128GBのmicroSDXCカードって、本当に買う必要あるの？

128GBのマイクロSDカードは本当に必要なのか？を考えます。スマートフォンで使えるマイクロSD、その中でも最大級の容量に属するのが128GBです。どのような人が128GBを買うべきで、どんな使い方をすれば128GBは不要なのかを考察してみます。サンディスク、サムスン、Team、グリーンハウスのmicroSDXCカード128GBを買うべき理由についても解説したいと思います。

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私が実際に使用したマイクロSDカードの中から、自信をもってオススメ

128GBのmicroSDXCカードは、こんな人が買うべきだと思う

どのような人が128GBの超大容量マイクロSDXCカードを買えばよいのか、考えてみました。購入を迷っている方の参考になれば幸いです。

・ハイレゾ対応ウォークマンNW-ZX2、NW-A16、NW-A17ユーザーの方

最大128GBのmicroSDXCカードが使えます。１曲あたりの容量が大きなハイレゾ音源を、空き容量を気にすることなく詰め込みたいなら128GBのマイクロSDカードが必要。本体容量32GBのNW-A16であれば合計160GB、本体容量64GBのNW-A17なら合計192GB、本体容量128GBのNW-ZX2なら合計256GBの超容量ウォークマンに変身させることが可能です。
ハイレゾ対応ウォークマンといえば、高音質microSDカードSR-64HXA（約1万8500円）が話題です。
ハイレゾを高音質のまま聴けるマイクロSDカードSR-64HXA発表のソニーに思うこと

128GBのマイクロSDカードが使える、NW-ZX2、NW-A16／A17

・XPERIA Z3などのスマートフォンをウォークマンとしても使い込みたい音楽好きの方

XPERIA Z3（本体ROM容量32GB）やXPERIA Z3 Compact（本体ROM容量16GB）などのスマートフォンは、128GBのマイクロSDXCカードが使えます。スマホ内蔵メモリだけでは保存できない、大量の楽曲をマイクロSDカードに詰め込めば、大容量ウォークマンを持ち歩くことなく音楽を楽しむことが可能です。
XPERIAの内蔵メモリROM（内部ストレージ）容量は、下の記事でチェックすることができます。
XPERIA全機種のROM容量（内部ストレージメモリ）まとめ

・いつかは128GBモデルを！　超大容量ウォークマンを熱望していた人

私はウォークマン新製品が発売されるたびに最大容量である64GBモデルを購入しつつ、「128GBの大容量モデルが登場すれば…」と切望していました。最近ではハイレゾ音源対応のウォークマンが登場したことで、内蔵メモリ容量128GBのNW-ZX1やNW-ZX2などが発売されましたが、その価格は10万円前後と高価です。スマートフォンに128GBのmicroSDXCカードを挿し込めば、あっというまに夢の大容量ウォークマンを手にすることができます。
128GBのmicroSDXCカードが使えるソニーXPERIAの機種は、下の記事でチェックすることができます。
XPERIAで使えるmicroSDカード最大容量まとめ。キャリア機種別

ソニー 4K対応
128GB microSDXCカード
転送速度70MB/秒。UHS-Iクラス1の4K対応マイクロSDカード。128GBの大容量で4K動画を記録保存できます。約25,300円
【4K対応128GB】ソニーSR-128UY2A 128GBマイクロSDカード

SONY ウォークマン 128GB
NW-ZX2
本体容量128GB。microSDXCカード128GBが使えるハイレゾ対応ウォークマン最上位モデル。約112,838円
ソニー NW-ZX2 アンドロイド搭載ハイレゾ対応

・タブレットで映画やドラマ・アニメなどの映像コンテンツをたっぷり楽しみたい人

スマートフォンよりもさらに高いエンターテインメント性を求めてタブレットを購入した、または購入を検討している方は多いはず。8インチや10インチの大画面ディスプレイでインターネットを楽しむだけでなく、映画やドラマなどの動画コンテンツを思う存分楽しみたい、そんな方には128GBのmicroSDXCカードがおすすめです。ソニーのエクスペリア・タブレット端末は、XPERIA Z3 Compact、XPERIA Z2 Tablet、そしてXPERIA Z4 Tabletなどが128GBに対応しています。6.4インチ・タブレットのXPERIA Z Ultraも、android4.4にバージョンアップされたものであれば128GBのマイクロSDXCカードを使うことができます（android 4.2の場合は64GBまで対応）。

■XPERIA Z4 Tabletの製品仕様・スペック紹介記事はこちらをご覧ください。
XPERIA Z4 Tabletは10.1型2K液晶の高機能タブレット大本命

