2016年10月13日木曜日

マイクロSDカード|海外パッケージ(並行輸入品)と国内正規品の違い


マイクロSDカード「平行輸入品(海外パッケージ品)」と「国内正規品」の違いを解説

Amazonや楽天市場で「マイクロSDカード」を検索すると、「国内正規品」と「並行輸入品」「海外パッケージ品」と書かれた同一製品がヒットします。

まったく同じデザインと性能でありながら、販売価格がおおきく異なる2種類のマイクロSDカード「国内正規品」と「並行輸入品」の違いについて詳しく解説します。

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はじめに



ネット通販で「microSDカード」と検索すると、「国内正規品」と書かれた商品や「平行輸入品」「海外パッケージ品」と書かれた商品がヒットします。国内正規品と平行輸入品(海外パッケージ品)の違いは、「流通経路の違い」です。

なぜ「並行輸入品」のマイクロSDカードが販売されているのか?そしてなぜ「たくさん売れている」のか?その答えは、「日本で販売されている国内正規品のマイクロSDカードよりも、海外地域で販売されているマイクロSDカードの価格が圧倒的に安いため」です。

日本では約3万8千円で売られているサンディスク社のマイクロSDカード200GBですが、アメリカでは66ドル(約6,800円)で買うことができます。もちろん、Amazon.comが直接販売する「本物(正規品)」です。ソニーストアで12380円のマイクロSDカード64GBも、米アマゾンが販売する商品であれば18ドル(約1,800円)で購入できます。



「国内正規品」と「並行輸入品」の違い



「国内正規品」と「並行輸入品」の違いは、下記のとおり。わかりやすいように大雑把な書き方をしています。さらに詳しく知りたいという方は、下記①~⑭で興味のある項目をつまみ読んでください。

国内正規品
・日本国内の「正規の流通経路」を通じて販売される
・高い
・メーカー保証/サポートを受けられる
・偽物(ニセモノ)を掴まされる心配がない
・海外地域よりも発売日が遅い(場合が多い)

並行輸入品(海外パッケージ品)
・海外地域で販売されている商品を業者・個人が買い付けて販売
・安い
・メーカー保証/サポートは受けられない
・偽物(ニセモノ)を手にしてしまう可能性もある
・国内正規品に先行して発売されるケースが多い
・転送速度などのマイナーチェンジ(仕様変更)に素早く対応できる






① 「流通経路」が違う

マイクロSDカードの「国内正規品」と「並行輸入品」。2つの違いは、「流通経路が異なる」という点にあります。

国内正規品は、日本国内の正規の流通経路を通じて販売される商品。メーカー⇒卸売⇒小売業という流れを通じて、販売されます。メーカーの保証やサポートを受けることができます。

たとえばサンディスク(SanDisk)のマイクロSDカードは、日本法人の「サンディスク株式会社」が発売し、ヨドバシカメラやビックカメラなどの小売店が販売しています。

並行輸入品は、海外(日本国外)で販売されている商品を輸入して販売される商品。正規の流通経路を通じて販売されるものではありません。海外で販売されているマイクロSDカードを、業者や個人が直接買い付けて日本国内で販売しているものを「並行輸入品」「海外パッケージ品」などと呼びます。



② 国内正規品、並行輸入品マイクロSDカードを買えるショップ

平行輸入品のマイクロSDカードを購入することができる場所は、Amazonや楽天市場などのネットショップ、「風見鶏(かざみどり)」などのメモリ通販サイト、「TSUKUMO(ツクモ)」などのパーツ専門店などです。

マイクロSDカード輸入品を販売するネットショップのおすすめ

ヨドバシカメラが運営する「ヨドバシ.com」では、平行輸入品マイクロSDカードの取り扱いはありません。国内正規品のマイクロSDカードだけを取り扱いしているようです。キヤノンが運営する「キヤノンオンラインショップ」で販売されているメモリーカードは、サンディスク(SanDisk)製品のみを取り扱っており、その全てが国内正規品なので安心して購入できます。

