東芝EXCERIA 64GBは信頼できる95MB/s超高速microSD

東芝 EXCERIA（エクセリア） microSDXCカード64GBを購入しました。

東芝製microSDとしては最高速となる転送スピード。UHS-Iクラス3対応・4K動画の記録保存に適したEXCERIAマイクロSDカード64GBの特徴・メリット・使うべき理由をわかりやすく解説します。

東芝EXCERIA｜マイクロSDカード全種類＆選び方をアドバイス

東芝EXCERIAは、超高速メモリーカード

EXCERIAは、東芝の中でも特にハイスピードなメモリーカード製品に与えられるブランド名です。私が購入したEXCERIA microSDXCカード64GBは、東芝製microSDカードの中で最高速の転送スピードを誇る製品。容量64GBは、シリーズ最大容量。マイクロSDカードだけでなく、SDカードにもEXCERIAブランドおよびEXCERIA PROブランドが存在します。

2016年春に東芝製マイクロSDカードの商品ラインナップが刷新され、最上位モデルは「EXCRIA PRO」となりました。EXCERIA PROマイクロSDカードも購入してレビューしていますので、東芝の本気！EXCERIA PROは最大270MB/sの超高速microSDカードをご覧ください。

東芝 EXCERIA マイクロSDXCカード64GBのパッケージ

95MB/秒のハイスピード。 UHS-I クラス3

EXCERIA（エクセリア）microSDXCカード64GBは、読み出し95MB/秒・書き込み60MB/秒。いずれも東芝製microSDカードの中で最高速。「転送速度が最も速いTOSHIBA製マイクロSDカードが欲しい！」という方は、EXCERIAブランドのmicroSDカードを購入してください。ハイスピードを実感できます。UHS-Iクラス3なので、転送速度30MB/秒が最低保証されています（UHSクラス3対応機器で使用した場合）。

読み出し95MB/秒・書き込み60MB/秒・UHSクラス3

JAPAN（日本製）の安心感

私が購入したEXCERIA microSDXCカード64GBは、日本製（東芝・四日市工場）です。日本製は64GBのみ。32GB・16GBは台湾製（TAIWAN）となっています。

EXCERIA 64GB 日本製（JAPAN）
EXCERIA 32GB 台湾製（TAIWAN）
EXCERIA 16GB 台湾製（TAIWAN）

東芝 4K対応
EXCERIA 64GB
東芝の超高速メモリーカード・EXCERIA。読み出し95MB/秒・書き込み60MB/秒・UHSクラス3。日本製64GB。東芝 EXCERIA 64GB MUH-B064G microSDXC

日本製であることを示す、JAPANの文字

公称値通りのハイスピードに大満足

USB 3.0接続のパソコンでベンチマークテスト。転送スピードを検証しました。結果は、読み出し速度93MB/秒。書き込み60MB/秒。書き込み速度は公称値とピッタリ一致。読み出し速度も公称値95MB/秒とほとんど同じ。東芝製microSDカードの真面目な仕事ぶりに感動しました。USB 3.0対応のカードリーダーはトランセンドTS-RDF5Kを使用しています。USB3.0 SDカードリーダーはTranscend TS-RDF5Kがおすすめ

読み出し93MB/秒・書き込み60MB/秒（USB 3.0接続）

他社SDアダプターでも超高速

東芝EXCERIA マイクロSDカード64GBには、SD変換アダプターが付属しません。そこで有名3社のSD変換アダプターを用意し、ベンチマークテストを行いました。結果は3社いずれも公称値通りのハイスピードを計測。書き込み速度は60MB/秒で一致。読み出し速度も90MB/秒以上をたたき出しています。ここでも東芝製マイクロSDカードの真面目っぷり、MADE IN JAPAN（日本製）のプライドがひしひしと感じられる結果を得ることができました。

（左から）サンディスク、ソニー、トランセンドのSD変換アダプターを介した結果

他社SD変換アダプターを介してもハイスピード

スマートフォンでも超高速

スマホ（XPERIA ZL2）に挿した状態でベンチマークテスト。結果は読み出し速度42MB/秒。書き込み速度28MB/秒。このテスト結果は、ソニーSR-64UXA（ソニー最高速マイクロSDカード）とほぼ同等の数値です。ちなみに今回購入したマイクロSDカードはUHS-Iクラス3対応ですが、XPERIAはUHS-Iクラス1までしか対応していないため、UHS-Iクラス3本来の性能（転送速度30MB/秒を最低保証）を発揮できるわけではありません。

スマホでのベンチマークテスト結果
※いずれも64GBモデル

東芝EXCERIA：
読み出し42MB/秒・書き込み28MB/秒
ソニー SR-64UXA：
読み出し41MB/秒・書き込み26MB/秒
サンディスクExtreme PRO：
読み出し42MB/秒・書き込み40MB/秒

読み出し42MB/秒・書き込み28MB/秒

スマホでもハイスピードを実感、東芝EXCERIA

注意点① EXCERIA（黒）は超高速。EXCERIA（白×赤）は普及モデル

東芝EXCERIAには、2つの本体色があります。黒一色（ブラック）のEXCERIAが超高速。白×赤のEXCERIAが普及モデル（読み出し48MB/秒）です。超高速（読み出し95MB/秒・書き込み60MB/秒・UHSクラス3）のEXCERIAが欲しければ、カード本体色が黒のEXCERIAマイクロSDカードを選んでください。下記リンクの製品が、私の購入したハイスピードなEXCERIAマイクロSDカード64GBです。

