2015年10月27日火曜日

iPhoneユーザーが知っておくべきXPERIA防水の注意事項



XPERIAは防水機能が魅力!XPERIA Z5シリーズ発売を控えた今、iPhoneユーザーがXPERIA買い替え前に知っておくべき防水性能の注意事項についてまとめました。





真水・常温での使用に限られる

真水とは水道水のようなものです。常温は5~35度と定義されています。XPERIAの防水性能は、この条件化において正常機能します。海水やプールの水に浸けることは推奨されません。45度近い熱々のお風呂やマイナス7度の冷水なども避けてください。冬になるとつい熱いお湯を使いたくなりますが、XPERIAを水洗いする時だけは常温の範囲内に留めて下さい。



石けん・洗剤で洗ってはいけない

防水=完璧なシールドが張り巡らされているわけではありません。石けんや洗剤など、真水(水道水)以外の不純物をふくむ液体に浸けた場合、それらが入り込んでしまう可能性があります。真水以外は防水性能の適用条件から外れることを理解してください。私もXPERIAを水洗いする際には石けん・洗剤などは使用せず、水道水だけで洗うようにしています。毛先のやわらかい歯ブラシで撫でるようにこするだけで、汚れ・べたつきはしっかり落とすことができます。



風呂場の湯気・湿気はキケン

XPERIAは防水と言えども、電子部品を多用した精密機械であることに変わりはありません。風呂場の湿気でスマホ端末内に結露が生じる可能性は大いに考えられます。実際に、風呂場に持ち込んだことで浸水した・カメラレンズに水滴が入り込んだ、などの報告は散見されます。防水=無敵ではないことを意識しなければなりません。ぬるま湯・冷水シャワーであれば、結露などの心配なく使えるかと思います。もっとも、シャワーを浴びている時にスマホの着信やSNSを気にする余裕があるかは疑問ですが…。



風呂場で使用するには?

どうしても風呂に浸かりながらスマホを操作したいというのであれば、チャック付きの防水ケースなどに入れて使用されることをおすすめします。「防水スマホなのに防水ケースを使わなきゃいけないの?」と矛盾を感じるかもしれません。しかし、万全を期してXPERIAを風呂場で使用している方々の使い方を見るに、防水ケースなしのハダカの状態で使っている人はあまり見かけません。なぜなら、風呂場の湿気・石けん・シャンプー・浸水などの危険性を強く感じているからです。




XPERIAの水没・浸水報告は、意外と多い

水の浸入に対して無敵を誇るかのような防水スマートフォン・XPERIAですが、ユーザーによる水没・浸水報告は意外と多く見られます。「バスタブに浸けず、湯気のない風呂場で使用していたが浸水した」「レンズ内部が曇った」「水没させたわけではないのに、メーカー修理に出したら水没扱いになった」など。水場での使用にはリスクが伴うことを十分に理解してください。



XPERIAは、海水・プールでの使用を想定していない

日本国内におけるプロモーション・広告活動に限った話ですが、XPERIAのコマーシャル映像を見るとプールに潜りながら写真撮影したり、海に潜りながらXPERIAを操作するような場面は見られません。海外のXPERIAコマーシャル映像・広告写真を見ていると、勢いよく海中にもぐりこんで写真撮影をする光景が映し出されていて違和感を覚えました。海水・プールの水は真水ではないため、ソニーモバイルが定めるXPERIAの防水性能条件からは外れます。日本のソニーモバイルではこの部分を意識してか、海やプールに潜りながら写真撮影するなどの様子は広告映像に登場していません。

XPERIA海外広告。“水中使用可・推奨”の誤解を招きそう




TGSでは、“お風呂に入るXPERIAお姉さん”が話題になったが…

東京ゲームショウ(TGS)のXPERIAブースでは水着を着用したモデルさん達がバスタブに浸かりながらXPERIAを手にする光景が話題となりました。しかし、湯気が立ち込める浴室内で操作しているわけではなく、バスタブに潜りながら水中使用しているわけでもありません。あくまで湯気が立たない程度のぬるい水に浸かりながら、XPERIAを水に沈めることなく操作しているだけの話です。したがって我々ユーザーは「XPERIAは風呂場で使ってもいいんだ」と飛びつくのではなく、真水・水道水と常温(5~35度)での使用を心がけながら浸水のリスク・可能性と向き合う姿勢が求められます。



どんな場面でXPERIAの防水機能は役立つの?

