ザ・イエローモンキー(イエモン)のおすすめアルバムを紹介します。
- これからイエモンを聴いてみたい
- どのアルバムから聴けばいいのか分からない
- 聴きやすいアルバムはどれ?
- イエモンファンが選ぶ名盤アルバムは?
私が最も聴き込んだ日本のロックバンドがザ・イエローモンキーですので、初心者の方でもハズレることなく聴きやすいアルバムのおすすめを分かりやすくご紹介します。
イエモンのアルバムをおすすめ紹介。理由を徹底解説
ザ・イエローモンキーが発表したアルバムの中から初心者の方におすすめの名盤を紹介します。The Yellow Monkey(イエモン)は解散前に8枚のアルバムを発売しています。
再結成後は2枚のアルバムを発売しています。
イエモンのアルバム|発売順リスト
ザ・イエローモンキー(The Yellow Monkey)のアルバムを発売順にご紹介。- インディーズアルバム『Bunched Birth』(1991年7月21日発売)
- 1stアルバム『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)』(1992年6月21日発売)
- 2ndアルバム『EXPERIENCE MOVIE(未公開のエクスペリエンス・ムービー)』(1993年3月1日発売)
- 3rdアルバム『jaguar hard pain (1944-1994)』(1994年3月1日発売)
- 4thアルバム『smile』(1995年2月1日発売)
- 5thアルバム『FOUR SEASONS』(1995年11月1日発売)
- 6thアルバム『SICKS』(1997年1月22日発売)
- 7thアルバム『PUNCH DRUNKARD』(1998年3月4日発売)
- 8thアルバム『8』(2000年7月26日発売)
- 9thアルバム『9999』(2019年4月17日)
- 10thアルバム『Sparkle X』(2024年5月29日)
メジャーデビューアルバムは『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)』。
1995年2月発売の4thアルバム『smile』がオリコン2位を記録しブレイク。
1995年11月発売の5thアルバム『FOUR SEASONS』から3作連続でオリコンアルバムチャートの1位を獲得。
1997年発売の6thアルバム『SICKS』はイエモンファンとバンドメンバーの両方が名盤と認める傑作。初心者の方が最初に聴く1枚としてもおすすめ。
2000年発売の8thアルバム『8』は解散前のラストアルバム。
2019年発売の9thアルバム『9999』は再結成後の最初のアルバム。
2024年発売の10thアルバム『Sparkle X』はオリコン1位を獲得しました。
イエモンのアルバムおすすめは「SICKS」。誰もが認める名盤。初心者入門に最適な1枚

イエモン入門アルバムとして“最初に聴くべき1枚目のおすすめ”は、「SICKS(シックス)」。
このアルバムを最初に聴くべき1枚として圧倒的におすすめします。
1997年にリリースされた6枚目のオリジナルアルバム。
イエモンファンの多くが「名盤」と評価し、バンド自身もお気に入りの1枚に挙げるほどの作品。
収録シングルは「楽園」1曲のみにもかかわらず、イエモン史上最高の売上枚数を記録。
発売からちょうど13年後の2013年1月21日に、“完全盤”となる『COMPLETE SICKS(コンプリート・シックス)』がリリースされたことからも、「SICKS」がいかにファンとバンドの両方から愛され、評価の高いマスターピースであるかが分かります。
全13曲の収録作品は、いずれもキャッチーで聴きやすく、1曲目の「Rainbow Man」を再生した瞬間から「SICKS」の世界にひきずりこまれます。
「天国旅行」「HOTEL宇宙船」などの楽曲タイトルに象徴されるように、スペーシーなサウンドと宇宙規模のスケールが押し寄せる怒涛の75分間。
私が特に好きな作品は、ロックスターの悲哀を歌った「TVのシンガー」。
言葉遊びの面白さが炸裂した「創生児」。
イエモン全楽曲のなかでも“屈指の名曲”として評価の高い「花吹雪」。
6thアルバム「SICKS」は、ザ・イエローモンキー史上最高の「名盤」であり、バンドの性格や音の世界観を感じ取るには打ってつけの入門的1枚として強くオススメしたい作品です。
6thアルバム
SICKS(シックス)
収録シングル「楽園」
5thアルバム「Four Seasons」はストレートなロックと珠玉のバラードが聴きやすい名盤