Amazonで国内正規品のマイクロSDカードを買うには、microSDカード・カテゴリで「国内正規品」と打ち込んで検索してください。念のため、商品説明で「国内正規品」と明記されていることや、メーカー保証が受けられることを確認してから購入してください。トランセンド(Transcend)やサムスン(SAMSUNG)製マイクロSDカードは、Amazon.co.jpが販売・発送する「国内正規品」を安価に買うことができます。

「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します」と書かれている商品については、アマゾン自体が商品を仕入れて発送までを行うため、そのほとんどが国内正規品であると判断できます。ただし、この表記がなされている商品であっても平行輸入品(東芝EXCERIA 16GBなど)である例外が稀に存在するため、やはり「商品説明のなかでしっかりと確認する」ことが必須だといえます。



③ 「販売価格」が違う

日本で販売されている「国内正規品」のマイクロSDカード価格よりも、海外地域で販売されているマイクロSDカード価格のほうが安いため、安さ重視で選ぶなら「並行輸入品(海外パッケージ品)」がオススメ。値段の安さに関しては並行輸入品が圧倒しており、国内正規品が「安さ」で対抗するのは困難だといえます。



④ 「国内正規品」でも、安く買える場合がある

一般的には、「国内正規品」が高くて「並行輸入品」が安いというのが常識です。しかし、一部メーカーは国内正規品に対して「低めの価格設定」をおこなっており、並行輸入品との価格差を解消しています。

トランセンド(Transcend)サムスン(SAMSUNG)チーム(TEAM)などが販売するマイクロSDカードは、「国内正規品なのに安い」というお得感がウケており、Amazonや楽天市場などの売れ筋人気ランキング上位に「国内正規品」が多数ランクインしています。

レキサー(Lexar)のマイクロSDカードも、国内正規品と平行輸入品の価格差が小さく抑えられていることが特徴的。「デジカメWatch」に掲載された担当者インタビューにおいて、「内外価格差を解消したい」と語るマイクロジャパン株式会社の方のお話はインパクトがありました。事実、Amazonで販売されているLexarマイクロSDカードの国内正規品と平行輸入品の価格には、ほとんど差が見られません。LexarマイクロSDカード・国内正規品のほとんどは「無期限保証」となっており、安心・安全という点においても「国内正規品」を選ぶメリットがあるといえます。

「国内正規品が安い」、代表的なメーカー
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⑤ 国内正規品は「メーカー保証」が受けられる

「国内正規品」のマイクロSDカードは、メーカーによる保証を受けることができます。正確にいえば、メーカー日本法人による保証を受けることができます。東芝製マイクロSDカードは保証期間5年、サムスン製マイクロSDカードは保証期間10年が基本。

ただし製品によっては保証期間が短い場合も。その典型例が、「ドライブレコーダー向けマイクロSDカード」。サンディスク製マイクロSDカードの多くは「無期限保証」ですが、ドラレコ向け製品に関しては2年保証。200GBマイクロSDカードも10年保証となっています。トランセンド社も「無期限保証」を大々的にアピールしているメーカーですが、ドラレコ向けマイクロSDカードは2年保証となっている点に注意してください。

メーカーによる保証を受けられるという点が、「国内正規品」マイクロSDカードの最大のメリットといえます。



⑥ 並行輸入品は「メーカー保証」が受けられない

「並行輸入品(海外パッケージ品)」のマイクロSDカードは、メーカーの保証・サポートを受けることができません。正確に言えば、「メーカー日本法人による保証が受けられない」ということです。返品・交換などのサポートは、日本法人に対してではなく、販売地域(外国)のカスタマーセンターに問い合わせる必要があります。

販売業者によっては、並行輸入品のマイクロSDカードに独自の保証期間を設けているショップも存在しますが、基本的には「保証ナシ」と考えてください。メーカーは「並行輸入品」のマイクロSDカードに関知してはくれないため、メーカー(日本法人)による保証を受けることはできず、電話・メールでサポートを求めたとしても、「並行輸入品の製品に関してはご相談を受けることができません」と“門前払い”される可能性が高いと言えます。

