2015年4月16日木曜日

XPERIA Z3は騒音98%低減のノイズキャンセリングで選ぶ



XPERIA Z3はデジタルノイズキャンセリング機能も目玉の一つ。4千円から買える対応イヤホンを用意するだけで、周囲の騒音を最大98%低減できる機能です。音楽を静かな環境で聴くことができるので、小さなボリュームで高音質の音楽再生を楽しむことができます。デジタルノイズキャンセリングの効果、使うべき理由、メリットなどをご紹介します。

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周囲の騒音を98%カット。ソニーのデジタルノイズキャンセリング

デジタルノイズキャンセリングは、周囲の騒音を最大98%低減してくれる機能です。ノイズ(騒音)をキャンセリング(解消)してくれるので、ノイズキャンセリングと名付けられています。XPERIA Z3にノイズキャンセリグ対応イヤホンを挿して、機能をオンにすれば、スゥーッと騒音が消え去る不思議な体験をすぐに味わうことができるのです。

音質とは違って、誰もがその効果をわかりやすく実感できます。人によっては192kbpsと320kbpsの音質の違いを聴き分けることが困難な方もいるでしょう。聴き分けることが出来たとしても、その差はわずかに感じられる程度のものかもしれません。「高音質の新技術に対応!」といったアピールには惹かれない、という人もいるはずです。

一方のデジタルノイズキャンセリングですが、オン・オフ状態を比較すれば、圧倒的な静けさをハッキリ体感することができます。「騒音が無くなる」と言えば、まるで魔法(もしくはオカルト)のように感じられるかもしれません。ノイズキャンセリングを体験したことのない人にとっては、にわかには信じがたい機能だとも思います。しかしその効果には、根拠があります。ヘッドホン・イヤホンに内蔵されたマイクで拾った騒音をデジタル化。その騒音を打ち消す効果のある逆位相の音を発生させることで、プラスマイナスゼロの状態、つまり騒音のない状態へと働きかけるのです。

対応イヤホン・ヘッドホンを挿すだけ。すぐにノイズ低減の効果を実感できる


よくわかる、デジタルノイズキャンセリングの仕組み

XPERIA Z3はデジタルノイズキャンセリング搭載。対応イヤホン、ヘッドホンを用意するだけで、機能を使うことができます。私がイチオシするMDR-NWNC33なら約4,180円という低価格で購入できます。イヤホン・ヘッドホンを挿すだけでノイズキャンセリングが自動ON。静かな環境で音楽を聴くことができます。
イヤホン・ヘッドホンには集音マイクが内蔵されており、周囲の騒音を拾います。その騒音をデジタル化。騒音を打ち消すキャンセリング信号(逆位相の音)を生成。正反対の音を騒音にぶつけることで騒音を打ち消す仕組みです。






■ノイズキャンセリング機能についてよくわからない、という方はこちらで解決してください
デジタルノイズキャンセリングの疑問を解決。4極と5極ブラグの違い


音楽だけじゃない。ノイズキャンセリングは動画再生でも活躍する

デジタルノイズキャンセリングは、音楽再生のためだけの機能ではありません。機能をオンにしているかぎり、常に効果が働きます。YouTubeで動画を見たり、映画を見たり、XPERIA Z3で撮影した4K動画を再生したり…そんなときでもノイズキャンセリングが大活躍。静かな環境で、音と映像に集中できます。アプリでゲームをしたり、動画・音楽の編集作業をしたい時でも、周囲の騒音を98%カットするXPERIA Z3のノイズキャンセリングが効果を発揮します。

何も操作していない時でも、ノイズキャンセリング効果は働きます。電車内で耳栓代わりにイヤホンを挿している方は、ノイズキャンセリング機能によってさらなる静寂を手に入れることができます。ブラウジング(ウェブページ閲覧)をしている時など、音を再生していない状態であってもノイズキャンセリング機能をオンにしておけば、周囲の騒音を低減してくれるので、作業により集中できます。

