2016年7月7日木曜日

SBC28は買うべきか?弱点もふまえてアドバイス


「スタイルクリアカバー SBC28」の使用感を徹底レビュー。弱点や短所もふまえて「買うべきか?」をアドバイス

XPERIA X Performanceで使う、「スタイルクリアカバー SBC28」の購入を検討中の方へ。

実際にSBC28を使ってみて分かったメリット・弱点などの感想をまじえつつ、「SBC28は買うべきか?」についてのアドバイスをさせていただきます。

ソニー純正品ならではの使い心地。私は「買ってよかった」と大満足しています。





スタイルクリアカバー SBC28の「購入動機」



まずは購入動機についてですが、XPERIA X Performanceの背面パネルを「手垢」や「指紋汚れ」から守りたい、というのが主目的でした。以前使用していたXPERIA ZL2で悩まされていたトラブルが、「背面パネルの隙間に汚れがたまりやすい」というもの。XPERIA X Performanceになってもそれは同じで、背面パネルとサイドフレームの間には結構な大きさの溝があり、ここに汚れがたまりやすい構造となっています。XPERIA ZL2はカバーもケースも付けない「裸運用」だったのですが、背面パネルに汚れが溜まるたびに清掃する手間があり、なかなかのストレスでした。

今回、XPERIA X Performance購入と同時に「スタイルクリアカバー SBC28」を購入してみたわけですが、結果として「背面パネルの隙間を汚れから守る」という目的はバッチリ果たされています。手が多少汚れていても気にせずXPERIA X Performanceに触れることができるため、ポテトチップスだろうがフライドチキンだろうが、ガンガン食い散らかしつつ端末を操作できる快感を噛み締めています。カバーで保護されていることにより、「手の汚れを気にせず触れる」というメリット、「背面パネルを清掃する手間が省ける」という利点を得ることができます。



「透明」であることが重要だった



XPERIA X Performanceは、「バックパネルがメタル素材」という外観的な特徴を持っています。せっかくならばメタルが醸す美しさをそのまま楽しみたい、と考えるのは当然のことです。以前使用していたXPERIA ZL2も、購入時から一貫して「裸運用」を続けていました。美しくデザインされたバックパネルは、スマートフォンの“顔”とも言うべき重要部分。隠してしまうのはもったい無い。だけど手垢やゴミがたまりやすいスキマ部分を守るためのケースは欲しい。相反する2つの要求に応えてくれるのが、「スタイルクリアカバー SBC28」の存在でした。

透明なので、XPERIA X Performanceの美しいデザインをそのまま楽しむことができます。悩み抜いて選んだお気に入りのカラーも、隠れることはありません。特に「ライムゴールド」や「ローズゴールド」といった特徴的なカラーを選択された方には、そのままのカラーとデザインを楽しんでほしいなと思います。私も「SBC28」が装着されたXPERIA X Performanceを眺めつつ、「美しい色味だなあ」「ヘアライン加工が描き出す繊細なイメージがたまらない」、「グラファイトブラックという名前からして最高!」といった具合に、購入から1週間経過した今なお、その美しさに惚れこんでいます。バックパネルのデザインとカラーをそのまま楽しめる「スタイルクリアカバー SBC28」、買って正解だったと感じています。



犠牲となる、「ボタンの押し心地」



「スタイルクリアカバー SBC28」は、XPERIA X Performanceの音量ボタンとシャッターボタンを覆います。「薄型TPU」を使用したカバーとは言え、「0.8mm」はそれなりに肉厚でしっかりしています。「やわらかさ」を謳った商品とはいえ、それなりにコシのある素材です。当然ながら、カバーをつけない状態と比較して、「快適なボタンの押し心地」は犠牲となります。

カバーをつけない素の状態であれば、シャッターボタンはとてもソフトな押し心地で、「繊細さ」を感じるほどのシャッターフィーリングを実現しています。ところが「SBC28」を装着すると、あたかも水中撮影のための「ハウジング」をつけたように0.8mmのTPU素材でボタンが覆われてしまい、一気に“大味”なシャッターフィーリングへと変わってしまいます。押し心地が多少悪くなるだけで、「半押しがしづらくなる」とか、「ボタンを押し込むのに過度な力を要する」といったことはありません。

SBC28をつけない状態と比べれば、軽快な「ボタンの押し心地」が損なわれることは必至です。私はまったく気になりませんが、撮影に際して気になるようであれば、一時的に「SBC28を取り外す」といった処置をおこなえば良いと思います。かんたんに着脱ができるソフトな素材なので、カバーを取り外す面倒は感じられません。