私がAmazon.com(米アマゾン)でサンディスク社の200GBマイクロSDカードを購入した時のこと。本体に印字された製品名が「ミスプリント(誤表記)」というハプニングに見舞われました。ニセモノの疑いがあるためサンディスクに問い合わせたのですが、その際の窓口はサンディスク日本法人(サンディスク株式会社)ではなく、アメリカのサンディスク。英語でやり取りをしなければならないため、非常に時間がかかりました。そのときの様子は、200GB microSDがまさかの偽物?SanDiskに問い合わせてみたをご覧ください。

日本国内での保証・メーカーサポートが受けられないという点が、「並行輸入品」「海外パッケージ品」として売られているマイクロSDカードの“デメリット”であるといえます。



⑦ 「発売時期」が異なる

マイクロSDカードの国内正規品と並行輸入品は、「発売開始時期」が異なります。サンディスク(米国)やサムスン(韓国)が発売するマイクロSDカードは、日本以外の海外地域で先行して発売されたのち、日本法人を通じて「国内正規品」がリリースされるという流れが一般的。いちはやく手に入れるためには、「並行輸入品を買う」「個人輸入する」しかありません。

サンディスク社の200GBマイクロSDカードは、2015年6月にアメリカなどで販売が開始。リリース直後の販売価格は239ドルほどでしたが、現在では66ドルで買うことができます。日本法人のサンディスク株式会社が同製品をリリースしたのは2015年12月でした。4万円近い金額でリリースされ、2016年10月現在も38,620円(ヨドバシ.com)とあいかわらずの高値です。

世界で初めて販売された256GBのマイクロSDカード(サムスン製)も、2016年6月に海外市場でリリースされ、2016年8月末に日本国内で販売がスタートしました。マイクロSDカードなどのメモリ製品は海外で先行販売されるケースが多いため、日本発売を待たずして入手するためには「並行輸入品」の存在に頼る、あるいは個人輸入を試みる、といった手段が考えられます。



⑧ 「仕様変更」に素早く対応できる、並行輸入品

マイクロSDカードは、発売から一定期間を過ぎると「仕様変更」されるケースがあります。変更されるのは「転送速度」。データを転送する際のスピードが改善される場合があります。

私が購入したサンディスクの200GBマイクロSDカードは、書き込み速度が20MB/秒しか出すことのできない仕様でした。しかし、2016年春ごろに仕様変更がおこなわれ、書き込み速度が50MB/秒~60MB/秒に改善された「新バージョン」の製品がリリースされました。

こうした仕様変更・アップデートに素早く対応できるのが、海外地域で販売されている製品の強み。日本では「並行輸入品」「海外パッケージ品」として入手できる製品になります。日本法人を通じて販売される「国内正規品」は、こうした仕様変更にすばやく対応できる機動力を持ち合わせていないケースが多く、「高い値段で購入したのに、転送スピードは一世代前の速さ」という残念な結果になる場合もあります。



⑨ 「型番」の違い


SDSDQUAN-200G-A4A(アメリカ)
SDSDQUAN-200G-C4A(カナダ)
SDSDQUAN-200G-Z4A(中国)
SDSDQUAN-200G-G4A(ヨーロッパ・中東・アジア・南アメリカ・アフリカ)
SDSDQUE-200G-J35A(日本)

上記は、私が購入したサンディスク製200GBマイクロSDカードの型番です。末尾の英数字に違いが表れています。日本法人のサンディスク株式会社が発売している製品は「J35A」。アメリカは「A4A」、カナダは「C4A」といった具合に、国名・地域名のアルファベット頭文字が付与されています。

ヨーロッパや中東、アジアなどで販売される製品は、Global(グローバル)の頭文字をとって「G4A」となっています。

こうした型番の規則性は、他社のマイクロSDカードにも見られます。東芝製の最もスタンダードなマイクロSDカードである「EXCERIA」シリーズ(白×赤のデザイン)。国内正規品の型番は「MU-F○○○GX」ですが、平行輸入品として多く出回っている中国地域向けの型番は「C(China)」が末尾に含まれているという特徴が見られます。

メーカーまたは製品によって型番の規則性は異なるものの、「G(グローバル)」、「C(中国)」、「J(日本)」といった表記の特徴をつかむことによって、型番で「並行輸入品かどうか?」「販売地域は?」といった情報を見分けることも可能になります。





⑩ 国内正規品が「ホンモノ」で、並行輸入品は「いかがわしい」?