1995年に発表され、イエモン初のオリコンチャート1位獲得アルバムとなった5th「Four Seasons(フォー・シーズンズ)」。
収録曲にただよう雰囲気やサウンドの傾向は、6thアルバム「SICKS」に近いものだと感じます。
「SICKS」が気に入ったり聴きやすいと感じた方が“次に聴く1枚”としておすすめできるアルバム。
イエモンの代表的シングル「太陽が燃えている」の次に控える3曲目「I Love You, Baby」は、小細工無しのストレートなロックナンバー。
疾走感たっぷりのギターサウンドと、Jロックならではの中毒性に溢れた歌詞。私もアルバム曲の中ではトップ5に入れたいほどのお気に入り。
続く4曲目の「Tactics」や7曲目の「Sweet & Sweet」も、「I Love You, Baby」同様の勢いと力強さが感じられるロックナンバー。
打ちのめされたような敗北感が支配する「ピリオドの雨」や、ファン人気の高い「月の歌」など、脇を固める作品群の充実ぶりも際立ちます。
アルバムのラストを飾るのは、2つのバラード楽曲。
少年のように無垢で切実な感情を爆発させた「Father」。
どこまでも続く空の上をさまよっているかのような感覚に陥る「空の青と本当の気持ち」。
満たされたような幸福感と、空虚な気持ちが同時に襲うバラード名曲によって、“4つの季節”に彩られたアルバム「Four Seasons」は終わりを迎えます。
5thアルバム
Four Seasons(フォー・シーズンズ)
収録シングル「太陽が燃えている」「Tactics」「追憶のマーメイド」
イエモン史上2番目に売れたアルバム「PUNCH DRUNKARD」は大ヒットシングル満載

名盤「SICKS」の次に発売されたのが、1998年リリースの7thアルバム「PUNCH DRUNKARD(パンチドランカー)」。
イエモン史上最高のヒットアルバム「SICKS」に次ぐ好セールスを記録した作品。
3作連続でオリコンチャート1位を獲得。
イエモンといえば“昭和歌謡”を思わせる楽曲と、日本語ならではの“言葉遊び”を存分に炸裂させたジャパニーズロックの世界観が持ち味ですが、このアルバム「PUNCH DRUNKARD」にはUKロックのようなふてぶてしさが漂い、“洋楽っぽさ”を匂わせている点が異色であるといえます。
ハジけるようなアニー(菊地英二)のドラムで幕を開ける「パンチドランカー」。
けだるさに包まれた「間違いねえな」。
場末のキャバレーで愛を叫ぶかのような「クズ社会の赤いバラ」。
“SUGAR FIX”というタイトルで英国でも発売された「甘い経験」など、いずれも異国の香りが立ち込める“イエモン的洋楽”の世界を楽しめる作品。
収録されたシングルは「球根」、「BURN」、「SUGAR FIX」、「離れるな」、「LOVE LOVE SHOW」の5曲。
イエモン史上最も売れたヒットシングル「BURN」と、イエモン唯一のオリコンチャート1位獲得シングル「球根」の存在感は抜群。
マニアックな世界とキャッチーな作品が共存する7thアルバム「PUNCH DRUNKARD」は、これらの収録シングルを耳にしたことがあるイエモン初心者の方にオススメです。
7thアルバム
PUNCH DRUNKARD(パンチドランカー)
収録シングル「BURN」「球根」「LOVE LOVE SHOW」「離れるな」
イエモン最大級の名曲「バラ色の日々」を収録した解散前ラストアルバム「8」