・スマートフォンで動画を撮りまくる方

近年のスマホはフルHD動画を撮影できる機種が多くなりました。XPERIA Z2以降のエクスペリアでは、4K動画を撮影できる機種もラインナップされています。フルHD動画は3分間の撮影で600MB以上、4K動画でれば3分間の撮影で約1.2GBものメモリ容量を必要とします。当然ながら大容量のマイクロSDカードを使用することが求められるので、128GBのmicroSDXCカードを候補に加えるべきでしょう。撮影した写真やダウンロードした画像、数千曲の音楽ファイルにくわえて4K動画をたっぷり撮影したい。そのような使い方をする場合、64GBのmicroSDXCカードではどうしても空き容量を気にする必要があります。128GBもあれば、カード残量を気にすることなく4K動画・フルHD動画の撮影に専念できます。

・カネならたっぷり用意できる、という富豪の方

スマートフォンが大容量のmicroSDXCカードに対応している限り、価格のことを考えなければ最大容量を買うのがベストの選択です。私がなぜ128GBを買わずに64GBを選んだかといえば、128GBのマイクロSDXCカードを買うだけの資金を用意できなかったからに他なりません。資産が1億ほどあれば迷わず128GBを選んだことでしょう。大容量であることのデメリットは見当たりません。お金を惜しまない方には128GBのmicroSDXCカードをおすすめいたします。2015年3月現在の最安値であるTeam製microSDXCカード128GBであれば約1万1520円。10年保証付きのサムスンmicroSDXCカード128GBなら国内正規品にもかかわらず約1万3800円で購入することができます。高価なサンディスク製128GBも、海外向けパッケージ（輸入品）を選べば1万3千円前後で買うことができます。

■マイクロSDカード128GBが3千円で売られていても、飛びついてはいけません
128GBのmicroSDXCカードを3000円で買ってはいけない理由

128GB microSDカードの代表的な製品、5つのメリットを紹介

以下、128GBのmicroSDXCカードを販売している有名メーカー5社の特徴、買うべき理由についてご説明します。カード選びの参考にお役立てください。SanDisk（サンディスク）、SAMSUNG（サムスン）、Transcend（トランセンド）、Team（チーム）、SONY（ソニー）のmicroSDカード128GBを紹介しています。

1. SanDisk（サンディスク）のmicroSDXCカード128GBを買うべき理由

サンディスクはメモリ業界のトップブランド。SanDisk製のSDカードは多くのプロカメラマンに支持を得ており、信頼と実績だけでもサンディスクのマイクロSDXCカード128GBを選ぶ価値はあります。

サンディスクのmicroSDXCカード128GBには2つのラインナップがあります。30MB/秒の高速転送が可能なUltra（ウルトラ）。それよりもさらに高速で転送できる40MB/秒のUltra PLUS（ウルトラ・プラス）の2種類です。どちらもUHS-I対応、スピードクラス10。

■サンディスクは200GBの世界最大容量microSDXCカードをいちはやく発表するなど、大容量のマイクロSDカードをもリードする業界大手。安心・安全に使うことができる信頼のブランドです。
サンディスク200GBマイクロSDに保存できる4K動画はどれ位？

■最大30MB/秒のmicroSDXCカードなら1万円台前半で購入できます。
サンディスク Ultra 128GB microSDXC Class10 UHS-I 輸入品　約13,970円

■最大48MB/秒のUltra PLUSシリーズは高めの価格設定。

サンディスク Ultra PLUS 128GB microSDXC Class10 UHS-I　約24,800円

サンディスク microSDXCカード128GB Ultra、Ultra PLUS

サンディスク Ultra
128GB microSDXCカード
音楽や動画をたっぷり持ち歩きたい人のための大容量128GB。信頼と実績のサンディスク製品も、海外向けパッケージなら国内向けより約1万円安く買えます。
【UHS-I対応】SanDisk Ultra 128GB 海外向け

amazonで偽物SanDisk 128GB microSDカードを買ってはいけない

2. SAMSUNG（サムスン）のmicroSDXCカード128GBを買うべき理由

サムスンのmicroSDXCカード128GB。その特徴は、日本向けパッケージが用意された日本サムスン正規品であること、10年間の保証付きであること、SAMSUNGがフラッシュメモリ分野で大手であること、などの安心にあります。安全性能においても防水、耐温度、耐磁、耐衝撃、耐X線、1万回の抜き挿しサイクル保証など万全です。