「国内正規品」という言葉には「正規」の文字が含まれるため、「ホンモノ」「本物の製品」という意味にとらえがちです。相対的に「並行輸入品」のことを「ニセモノ」「本物とは認められない製品」「いかがわしい商品」という意味にとらえてしまうかもしれません。これはいずれも誤りです。

「国内正規品」の正しい認識は、「日本国内の正規の流通経路を通じて販売される製品」です。製品自体の真贋をあらわした言葉ではありません。とはいえ、正規の流通経路をつうじて販売される製品はニセモノ・模造品の混入リスクがかぎりなくゼロに近いため、「=本物」と考えて間違いはありません。

「並行輸入品」「海外パッケージ品」は、正規の流通経路(メーカー⇒卸売⇒小売)を通ることなく、海外で販売されている商品を業者・個人が輸入して販売される製品を指しています。パッケージや説明書が英語で書かれているといった違いはあれど、マイクロSDカード本体の性能は国内正規品と同じです。国内正規品よりも性能(転送速度)が劣るといった差別もありません。むしろ並行輸入品のほうが仕様変更(転送速度のアップデート)にいち早く対応できる、というメリットさえ存在します。



⑪ 国内正規品=「日本語表記のパッケージ」「日本製」とは限らない

国内正規品マイクロSDカードは、東芝のように「日本語で書かれたパッケージ・説明書」の製品もあれば、サムスンやTEAM製品のように「グローバル版パッケージに日本語表記のシールを貼付したもの」もあります。国内正規品であっても、パッケージから説明書にいたるまで全てが英語、というケースも珍しくありません。

マイクロSDカード「国内正規品」の意味は、あくまでも「日本国内の正規の流通経路を通じて販売される製品」ですので、製品そのものが「日本製」であることを示した言葉ではありません。サンディスクの国内正規品マイクロSDカードであっても「Made In China(中国製)」だったり、ソニーストアで販売されている国内正規品マイクロSDカードも「MADE IN TAIWAN(台湾製)」だったりするので、「国内正規品=日本製」という認識は誤りです。

「国内正規品」だから安心して買ったのに、届いた商品は「Made In China」「Made In Taiwan」だった!表記に偽りがあるのでは?というのはまったくの誤解です。メモリ製品の多くは、中国あるいは台湾で作られており、MADE IN JAPAN(日本製)のものを探すほうが困難なくらいです。サンディスクはNAND型フラッシュメモリ(データを記録するチップ)を三重県・四日市市で製造していますが、組み立て・パッケージングは中国で行われているため、マイクロSDカードの製品パッケージには「Made In China」と表記されています。



⑫ メーカーは「並行輸入品」の購入を推奨していない

「並行輸入品=ニセモノ、性能が劣る製品」では無い点は、上述の通りです。しかし、「ニセモノを掴まされるリスクがある」という可能性から、「いかがわしい」イメージにつながっているのだと考えられます。

マイクロSDカードの偽物・模造品は存在します。Amazonやネットショップで販売されていたケースも確認しました。製品パッケージやマイクロSDカード本体のラベル表記を見ただけで「ニセモノ」と判断できるケースもあれば、カード容量だけを巧妙に偽装したニセモノもあり、見極めが困難なケースも存在します。

アメリカに本社を置くサンディスク(SanDisk)は、メモリーカードのトップブランド。偽物・模造品のマイクロSDカードやSDカードが多数出回っていることでも有名です。2012年1月には「バルク製品および並行輸入品に関する重要な情報」とタイトルされたお知らせが、サンディスク株式会社の公式サイトに掲載されました。