「切り抜かれた部分」からのゴミ・ほこりの侵入は不可避



カバーを装着することによってXPERIA X Performanceの大部分が「汚れから守られる」わけですが、カバーの切り抜かれた部分は、「手垢汚れ」や「ゴミ・ほこり」の侵入から免(まぬが)れることはできません。電源ボタン、イヤホンジャック、USB端子、カメラレンズ周り、以上の4箇所が切り抜かれています。電源ボタンは指の触れる機会が多いため汚れやすく、レンズ周りはフラッシュにまで及ぶほど大きく切り抜かれているため、汚れやほこりの侵入を許しやすい場所になっています。そしてもちろん、ディスプレイ側からのホコリ侵入は不可避です。ディスプレイから入り込んだホコリやゴミがサイドフレームを経由してバックパネルにまで到達する。カバーの着脱を繰り返すことで、いつのまにか細かなホコリや汚れが目立つ、ということは考えられます。

今のところは、XPERIA X Performance本体に対してピッタリとくっついているSBC28ですが、着脱を繰り返すことでカバーが劣化し、タイトな装着感が失われたときに、果たしてどれほどホコリやゴミの侵入を許してしまうのか?という懸念はあります。NW-Z1070(android搭載ウォークマン)使用時は、シリコンケースを付けていたにもかかわらず、入り込んだ細かなゴミが「研磨材」となってバックパネルに傷をつけるトラブルがあったため、定期的な清掃、あるいはバックパネルに保護フィルムを貼るなどの対策は必要かもしれません。



カバーに付着した「汚れ」や「ほこり」は、それなりに目立つ



XPERIA X Performance本体の汚れを防いでくれる一方で、「スタイルクリアカバー SBC28」そのものは細かなホコリや、指紋汚れが比較的目立ちやすいと感じます。私はグラファイトブラックのXPERIA X Performanceに「SBC28」を装着していますが、汗などの汚れをそのまま放置しておくと、乾いたときに白っぽい汚れが目立ちます。そんなときには、ティッシュでサッと汚れを落とし、クリーニングクロスで綺麗に仕上げています。



「microSD/SIMのフタ」は塞がれる



イヤホンやヘッドホンを接続するための端子穴「オーディオジャック」や、USBケーブルを接続するためのUSBポート周りは、しっかりと余裕をもって切り抜かれているため、問題なくイヤホンやUSBケーブルを装着できます。SBC28を装着したまま卓上ホルダで充電できるように設計されているため、その点も心配ありません。唯一、影響が出る部分は、「microSDカード/SIMカード挿入口」。ここがカバーによって完全に覆われてしまうため、マイクロSDカードやSIMを取り出す際には、いちいちSBC28を取り外さなくてはなりません。



「スタイルクリアカバー SBC28」は、買うべきか?



「SBC28」の“弱点”と考えられる部分をあぶりだしてみましたが、私にとっては弱点や不満に感じるものではなく、むしろ「汚れない」というメリット、「汚れを気にせずXPERIA X Performanceを操作できる」という快適さを実感しています。2,480円という価格は「クリアケース」としては高く、「ソニー純正品」であることを考えれば妥当。

社外品のクリアケースを1,000円台で買うことも可能ですが、「サイズが微妙でブカブカ/タイトすぎる」といった問題や、「覆うべき箇所を覆ってくれず、覆うべきではない部分がふさがれている」といった構造上のトラブルがあると使い物になりません。多少高くても、「SBC28」の計算されたサイズ、デザイン設計、「透明度の高さ」や、手のひらにグリップする「やわらかな素材」といったソニー純正品でしか実現できないポイントを考慮すれば、2,480円という価格も納得できるものだと感じています。



買ってよかった、SBC28



私も「SBC28」を購入する直前は、「うまい棒が248本買える…。いや、消費税を含めれば236本くらいか」などと情けない勘定を繰り返していましたが、XPERIA X Performanceに装着して使い込んでいる今となっては、「買ってよかった」と満足することができています。「スタイルクリアカバー SBC28」の主なメリットは、「XPERIA X Performanceをキズや汚れから守ってくれる」、「バックパネルの美しさをそのまま楽しめる」、「純正品ならではのしっかりとした設計」、「4種類ある純正カバーの中でもっとも安い価格設定」など。

以前使用していたXPERIA ZL2(SOL25)は「裸運用」だったため、バックパネルの隙間に溜まるホコリやゴミに悩まされていました。「スタイルクリアカバー SBC28」を装着したXPERIA X Performance(SOV33)では、汚れのトラブル、清掃の手間がスッキリ解消されました。すでにXPERIA X Performanceを手にされた方も、これから購入予定の方も、“ソニー純正カバー4種のなかで最も安く手に入り、キズや汚れを防いでくれる”スタイルクリアカバー SBC28は、購入を検討すべき「汚れ・キズ防止アイテム」の一つだと思います。

SBC28を使ったらグリップ感アップ!XPERIA X Performanceが持ちやすくなった

「スタイルクリアカバー SBC28」はソニーストアで購入できます。
http://pur.store.sony.jp/xperia-sp/products/acc/SBC28_purchase/

amazonでも購入可能
スタイルクリアカバー SBC28

楽天でも購入できます
SBC28 スタイルクリアカバー



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