1曲4分（4MB）の音楽ファイルなら2万9950曲、2000万画素写真なら3万5310枚、800万画素写真であれば7万4540枚、フルHD動画ならば1,340分の保存ができるとされています。UHS-I対応、スピードクラス10。最大48MB/秒の転送スピードを実現します。

■サムスン128GBマイクロSDカードを購入。画像たっぷりでレビューしています
夢の128GB microSDカード購入レビュー。スマホの大容量化を実現

■128GBは約13,800円で購入することができます。サムスン販売特約店の直販サイトで購入するよりもAmazonのほうが数千円お得です。
日本サムスン正規品 SAMSUNG EVO 128GB microSDXC　約13,800円

SAMSUNG microSDXCカード 128GB

日本サムスン正規品
microSDXCカード 128GB
1万円台前半で買える、10年保証の国内正規品128GB。防水・耐温度・耐衝撃など5つの安全性能を持つSAMSUNG製。サムスンは東芝・サンディスクと並ぶフラッシュメモリ大手です。
【日本サムスン正規品】128GB microSDXC 10年保証

3. Transcend（トランセンド）のmicroSDXCカード128GBを買うべき理由

トランセンドの128GBマイクロSDカードは、2015年6月に発売された新製品。今までは64GBが最大容量だったトランセンドですが、大容量化の波に乗り128GBをリリースしました。トランセンドといえば、Amazonで圧倒的な人気を誇る台湾メーカー。Amazon売れ筋ランキング2014（パソコン・周辺機器）で年間1位に輝いたのはトランセンドのマイクロSDカードです。

Transcend トランセンド
128GB microSDXCカード
UHS-Iクラス1に対応した、大容量128GBのmicroSDXCカード。安心の国内向け販売品を低価格で買えることが最大の魅力。約11,800円
Transcend microSDXCカード 128GB UHS-I対応 (無期限保証)

トランセンド128GBマイクロSDカードは買って正解？11800円の価値と理由

4. Team（チーム）のmicroSDXCカード128GBを買うべき理由

台湾のメモリブランド・TeamのmicroSDXCカード128GBは、安さと転送スピードの両立によって、アマゾン売れ筋ランキング上位獲得という高い人気を誇っている製品です。Amazonレビューも軒並み高評価。カラフルなデザインの美しさも人気の理由。マイクロSDカード128GBの全商品の中でも特に売れており、好評を博していることが分かります。

UHS-I対応、スピードクラス10。読み出し速度は最大80MB/秒。書き込み速度は最大20MB/秒。
Teamは1997年設立の新しい企業ですが、2012年にはメモリーカード市場で世界第6位に上り詰める大躍進を遂げています。

■レビュー 128GBの新定番！オレンジのTeam microSDカードが美しくて速い

Team
128GB microSDXCカード
読み出し80MB/秒・書き込み20MB/秒。UHS-Iクラス1対応。10年間の長期保証。SD変換アダプター付属。

5. SONY（ソニー）のmicroSDXCカード128GBを買うべき理由

ソニーの128GBマイクロSDカード「SR-128UY2A」は、2015年8月発売の新製品。転送スピード70MB/秒。UHS-Iクラス1対応。60Mbpsまでの4K録画／XAVC Sに対応した4KマイクロSDカード。4Kディスプレイ搭載のXPERIA Z5 Premiumにあわせて誕生したかのような製品です。ソニー・アクションカムとの併用にもおすすめ。付属品のSD変換アダプターを介せば、SDカードとしてソニーαデジタル一眼・ミラーレスカメラでも共用することが可能です。

ソニー 4K対応
128GB microSDXCカード
転送速度70MB/秒。UHS-Iクラス1の4K対応マイクロSDカード。128GBの大容量で4K動画を記録保存できます。
【4K対応128GB】ソニーSR-128UY2A 128GBマイクロSDカード

ソニーSR-128UY2AマイクロSDカード128GBを使うメリット4つ

音楽を大量保存したいなら、128GBのマイクロSDXCカードは必要だと思う

マイクロSDカードに保存するデータを、「いつまでもカード内に貯め込んでおくべきデータ」と「一時的にカード内に保存しておくデータ」の2つに分けて考えてみて下さい。いつまでも貯めておくべきデータの代表は、音楽ファイルです。楽曲データをクラウドサービス等で外部保存した場合、ストリーミング再生しなければならず、読み込みの遅延などが生じます。また、スマホの音楽再生アプリを使う場合にはクラウドではなくマイクロSDカード内にファイルが保存されている必要があります。dropboxなどのクラウドサービスや、HDDに保存したファイルをワイヤレス伝送する方法は、音楽再生においては通用しないと云えるでしょう。そのため、大量の音楽や、大容量のハイレゾ音源を保存する目的でマイクロSDカードを購入する場合、128GBなどの大容量に頼らざるを得ないのです。