さまざまな制限・制約をご覧になって「だったらどんな場面でXPERIAの防水性能は役立つの?」と疑問に思われたかもしれません。私の経験に基づいたXPERIA防水性能のメリット・長所は、スマホを丸ごと水洗いできること。汚れた手で操作してもスマホを水で綺麗にできること。雨や雪などの悪天候でも気にせずスマホを操作できること。

丸ごと水洗いできる
たとえば海釣りをすると、エサで手が汚れます。タオルで拭き取っても、あいかわらず手は汚れています。そのような手で美しいiPhoneを操作することは躊躇われるかもしれません。XPERIAであれば、帰宅後に水で丸洗いすることができます。釣れた魚を撮影したり、海岸・砂浜の美しい光景をビデオで記録する。そのようなシチュエーションで、手の汚れを気にすることなくスマホ操作ができることは防水スマホ・XPERIAに与えられた大きなメリットです。

汚れた手で操作できる
丸ごと水洗いできるということは、手の汚れを気にすることなく操作可能であることを意味します。アウトドアが好きな方であれば、手の汚れが気になるシチュエーションはすぐに思いつくはずです。また、そうした場面でこそスマホを取り出して写真撮影したり、動画で記録したいものです。防水対応のXPERIAであれば手の汚れを気にせず、屋外・アウトドアで活躍させることが可能。砂埃が舞うような作業においても、XPERIAの防塵・防水が真価を発揮します。部活動をされている学生の皆さんも、汗や汚れを気にすることなくXPERIAスマートフォンを操作することが可能です。

台所でスマホ操作できる
キッチンで料理写真を撮影したい、フルセグ・ワンセグTVを視聴したい。台所に立つ女性にとって、XPERIAの防水性能は長時間の料理作りを楽しくサポートしてくれるはずです。濡れた手でXPERIAを操作しても平気。水しぶきが飛んでも平気。小麦粉や片栗粉が飛んでも平気です。

キーボードと一緒に丸ごと水洗いしました
防水対応のXPERIAなら汚れもサッパリ落とせます



濡れた手で操作OK、進化したタッチパネル

XPERIA Z4(2015年6月発売)以降のXPERIAスマートフォンはタッチパネルが進化。画面が濡れていても操作可能。誤動作が低減しました。2015年10月発売のXPERIA Z5も「濡れた手で操作できるタッチパネル」を採用しています。私はXPERIA ZL2(2014年5月発売)を使用していますが、画面が濡れた状態で操作することは不可能。水滴が少し付いているだけでも“タップ暴走”などの誤動作が発生します。「常温・真水」などの制約以外にも「画面あるいは手が濡れた状態ではまともに操作できない」ことが原因で、お風呂での使用は見送っていました。XPERIA Z4、XPERIA Z5シリーズはタッチパネルが進化しているため、画面に水滴が付いていても大丈夫。濡れた手で操作することも可能です。



イヤホンジャックも、もちろん防水

XPERIA Z5などの最新機種は「キャップレス防水」に対応。イヤホンジャック(挿込口)に蓋やキャップをする必要はありません。水に浸けたり濡れたりしても、イヤホンジャックから浸水することはありません。XPERIA Z4やXPERIA Z3、Z2なども「キャップレス防水」に対応したXPERIAスマートフォンです。