■MDR-NWNC33をイチオシする理由をくわしく書いています
ノイズキャンセリングイヤホンMDR-NWNC33をおすすめする理由5つ

音楽・動画を再生していない時でも、ノイズキャンセリングの効果は得られる


約10年の歴史。航空会社も採用するソニーのデジタルノイズキャンセリング

2006年頃には、ソニー・ウォークマンにデジタルノイズキャンセリング機能が搭載されていたはずです。以来、「ウォークマンといえばノイズキャンセル」といえるほどの定番機能になりました。私もノイズキャンセリング登場時におおきな衝撃を受け、その効果に魅了されました。騒音が消える/元通りになる、というハッキリした2つの違いを示してくれる機能です。聴き比べるまでもなく、明らかな違いを実感できるのです。ウォークマンに搭載されてから約10年。愛され続けてきたデジタルノイズキャンセリング機能によって、XPERIAの音楽再生はよりいっそう魅力的なものへと磨かれています。

ANA(全日本空輸)では、2008年にソニー製デジタルノイズキャンセリング・ヘッドホンMDR-NC500Dを世界初導入。ファーストクラスで提供され、機内免税品販売での取り扱いも開始されました。ノイズキャンセリングをデジタル化したのは、ソニーが世界初です。

ソニーのデジタルノイズキャンセリングヘッドホンは、ANAファーストクラスで導入実績あり
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おすすめの対応イヤホンは、約4,000円で買えるMDR-NWNC33

XPERIA Z3の目玉機能といえば、ハイレゾ音源の再生。CDが持つ情報量を圧倒するハイレゾならば高音質で音楽を再生できるのですが、対応するヘッドホンは最低でも1万円以上と高価です。
一方のノイズキャンセリング対応イヤホンMDR-NWNC33は、約4,180円で手に入れることが出来るのです。この価格で買えるイヤホンとしては音質も良く、ノイズキャンセリング効果を手軽に試してみたい方の入門アイテムとしては最適な製品だと思います。

■MDR-NWNC33をイチオシする理由をくわしく書いています
ノイズキャンセリングイヤホンMDR-NWNC33をおすすめする理由5つ

■イヤーピースを失くしたらどれを買えば良いのか?などの疑問にお答えします
デジタルノイズキャンセリングの疑問を解決。4極と5極ブラグの違い


高い遮音性、圧倒的な静けさ。

カナル型イヤホンなので遮音性も高く、隙間なく耳を塞いで栓のようにも機能します。MDR-NWNC33を耳に挿しているだけでも静けさを感じることができる上、ノイズキャンセリング機能をオンにすれば周囲の騒音がスゥッと消え去り、圧倒的な静けさで音楽や動画を楽しむことができます。

XPERIA Z3、Z3 Compact、Z2、ZL2などで使えるソニー純正ノイズキャンセリング対応イヤホン
MDR-NC31EM、MDR-NC31、MDR-NC033、MDR-NWNC33、MDR-NWN33S

MDR-NWNC33は選べる5色。約4,180円で買えるノイズキャンセリング対応イヤホン


ノイズキャンセリング対応イヤホンは耳栓の代わりになるか?

耳栓の代わりになるほどの遮音性はありません。そもそもの構造が違うので、遮音性の高い耳栓と同じ効果を期待してはいけません。耳栓は耳の中を隙間なく埋めることで遮音します。ノイズキャンセリングは、騒音に対して逆位相の音をぶつけて打ち消す仕組みです。耳栓は「耳を完璧に塞いで聞こえなくする」、ノイキャンは「騒音を無くそうとする」発想です。

ノイズキャンセリングイヤホンは必然的にカナル(耳栓)型になるので、それなりの遮音性をもっています。イヤーピース(先端の丸いパーツ)が耳に浅く入り込むので、それだけでも一定の騒音はシャットアウトされます。しかし、遮音を目的とした本来の耳栓とは比べるべくもありません。言うなればスマホカメラに対しての一眼レフのようなもので、遮音性を追求するならば本格的な耳栓(フルサイズ一眼レフのような存在)を使用しなければなりません。デジタルノイズキャンセリングは、静かな環境で音楽や動画を楽しむことを目的としています。耳栓の代替となるほどの遮音性は期待せず、あくまでも騒音を低減する機能であることを理解する必要があると考えます。