東芝 4K対応
EXCERIA 64GB
東芝の超高速メモリーカード・EXCERIA。読み出し95MB/秒・書き込み60MB/秒・UHSクラス3。日本製64GB。東芝 EXCERIA 64GB MUH-B064G microSDXC

東芝は最近になって、本体色・白×赤のEXCERIAマイクロSDカードを発売しました。容量は64GB・32GB・16GB・8GBの4種類。日本国外では128GBもラインナップされています。転送速度は読み出し48MB/秒・UHSクラス1となっており、ハイスピードと呼べる製品ではありません。普及モデルの位置づけです。

新製品のEXCERIA（普及モデル）は読み出し48MB/秒・UHSクラス1

EXCERIA（超高速モデル）は読み出し95MB/秒・UHSクラス3。32GB・16GBの2種（64GBは廃止）

従来の本体色黒のEXCERIAは64GBが廃止となり、32GBと16GBの2種のみ展開されています（2015年12月現在）。読み出し95MB/秒・書き込み60MB/秒・UHSクラス3対応。SD変換アダプター・ADP-HS01が付属しています。東芝では、専用のSD変換アダプター（付属品）の使用を推奨しています。
日本国外では64GB（台湾製）がラインナップされている様子。私が今回購入したのは日本製（JAPAN）の64GBです。

注意点② SD変換アダプターが付属しない

私が今回購入したEXCERIA マイクロSDカード64GBには、SD変換アダプターが付属しません。2015年に刷新されたEXCERIAシリーズにはSD変換アダプターが標準装備されていますが、私の購入した64GBはリニューアル前の製品につきSD変換アダプターが付属しませんでした。

「SDカード」代わりに使うならSD変換アダプターを別途用意する必要があります。すでにSD変換アダプターをお持ちであれば問題ありません。東芝は他社製SD変換アダプターの使用を推奨してはいませんが使用することは可能です。SD変換アダプターがなければ、カードリーダーのSDスロットを使うことが出来ません。microSDスロットを備えたカードリーダーならば問題ありませんが、SDカードスロットしか備えていないカードリーダーには挿し込めない点に注意が必要です。

今回購入した64GBモデルには、SD変換アダプターが付属しない

まとめ。東芝のハイスピードな日本製64GBが欲しければオススメできる製品です

今回購入した東芝EXCERIAマイクロSDカード64GBの特徴・メリットは下記の通り。

・信頼の東芝製
（NAND型フラッシュメモリのパイオニア。世界シェア2位）
・ハイスピード
（読み出し95MB/秒・書き込み60MB/秒）
・UHS-Iクラス3
（対応機器で使用した場合に30MB/秒を最低保証）
・日本製
・公称値通りの転送速度を計測できた
・スマホに挿した状態でもハイスピード

デメリットはSD変換アダプターが付属しないこと、くらいだと思います。手元にSD変換アダプターをお持ちでない方、SDカードとしての使用を想定されている方は、別途用意する必要があります。世界最高速のマイクロSD・SanDisk Extreme PROも手頃な価格に落ち着きつつあるため、転送速度だけで考えればSanDiskに軍配があがるかもしれません。あえて東芝EXCERIAマイクロSDカードを選ぶ理由は、半導体・ストレージ・メモリ製品の分野を牽引する日本企業・東芝製であること、日本で作られた製品であることがポイントだと感じました。

サンディスク Extreme PRO
64GB microSDXCカード
読み出し95MB/秒・書き込み90MB/秒。UHS-Iクラス3の爆速ハイスピード。信頼と実績のサンディスク製64GB。SanDisk Extreme PRO 64GB

頑張れ、東芝！

利益水増し問題で苦境に立たされている東芝ですが、私は東芝製品を応援します。夏にパソコンを買い替えた際、SSDは東芝製を選択しました。業界をリードする日本企業として、積み重ねてきた技術・信頼・ブランド力が決め手です。そして現在、アメリカのみ発売の東芝Chromebook 2（13.3インチ・フルHD・4GB）をAmazon.comにて注文済みで、米国からの到着待ちです。さまざまな選択肢が用意されたクロームブックの中であえて東芝を選んだのも、応援と復活への期待を込めたからです。許可が下りるならば、芝浦1-1-1で「東芝最高！」と絶叫したい。それくらい、いま私は東芝製品を応援しています。東芝Chromebook2 CB35-B3340購入理由と使った感想レビュー

則夫には工夫が無く、厚聡の要求は厳しく、久雄の圧は強すぎたのかもしれない。けれど東芝の社員や技術者の方々に罪はないと思っています。EXCERIAの転送速度もいたって真面目でした。公称値の書き込み60MB/秒を上回ることもなければ、下回ることもない。「これぞ日本の仕事」と誇りたくなるほどの真面目っぷりに感動。東芝を応援したい気持ちでいっぱいです。業界大手のサンディスクがウエスタン・デジタルに買収されるなど混迷を極めるメモリ業界ですが、このブログでは東芝の復活を期すると共に、個人的にも東芝製品を積極的に選んでいきたいと思っています。頑張れ東芝！応援しています。

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