スウェーデン出身のロックバンド・HARDCORE SUPERSTAR(ハードコア・スーパースター)のおすすめ代表曲をご紹介します。ワルそうなバンド名にピンと来た方は必見。ワイルドな歌声、ストレートなロックンロールを聴かせてくれるハードコア・スーパースターの定番・人気曲をYouTube動画でご覧ください。
■この記事で紹介した全ての音源を聴けるYouTubeプレイリストを作成しました。
YouTube:Hardcore Superstar(ハードコア・スーパースター)人気曲おすすめ
We Don't Celebrate Sundays
おもわず叫びたくなるキャッチーなサビ、荒々しくも哀愁を漂わせるヨッケ・ベルグの特異なボーカル。骨太なロックンロールをノリの良いメロディに乗せて届けてくれるHardcore Superstar。
その音楽性が炸裂する「We Don't Celebrate Sundays」も人気・代表曲のひとつです。4thアルバム「ハードコア・スーパースター」に収録され、最強のセルフタイトルアルバムを“向かうところ敵なしの名盤”へと押し上げているように思います。このアルバムはスウェーデン国内でも高く評価され、2005年の“Album of the Year”として数多く取り上げられました。
Kick On The Upper Class
ハードコア・スーパースターの最高傑作とも評される4thアルバム「Hardcore Superstar」の一曲目に収録された「Kick On The Upper Class」。
セルフタイトル作品の一発目を飾るにふさわしい、ド派手でヘヴィなロックンロール・ナンバーです。この曲を聴くだけで、Jocke Berg(ヨッケ・ベルグ)のワイルドなボーカルに触れることができ、ハードコアスーパースターの音楽性を知ることができる名作。荒削りなリハーサル・テイクもおすすめです。バンドは1997年にスウェーデンのヨーテボリで結成され、2005年発表のセルフタイトル「Hardcore Superstar」で大ブレークを果たしました。
Bag On Your Head
疾走感のあるメロディとワルそうなギターリフ、吐き捨てるように歌うヨッケ・ベルグの刺々しいボーカルが気持ちいい「Bag On Your Head」。
イントロから期待感を煽りまくりのこの曲は大ヒットアルバム「Hardcore Superstar」に収録され、「Kick On The Upper Class」(1曲目)で爆発させたインパクトをさらに加速させています。とことんヘヴィでありながら口ずさみたくなるほどキャッチーな2つのロック・ナンバーに支えられ、4thアルバム「ハードコア・スーパースター」(2005年)はスウェーデンチャートで1位を獲得。日本のロックファンからも熱い支持を得て、2006年にはLOUD PARK 06出演をふくむ来日公演を行いました。
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Someone Special
映画のエンディングのように壮大な世界観につつまれた「Someone Special」。
泣けるハードロック・バラード作品です。1998年にスウェーデン国内のみで発表されたインディーズ1stアルバム「It's Only Rock 'n' Roll」に収録。世界デビューアルバムの「Bad Sneakers and a Piña Colada」8曲目にも収録されています。メジャーデビュー前から極上のバラードを作り上げてしまった途轍もない実力の持ち主、Hardcore Superstar。その存在は大御所バンド・MOTORHEAD(モーターヘッド)のミッキー・ディーにも知れ渡り、彼らのオープニングアクト(前座)として北欧ツアーを共にすることとなりました。
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No Regrets
2003年発売・3rdアルバムのタイトル曲。
ヘヴィで暑苦しい作品が多いハードコア・スーパースターですが、軽いノリでポップに歌いあげる「No Regrets」の爽やかさはとっても新鮮でインパクト大。パンキッシュなこの曲に象徴されるように、アルバム「No Regrets」は聴きやすい一枚に仕上がっています。日本盤にはボーナストラックとしてThe Who(ザ・フー)の「Who Are You?」カバーが収録されています。
One More Minute
2012年発表のシングル「One More Minute」。
2013年にリリースされた8thアルバム「C'mon Take on Me」3曲目に収録されました。バンド感がたっぷり漂うサビのバックコーラスが格好良い、キャッチーな作品です。
Above The Law
2013年にリリースされた「Above The Law」。
代表作の4thアルバム「Hardcore Superstar」で聴かれた荒々しさは鳴りを潜めていますが、聴きやすさには磨きがかかっています。爽やかさの中にも反骨心が見え隠れする作品。この曲も「One More Minute」同様、8thアルバム「C'mon Take on Me」に収録されました。
Right Here, Right Now
極上のロックバラード「Someone Special」にも通じる感動大作「Right Here, Right Now」。
キャッチーなサビは、Motley Crue(モトリー・クルー)の名曲「Time For Change」にも似たスケールの大きさとさわやかな感動を与えてくれます。
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My Good Reputation
打って変わって痛快なロックナンバー。陽気でポジティブなサウンドを聴かせてくれます。
