16GJK」をラインナップ。16GBモデルのみ「書き込み45MB/秒」なので注意してください。
本製品を選ぶべき理由、メリットは以下の6点です。
・クラス最強スペックの「超高速な転送速度」
・UHS-Iクラス3(U3)の「安定したスピード性能」
・MLC NAND採用による「耐久性の高さ」
・防水/耐温度/耐衝撃/耐X線/耐磁石/耐静電気の「安心・安全」
・ヒューズ内蔵で異常時の発熱・発火を防ぐ「安全性能」
・カメラやパソコン、デジタル家電に強い「パナソニック製」
並行輸入品としての流通は確認されておらず、「国内正規品」としてのみ購入可能。安価で出回っている海外パッケージ、低価格帯のマイクロSDカードと比べれば「値段の高さ」が感じられる点が唯一のデメリットだといえます。
しかし、その値段に見合うだけの転送スピード、耐久性、安全性能を有した「Panasonic製」のマイクロSDカードです。ファイルサイズが大きい「4K動画の撮影」や、「大容量データを高速転送したい」という方にオススメ。
パナソニック製品を愛用しているユーザー、特にミラーレスカメラやデジタルカメラなどをお使いの方には、「Panasonic渾身の最上位microSDカード」を試していただきたい。そう思える「納得の1枚」でした。
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64GB|32GB|16GB
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64GB|32GB|16GB
私は「カメラのキタムラ」楽天市場店で購入しました。国内モデルのみ発売されているので大きな価格差はないものの、カメラのキタムラは全体的に「メモリーカードが安い」のでオススメです。
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