XPERIA Z4・Z5は、microUSB端子までキャップレス防水



女性のための、XPERIAの防水機能

料理教室(ABCクッキングスタジオ)講師の女性が、防水XPERIAのメリットについて語っています。





オトコのための、XPERIA防水性能

サーファーの男性が、防水性能の魅力について語っています。





私は風呂場でXPERIAを使いません

私が風呂場でXPERIAを使わない理由は単純明快。湯気による内部の結露が怖い。防水といえど精密機械という認識でいる。風呂場使用が原因と思われるレンズ内部の曇り、浸水報告をいくつか目にしてきたためです。ガラケーを使用していたときは、チャック付きのビニール袋に端末をいれて風呂モバ(お風呂でモバイル)を楽しんだこともありました。しかし、そこまでしてスマートフォンを弄っていたいという情熱が失せた今、湯気による結露や曇り・浸水などのリスクを冒してまでXPERIAを風呂場・浴室に持ち込みたいとは思いません。もしも風呂場でフルセグ・ワンセグテレビを楽しむにしても、チャック付き・防水ビニール袋にXPERIAを入れるなどの自衛策は必須だと考えます。



海でもXPERIAを使いません

夏に海水浴に出掛けました。防水スマホのXPERIAを使用して写真や動画撮影することを考えたのですが、海水に浸る危険性を考慮して使用しませんでした。XPERIAはイヤホンジャック部分もキャップレス防水仕様ですので、フタをせずとも防水機能が働きます。しかしココに砂やゴミが入り込んでしまうと危険です。砂浜のちいさな砂粒は払い落とすのも大変なほど細かい粒でできています。イヤホンジャックやスピーカー部分への砂の侵入リスクを考えると、とても安心して使うことはできませんでした。大切なXPERIAスマートフォンを末永く使い切るためには、自衛も大切です。防水性能を過信せず、注意を払うことが必要です。




iPhoneからXPERIAに“防水目当て”で乗り換える価値はあるか?

もしもあなたが湯気の立ち込める熱々の浴室内でXPERIAを操作したいと考えているのなら、XPERIAの防水性能条件からは逸脱してしまうかもしれません。真水・常温での使用が求められます。浴室・お風呂のお湯が35度以下に収まるでしょうか?石けんやシャンプーがXPERIAに飛び散る可能性も否定できません。風呂場での使用が原因と見られる浸水・水没例もいくつか報告されています。風呂場でのリラックスタイムをXPERIAと共に過ごしたいと考えているのであれば、上記に挙げた防水適用条件をしっかりと守る必要があります。「防水と言えども慎重に扱うべき」というのが結論です。

スポーツ系の部活動、屋外・アウトドア活動、林業や工事などの現場仕事、台所での料理など、手の汚れ・粉塵などが気になる場面においては、XPERIAの防水・防塵性能が役に立つはずです。私も海釣りで汚れた手のままXPERIAを操作することに何ら抵抗はありません。コーラをがぶ飲みしながらポテトチップスを頬張りつつ、脂ぎった手でXPERIAを操作したとしても丸ごと水洗いが可能。いつでも新品のようにピカピカ・サラサラの状態に戻すことができます。このような使い方・シチュエーションを想定されているのであれば、防水性能を目的としてiPhoneからXPERIAに乗り換える意味や価値はじゅうぶんにあると重います。


防水対応のXPERIAスマートフォン・タブレット端末は?

近年発売のXPERIAスマートフォン・タブレットは全機種、防水に対応しています。

防水対応のXPERIAスマートフォン
XPERIA Z5、XPERIA Z5 Premium、XPERIA Z5 Compact、XPERIA Z4、XPERIA Z3、XPERIA Z3 Compact、XPERIA Z2、XPERIA ZL2、XPERIA A4、XPERIA J1 Compact

防水対応のXPERIAタブレット
XPERIA Z4 Tablet、XPERIA Z2 Tablet、XPERIA Z3 Tablet Compact



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