弊社の正規小売品は、特に日本市場向けに準備された、重要な製品情報の記載のあるサンディスク外装箱に梱包された状態でのみ販売されております。 
そして、上記の外装箱による梱包がなされていないバルク製品及び並行輸入品については、製品の真正の確認及び品質の保証が困難であることから、弊社において製品保証を提供することができないことについてご留意ください。 
弊社におきましては、製品の保証を提供することができる、正規小売品のご購入をお勧め致します。 
サンディスク株式会社

上記はサンディスク日本法人の案内文ですが、他メーカーの日本法人もおそらく同様の考えであると思われます。その理由は、文中にあるとおり、「真正の確認・品質の保証が困難」であるためです。強気な国内販売価格を維持したいという思惑も当然あるでしょう。

Lexar(レキサー)のように「平行輸入品と変わらない安さで買える国内正規品を提供しているメーカーもありますが、サンディスク、東芝、ソニー、パナソニックといった大手メーカーは以前としてマイクロSDカード国内正規品の販売価格が高い傾向にあるのが現状です。



⑬ 並行輸入品のマイクロSDカードを「安心・安全」に購入する方法

メモリ製品のニセモノ事情に精通している方や、ホンモノ(正規品)を買えるショップを把握している方は、こうした模造品を避けて「並行輸入品」を安く手に入れることができるでしょう。

しかし、初めてマイクロSDカードを購入する方や、ニセモノ・ホンモノの判断基準(見極めのポイント)を知らない方にとって、並行輸入品の購入は「ニセモノを掴まされるリスク」が少なからず存在することを強く認識しなくてはなりません。

並行輸入品・海外パッケージ品のマイクロSDカードを安全・安心して買うには、信頼できるショップから購入する必要があります。マイクロSDカード輸入品を販売するネットショップのおすすめという記事では、私がオススメするメモリ通販サイトを紹介しています。店舗情報や信頼性について詳しく解説しているのでご参照ください。



⑭ 「ニセモノ」の並行輸入品マイクロSDカードを掴まないための方法

並行輸入品・海外パッケージ品を販売するショップの住所(店舗所在地)や電話番号をネット検索し、悪評が多く書かれている場合には、購入を避けたほうが賢明です。ショップに関する詳細情報がヒットしない場合や、公式サイトが存在しないなど、お店の実態が把握できない場合にも、購入は避けたほうがよいと思います。

Amazonや楽天市場といった大手通販サイトの場合は、購入者によるレビューが機能しているため、「ニセモノだった」「容量偽装の模造品を掴まされた」というユーザー報告によって、ニセモノを避けることができます。しかし、小規模なネットショッピングモール内に開設された輸入販売業者や、個人がカンタンにお店を開設できる仕組みをもったモールにおいては、レビュー投稿数が少なかったり、そもそもレビュー機能が無い場合もあるため、ニセモノ・模造品のマイクロSDカードが氾濫しているケースも確認できます。

ヤフオクなどのネットオークションで個人販売されている平行輸入品のマイクロSDカードも注意が必要です。企業としての責任を伴う「業者」とくらべた場合、ebayやAmazon.comなどの海外サイトから輸入・買い付けをおこなう「個人」は、そうした責任、販売に対する知識が低かったり、不確実な流通に頼っていたり、そもそもマイクロSDカードやメモリ製品に対する知識を持ち合わせないまま輸入・販売しているケースも考えられます。

例を挙げれば、マイクロSDカードなどのメモリ製品とまったく関係のない衣服やスマホケース、雑貨などの「安く輸入できる製品」を狙い撃ちして販売しているような個人のネット販売においては、ニセモノ・模造品マイクロSDカードの混入リスクが高く存在します。並行輸入品を「安心・安全」に購入したいのであれば、店舗情報が明記された評判のよい「メモリ製品の専門通販サイト」から入手することがオススメです。

マイクロSDカード輸入品を販売するネットショップのおすすめ

microSDカードを個人輸入する意味はある?メリット&リスク




microSD 64GB
一番売れてる64GB。安さで人気のTranscend製。アマゾンで2015年最も売れたマイクロSDカード

microSD 200GB
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