写真・動画なら、クラウドやHDDで対応できる。128GBは不要かもしれない

音楽ファイルが「いつまでもカード内に貯め込んでおくべきデータ」であるのに対して、一時的にカード内に保存しておくデータというものが存在します。それは、撮影した写真や動画ファイルのことを指します。同じ楽曲、お気に入りのアーティストを毎日再生する作業と比較すれば、自分で撮影した1枚の写真、1本の動画を繰り返して見る機会は少ないと思うのです。そのファイルが数千にも及べば、なおさらです。一度も見ないで保存されたまま、という事もありえるでしょう。

1枚あたり数MBしかない写真であれば、クラウドサービスから読み込んでもサクサク表示されます。見たい時、思い出を振り返りたい時にだけ、dropbox（クラウドサービス）等に保存した写真ファイルにアクセスすれば、マイクロSDカードに写真を貯め込んでおく必要はありません。フルHD動画も同様です。クラウド上のファイルをストリーミング再生したり、HDDに移動させたファイルをWi-FiやDLNAなどのワイヤレス通信でストリーミング視聴する方法があります。毎日繰り返してみるほどのお気に入り動画でもない限り、数百MBもの動画ファイルはHDDやクラウドに保存しておいたほうが容量の節約になるかもしれません。

私は撮影した動画や写真を、HDDとDrpoboxに振り分けて管理しています

音楽プレーヤーとスマホを使い分けて楽曲を分散させれば、128GBは不要

ウォークマンなどのDAP（デジタルオーディオプレーヤー）を持っているのなら、自分のリスニングスタイルをイメージして、「（屋外でで）スマホで聴く音楽」「（部屋で）ウォークマンで聴く音楽」などのように、保存する楽曲を分散するのも良いでしょう。

私の場合、部屋では壮大なバラードや鬱々としたHR/HM（ハードロック・へヴィメタル）、ライブ音源を聴きたい事が多いので、ウォークマンにはそのような楽曲を中心に入れています。スマホを持ち歩くようなシーンでは、気分の晴れるEDM、爽やかなポップパンク、ポジティブな気持ちになれるロック、聴きやすいヒット曲を中心に聴きたいので、XPERIAにはそのような楽曲を多めに保存しています。その結果、XPERIAには2,000曲程度あれば十分ということが分かり、音楽ファイルに割かれるデータ容量を14GB前後に抑えることができました。64GBモデルのウォークマン複数台はどれも容量いっぱいに詰め込んでありますが、「スマホで聴きたい曲は？」と自問してみると、意外とコンパクトに収めることが出来たのです。

XPERIAとウォークマンを使い分けています

4K動画の保存・再生はやっぱりmicroSDXCカード128GBがおすすめ

XPERIAで撮影された4K動画ファイルについて。こちらは残念ながら、dropboxで再生を試みても、粗い映像がカクカク再生されてしまい、4K動画の美しさをそのままストリーミング再生することは出来ませんでした。1秒あたり約7MB、3分間の撮影でファイル容量約1.2GBの4K動画ですから、ストリーミングすることに無理があります。XPERIAで4K動画撮影を思う存分楽しみしたいなら、64GB以上、できれば128GBのマイクロSDXCカードを使うことが望ましいと考えます。

購入資金に余裕があるなら、128GBのマイクロSDXCカードを！

シンプルに言いきれることは、お金の余裕があれば128GBの購入を迷う必要はない、ということです。大容量であることにデメリットはありません。高い、という一点のみです。容量と価格のバランスに頭を悩まされるからこそ、64GBや32GBといった選択肢が浮かび、私のように予算の限られた人間はコストパフォーマンスに優れた64GBで妥協しようとか、様子見で32GBを買ってみよう、などの考えに至るわけです。お金があれば私も128GBのmicroSDXCカードを買っていたと思います。「超大容量化のためならば、カネに糸目は付けないぜ」というリッチな方々には、ぜひ128GBを買っていただきたいと思います。大画面のタブレットや、オーディオプレーヤーとしても活躍するスマートフォンで、心行くまで大容量コンテンツの再生や、4K動画・フルHD動画の撮影を楽しんでください。

トランセンド製マイクロSDカードの選び方｜全種類とおすすめ製品