イエモン解散前のラストアルバムとして、2000年にリリースされた8枚目のオリジナルアルバム「8(ハチ)」。
シングル曲のなかでも特に人気の高い名曲「バラ色の日々」を収録。
“銀の砂浜でこの胸に引き金引かなきゃ”という歌詞がインパクトを放つ「聖なる海とサンシャイン」など4つのシングル曲を収録。
1曲目の「ジュディ」から鬱屈とした空気が漂い、サイケデリックに暴れまくるハードな楽曲「サイキック No.9」、ザ・イエローモンキーの欲望とエロスが炸裂した「GIRLIE」、ロビン(吉井和哉)が“プチプログレ”と形容した「DEAR FEELING」、淡々としたトーンで“傷心”を歌い上げる「HEART BREAK」など、退廃的なムードがアルバムの序盤を支配しています。
ハジけまくりのポップなシングル曲「SHOCK HEARTS」。
青さたっぷりのせつなさが爽やかな気持ちを誘う「カナリヤ」。
光の中をハイスピードで突き進むような「パール」。
これらの曲によってアルバムの中盤には“希望”や“明るさ”が充満するも、アルバム終盤を飾る「メロメ」「峠」などの作品ではアルバム前半の“荒廃した精神世界”がふたたび顔を覗かせます。
アルバム全体としては暗く、不安定な感情を歌った作品が多いため、ザ・イエローモンキー初心者が最初に聴くアルバムとしてはどうだろう…という気持ちもあります。
しかし、ヒットシングル「バラ色の日々」が最高に輝くアルバムの構成は何度でも繰り返し味わいたくなる中毒性があるので、「イエモンの曲はあまり知らないけど『バラ色の日々』は大好き」という方にはトライしてほしいアルバムです。
8thアルバム
8(ハチ)
収録シングル「バラ色の日々」「聖なる海とサンシャイン」「SHOCK HEARTS」「パール」
イエモンの魅力に目覚めたら…90年代を彩る4枚のアルバムもおすすめ

ザ・イエローモンキーは、1995年発表のシングル「太陽が燃えている」のヒットによってブレイクを果たします。この曲を収録した5thアルバムから、3作連続でオリコン1位を獲得する快進撃。
イエモン解散前の歴史を2つに分けるなら、1995年がその境界線であると思います。以下4枚は、上記でご紹介した“入門的アルバム”の後に聴いてほしいオススメ作品です。
4thアルバム
5thアルバム「Four Seasons」とおなじ1995年にリリースされたのが、4thアルバム「smile(スマイル)」。この作品からすでにブレイクの兆しを見せており、いわゆる“売れ線”を狙った作品づくりも見られます。シングルリリースを意識して作られた「Love Communication」や、ポップな「イエ・イエ・コスメティック・ラヴ」など、聴きやすい楽曲が並びます。
3rdアルバム
3rdアルバム「jaguar hard pain(ジャガー・ハード・ペイン)」は、“1944年に戦死した若者・ジャガー”を主人公としたコンセプトアルバム。収録シングル「悲しきASIAN BOY」のCDジャケットやPVで坊主頭を披露したロビン(吉井和哉)ですが、これはアルバムの主人公・ジャガーを演じるためのものでした。
2ndアルバム
2ndアルバム「EXPERIENCE MOVIE (未公開のエクスペリエンス・ムービー)」には、アップテンポな楽曲「審美眼ブギ」や「LOVE IS ZOOPHILIA」などのポップな楽曲が並ぶ一方で、8分近くにも及ぶバラード超大作を3つも収録。このアルバムの目玉は、ライブの定番曲「SUCK OF LIFE」。2016年のイエモン復活ライブでももちろんプレイされました。
1stアルバム
THE YELLOW MONKEY(ザ・イエローモンキー)の1stアルバムは、「THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)」。メジャーデビュー1枚目のアルバムでありながら、バンドの根幹にある音楽性と世界観がすでに確立されており、ポテンシャルの高さに圧倒される名盤。私のお気に入りは「Chelsea Girl」。デビューシングルの「Romantist Taste」や、ファンからの絶大な支持を得るバラード名曲「真珠色の革命時代」など、2016年の今なお色褪せることのない作品がきらきらとした輝きを放っています。
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