遮音性の高い耳栓をお探しなら、3M、モルデックスがおすすめ

私は睡眠時に耳栓を使用しているので、両者に大きな違いがあることを実感しています。また、目的が異なるので、比較したり、耳栓レベルの遮音性を期待することも筋違いだと思っています。遮音性の高い耳栓をお探しであれば、3Mのネクスケア、モルデックス・カモ・プラグ(CAMO PLUGS)をおすすめします。両者ともに抜群の遮音性を誇ります。3Mはご存じ世界的な化学製品メーカー。モルデックスのカモは米軍採用の実績を持つ耳栓です。

2つとも実際に愛用しているものなので、自信をもっておすすめできます。モルデックスのカモはやや大きめなので、人によっては痛いと感じる場合があります。一般的にはネクスケアをおすすめします。サイレンシアも評判の高い製品ですが、私は使用経験がないため、見解を述べることはできません。安眠、仕事・勉強に集中されたい方には、3Mのネクスケアをおすすめします。モルデックス・カモよりも柔らかめの素材で耳にやさしく、丸めた耳栓はゆっくり時間をかけて膨らむので、耳に詰める時に焦らずとも奥までしっかり挿し込むことができます。遮音性を示す数値はNRR29。米軍採用のモルデックス・カモ(NRR33)には数字で劣るものの、室内・日常使用であればまず不満のないレベルの高い遮音性です。

(左)万人におすすめできる3Mのネクスケア1100 (右)やや大きめなので使用者を選ぶ、モルデックス・カモ


ハイレゾよりも安くて手軽。ノイズキャンセリングはイチオシ機能

さまざまな目玉機能が詰め込まれたXPERIA Z3ですが、日常的に活躍し、重宝するのはデジタルノイズキャンセリング機能だと考えます。私はXPERIA Z3とほぼ同等機能を持つXPERIA ZL2を使用していますが、音楽を毎日聴くのでデジタルノイズキャンセリングは必須です。ウォークマンでお世話になった機能が、XPERIAでも大活躍しています。
ノイズキャンセリング対応イヤホンは付属品として同梱されませんが、約4,000円から購入することができます。ハイレゾのように最低でも1万円以上する高価なヘッドホンを用意する必要はありません。

■ハイレゾ対応ヘッドホンは安いものでも1万円以上と高価です
XPERIA Z3はCDを超える高音質ハイレゾ再生で選ぶ

高音質なハイレゾよりも、手軽なデジタルノイズキャンセリング機能で圧倒的静寂を手に入れる


XPERIA Z3は、デジタルノイズキャンセリング機能で選んでほしい

音質とは違い、ハッキリとした違いが感じられる静寂性を追求した機能ですので、誰もがその効果を実感でき、静けさの中でお気に入りの音楽を楽しむことができます。周囲の騒音を低減することができれば、ボリュームを大きくする必要もなくなるため、耳に優しいこともメリットと考えられます。

ハイレゾや2070万画素カメラのような派手さはありませんが、どんな機能よりも日常的に使うことができ、その恩恵を感じることができるデジタルノイズキャンセリング機能。XPERIA Z3、XPERIA Z3 Compactなどに標準搭載されています。XPERIA Z3、XPERIA Z3 Compactの購入を迷われている方は、ノイズキャンセリングによる静寂性で選んでみるのも良いと思います。

MDR-NWNC33 購入レビュー 画像たっぷりで紹介しています
MDR-NWNC33は騒音98%減のノイキャン効果でXPERIAと相性最高

MDR-EX31BN 購入レビュー: ワイヤレス(無線)&ノイズキャンセリング対応イヤホンのおすすめです
ソニーMDR-EX31BNレビュー。騒音98%カットの快適ワイヤレスイヤホン
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SONY ノイズキャンセリング対応イヤホン
MDR-NWNC33
騒音を最大98%カットするノイズキャンセリング対応イヤホン。有線タイプなら手軽に買えるコレがおすすめ。価格と高音質のバランスが良く、私も愛用しています。約4,180円
【騒音98%カット】ソニーMDR-NWNC33 ノイズキャンセリング対応イヤホン

SONY ノイズキャンセリング対応ワイヤレスイヤホン
MDR-EX31BN
ノイズキャンセリング機能で騒音を最大98%カットできます。かざすだけ接続のNFC対応。連続9時間の長時間再生。音質評価も上々です。約7,646円
【ノイキャン対応】ソニーMDR-EX31BN ワイヤレスイヤホン