XPERIA X Performanceのカメラは2300万画素、解像度5520×4140

XPERIA X Performanceのメインカメラは、2300万画素。解像度は5520×4140ピクセル。

機種変更のメインターゲットであるXPERIA ZL2（SOL25）、XPERIA Z2（SO-03F）は、2070万画素（5248×3936ピクセル）。それぞれの撮影サイズ（解像度）をイメージしやすい画像を用意しました。

XPERIA X Performanceのメインカメラは、2300万画素

XPERIA X Performanceのメインカメラは、2300万画素。解像度は、5520×4140ピクセル。XPERIA Z5から変化はありません。

機種変更のメインターゲットとなる、XPERIA ZL2（SOL25）とXPERIA Z2（SO-03F）は、2070万画素（5248×3936ピクセル）。わずかに画素数がアップしています。

XPERIAのカメラ画素数（解像度）
XPERIA Z1：　2070万画素（5248×3936）
XPERIA Z2：　2070万画素（5248×3936）
XPERIA ZL2：　2070万画素（5248×3936）
XPERIA Z3：　2070万画素（5248×3936）
XPERIA Z4：　2070万画素（5248×3936）
XPERIA Z5：　2300万画素（5520×4140）
XPERIA X Performance：　2300万画素（5520×4140）

解像度「5520×4140」の大きさ

解像度の比較です。XPERIA X Performanceは、5520×4140ピクセル（ピンク色の領域）。XPERIA ZL2やXPERIA Z2は、5248×3936ピクセル（ゴールドの領域）。それほど差がないことが分かります。

シルバーで示した領域は、1920×1080ピクセル。「フルHD」と呼ばれる、207万画素の解像度です。XPERIA X Performanceは、ディスプレイ解像度が1920×1080ピクセルの「フルHD」。このディスプレイ解像度に対して、5520×4140ピクセルで撮影された写真を表示することになります。

他社スマートフォンの、「画素数」

Galaxy S7 edge、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SEは、解像度4032×3024ピクセル。いずれも解像度は同じですが、Galaxy S7 edgeは「1220万画素」を、iPhone 6s、iPhone 6s Plusは「1200万画素」を公称しています。iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 5sは、800万画素（3264×2448ピクセル）。XPERIA X Performanceと他社フラッグシップ端末を比較すると、2300万画素（5520×4140）の大きさが際立っています。

各社スマートフォンの画素数
XPERIA X Performance　2300万画素（5520×4140）
Galaxy S7 / S7 edge　1220万画素（4032×3024）
iPhone 6s / 6s Plus / SE　1200万画素（4032×3024）
iPhone 6 / 6 Plus / 5s　800万画素（3264×2448）
HTC10（HTV32）　2260万画素
AQUOS SERIE（SHV34）　2260万画素
AQUOS ZETA（SH-04H）　2260万画素
arrows SV（F-03H）　1310万画素

拡大・トリミングに強い、2300万画素

高画素（2300万画素）であることのメリットは、「トリミング耐性」が高いこと。撮影した画像をトリミング（切り出し）する際に、画素数に余裕があると、解像感が損なわれないまま、希望のサイズにトリミングすることが可能です。

2300万画素で撮影された写真の解像度には余裕があるため、フルHDディスプレイ上で「ピンチ操作（2本の指で広げて拡大）」によりズームした場合でも、解像感・精細感が失われないまま、拡大することができます。

焦点距離24mmの“デメリット”を補う、2300万画素

XPERIA X Performanceのメインカメラは、焦点距離24mmの超広角レンズが搭載されています。超広角であることのメリットは「広く写しこめる」こと。風景や集合写真、室内撮りにおいて、「焦点距離24mm」が強みを発揮します。

その反面、超広角であるということは、「被写体が小さく写ってしまう」というデメリットがあります。「トリミングによって特定の被写体を大きく見せたい」、「ディスプレイ上でズーム操作をしたい」というニーズに対して、XPERIA X Performanceの「2300万画素」が活躍。5倍ズームしてもキレイなまま撮れる「クリアイメージズーム」機能も、高画素イメージセンサーの恩恵です。5520×4140ピクセルという“余裕のある解像度”によって、焦点距離24mmが抱えるデメリット（被写体が小さく写る）を補ってくれる点が、「2300万画素」の強みだと言えます。

XPERIA X Performanceのレンズは、焦点距離24mmで広く写せる

XPERIA Z2／ZL2組は、「画素数アップ」の進化は感じにくい

XPERIAフラッグシップ端末は、「XPERIA Z1」の時代から2070万画素（5248×3936）という高画素を実現していました。XPERIA ZL2（SOL25）、XPERIA Z2（SO-03F）も2070万画素です。XPERIA X Performanceに機種変更することで、画素数は2300万画素へと向上するものの、わずか230万画素のアップでは「劇的な進化」という実感は得られず、撮影サイズの違いについても、記事中の比較画像でわかる通り「微々たるもの」となります。

XPERIA X PerformanceやXPERIA Z5が「2300万画素」へと微増した理由は、見せ掛けの数字を追い求めたものではなく、超広角（焦点距離24mm）に対しての「トリミング耐性の強化」であると推測します。“5倍ズームでもキレイに撮れる”といううたい文句の「クリアイメージズーム」機能も、高画素（2300万画素）が実現させた機能の一つと言えます。