「Kick On The Upper Class」のような荒々しいロックンロールも魅力的ですが、カラダでリズムを刻みたくなるほどノリの良い「My Good Reputation」のような作品もハードコア・スーパースターの魅力と人気を支えています。タイトルは“俺の良い評判”を意味しています。
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Have You Been Around
パンキッシュな曲調もさることながら、ミュージックビデオの作りから受けるイメージからも疾走感がビンビン伝わってくる「Have You Been Around」。
スポーツタイプの軽自動車CMで使われていそうな映像作品だと勝手にイメージしています。2000年にリリースされたメジャー1stアルバム「Bad Sneakers and a Piña Colada」4曲目に収録。
Soul Of Sweetness
アルバムタイトル曲の「No Regrets」同様、こちらもパンクテイストが感じられる爽やかな作品。
ハードロックを期待していると「No Regrets」や「Soul Of Sweetness」にはやや物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、こってりしたハードロックナンバーがズラリと並ぶハードコア・スーパースターの作品にあって、変化球のようなパンクロックも多面性や意外性、ハードロックだけに縛られない可能性の高さを感じさせるために重要な役割を果たしていると思います。
Don't You Ever Leave Me
フィンランドのロックバンド・Hanoi Rocks(ハノイ・ロックス)の名バラード「Don't You Ever Leave Me」のカバー。
1stアルバム「Bad Sneakers and a Pina Colada」の日本盤ボーナストラックとして14曲目に収録されています。ハノイ・ロックスの原曲「Don't You Ever Leave Me」もおすすめ。日本のロックバンド・ZIGGY(ジギー)もライブでカバーを披露しています(⇒Don't You Ever Leave Me)。Hardcore SuperstarとZIGGY、忠実に再現された彼らのカバーからはハノイ・ロックスに対するリスペクトがひしひしと感じられます。
Punk Rock Song
極上のバラード「Someone Special」とともにインディーズ1stアルバムに収録された「Punk Rock Song」。
文字通りのパンクロック・テイストが充満するノリの良いナンバー。疾走感に満ちたメロディの中に、切なさや哀愁がただよう印象的なサビが盛り込まれたHardcore Superstarらしさ全開の一曲です。メジャーデビュー前から完成度の高い作品を次々とリリースしてきた彼ら。ハードロックシーンにおけるハードコア・スーパースターの成功はもはや必然のものだったと言えるでしょう。
Not Dancing, Wanna Know Why?
2ndアルバム「Thank You (For Letting Us Be Ourselves)」2曲目に収録された「Not Dancing, Wanna Know Why?」。
挑発的なタイトル同様、荒っぽくて生意気なボーカルとメロディ。これぞロックンロールと言わんばかりの、人を寄せ付けない尖った雰囲気がたまりません。約3分という短さも聴きやすさと好評の秘密ではないでしょうか。
Liberation
“解放”を意味する「Liberation」。
訴えかけるようなヨッケ・ベルグの歌声が胸に突き刺さります。Hanoi Rocks(ハノイ・ロックス)の影響も見られるハードコア・スーパースターですが、この曲「Liberation」でも北欧の先輩バンドであるハノイ・ロックスが得意とする哀愁のメロディを感じることができます。
Still I'm Glad
こちらも「Liberation」と同じく哀愁に満ちた作品、「Still I'm Glad」。
3rdアルバム「No Regrets」6曲目に収録されました。パンキッシュな4曲目「Soul Of Sweetness」、軽快なノリの5曲目「Honey Tongue」に続いて、聴かせるロックンロール・ナンバーの「Still I'm Glad」を6曲目に持ってくるアルバムの構成も素晴らしいと思います。
She's Offbeat
ハードコア・スーパースターの代表的なアルバム「Hardcore Superstar」4曲目を飾る「She's Offbeat」。
演奏もボーカルも思い切りワルくてヘヴィなのに、コーラスの「Ooh-ooh-ooh-oh!」がポップで爽やか、広がりを感じさせる不思議な作品です。2005年発表の4thアルバム「Hardcore Superstar」はとにかくキャッチーで痛快なロックナンバーがずらりと並ぶグレイテストヒッツ的名盤。ハードコア・スーパースターをこれから聴く方に最初の1枚としておすすめしたい作品です。
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ハードコア・スーパースター
Hardcore Superstar
入門としても最適な、ハードコア・スーパースターのセルフタイトルアルバム。「Kick On The Upper Class」や「Bag On Your Head」などのヘヴィでキャッチーなロックンロールが盛りだくさんの1枚。
ハードコア・スーパースター
Party Ain't Over 'til We Say So
2011年発売のベストアルバム。各年代のヒット曲がバランスよく収められています。人気曲「Kick On The Upper Class」が未収録なのは残念。購入前に収録タイトルをご確認ください。
特集
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