2016年第4四半期に発売予定のSanDisk Extreme 256GB microSDXCカードですが、2017年1月現在、流通は確認できず。リリースが遅れているようです。
2017年3月追記 発売日・価格決定
SanDisk Extreme 256GBは、A1・U3対応の超高速microSDXCカード
サンディスクのmicroSDカード 256GB
サンディスク(SanDisk)は2種類のmicroSDカード「256GB」を発表しました。
上位モデルが、「SanDisk Extreme 256GB microSDXCカード」。2016年第4四半期リリース予定。予価199.99ドルと伝えられていました。2017年1月3日現在、SanDiskのグローバルサイトに掲載はなく、amazon.comなどでも販売が確認されていません。
下位モデルが、「SanDisk Ultra 256GB microSDXCカード」。こちらは既に発売済み。予価149.99ドルと伝えられていたものの、2017年1月3日現在のamazon.com価格は199.99ドル。amazon.co.jpで販売されている並行輸入品の価格も21,999円となっています。
microSDカードの価格は2016年夏秋ごろから上昇傾向にあります。容量が大きければ大きいほど、価格上昇の影響をもろに被ります。
149.99ドルを予定していた下位モデル「Ultra 256GB」が199.99ドルで販売されていることから、上位モデル「Extreme 256GB」は249.99ドル以上を覚悟しなければならないかもしれません。国内正規品の価格は、さらに高価になると予想されます。
サムスンのmicroSDカード 256GB
競合であるサムスン(SAMSUNG)は、世界に先駆けてmicroSDカード「256GB」を発表・発売済み。「SAMSUNG EVO+ 256GB microSDXCカード」は、249.99ドルで発売され、国内正規品の価格は24,980円。
国内外の価格差がほとんど無く、サンディスクの上位モデル「Extreme 256GB」とのスペック差はほとんどありません。
SAMSUNG EVO+ 256GB microSDXC
読み出し95MB/秒・書き込み90MB/秒。スピードクラス10。UHS-Iクラス3(U3)
SanDisk Extreme 256GB microSDXC
読み出し100MB/秒・書き込み90MB/秒。スピードクラス10。UHS-Iクラス3(U3)
性能差は「読み出し速度」の僅かな違いのみ。5MB/秒はもはや誤差でしかなく、どちらの製品も「UHS-IクラスのmicroSDカード」としては、最強スペックといえる性能を有しています。
サンディスクとサムスン、どれを買えばよいか?
サンディスクとサムスンは世界的なメモリブランドとして知られており、どちらを買っても後悔はありません。2社以外にも「256GB」を発売しているメーカーはありますが、UHS-Iクラス3(U3)の製品はサンディスクとサムスンだけ。
SanDisk Ultra 256GB microSDXC ★★★☆☆
海外での販売価格が199.99ドル。並行輸入品の価格が21,999円。性能で上回るサムスン「SAMSUNG EVO+ 256GB microSDXCカード」の国内正規品が24,980円で買えることを考えると、価格的なメリットも感じられず、私であれば候補から除外します。
SanDisk Extreme 256GB microSDXC ★★★★★
2017年1月3日現在、amazon.comでの流通が確認できておらず、amazon.co.jpにおける並行輸入品の販売も見当たりません。サンディスク(sandisk.com)の製品ページにも掲載がないため、購入不可。
予価199.99ドルとアナウンスされていたものの、下位版「Ultra 256GB」が199.99ドル(発表時149.99ドル)で販売されていることから、それ以上の価格で発売されるものと予想されます。国内正規品ともなれば、4万円前後の価格も現実味を帯びてきます(Ultra 200GBは約3万8千円)。
SAMSUNG EVO+ 256GB microSDXC ★★★★★
国内正規品が24,980円で発売中。メーカー10年保証がついているので安心。性能面も、サンディスクの上位モデル「Extreme 256GB」とほぼ変わらず。リリース直後にもかかわらずこの価格で販売してくる「攻めの姿勢」も含めて、「Extreme 256GB」の好敵手であると感じます。
このブログを通じても、多くの方に「EVO+ 256GB」を購入していただいており、個人的にもオススメできます。私自身は「EVO 128GB」を常用していた経験があり、「PRO」「PRO+」をふくめた全種類をテスト済みなので、NAND型フラッシュメモリ市場シェアNo.1という実績込みで、「EVO+ 256GB」はオススメできる1枚だと断言できます。
256GBは、転送速度とメーカーの実力・実績・信頼がシビアに問われる
256GBの「超大容量」ともなれば、安定した転送速度が重要です。UHS-Iクラス3(U3)という条件を満たすのは、サンディスク「Extreme 256GB」とサムスン「EVO+ 256GB」の2製品のみ。
256GB microSDカードの用途は、「4K動画の撮影」や「ハイレゾ音源」などの大容量データを大量に書き込むような使い方が想定されるため、「書き込み速度」もシビアに問われます。
書き込み速度が90MB/秒を上回る製品は、サンディスク「Extreme 256GB」とサムスン「EVO+ 256GB」の2製品のみ。
上記条件(U3、書き込み90MB/秒)を満たす他メーカーの「256GB」は発売されていません。microSDカードの「256GB」を購入するなら、サンディスクとサムスンの一騎打ち、「Extreme 256GB」と「EVO+ 256GB」の2択と考えてOKです。
サンディスクとサムスン。ともに世界的なメモリメーカー。実績・実力・メモリブランドとしての評判も互角です。
サンディスク「Extreme 256GB」は、国内未発売。サムスンは10年保証つきの国内正規品が発売済みであることから、現状「最良の選択」は「EVO+ 256GB」であると判断します。
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