2015年3月19日木曜日

アヴィーチー(Avicii)の人気曲おすすめ|4秒でアガるEDMの天才DJ



2011年にスウェーデン出身DJ・Avicii(アヴィーチー)の存在を知ってからは、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)ばかり聴くようになりました。中毒性たっぷりの楽曲は30代以上のオトナをも魅了し、体が自然とリズムを刻む。若者のためだけの音楽ではない、EDMのトップアーティスト・アヴィーチーの魅力をたっぷりお伝えしたいと思います。

サビや聴きどころから再生されるよう時間指定してあります。「どこがサビ?」「どこを聴けば良いのかわからない」という心配はありません。ぜひYouTubeの再生ボタンを押して、新しい音楽の世界に触れてみてください。

特に、30代以上の音楽が好きな方で「最近おもしろい音楽に出会ってないなあ」という方にはアヴィーチーを強くおすすめします。新たなお気に入りの一曲が、あなたのXPERIAやウォークマンに増えることを願っています。

■この記事で紹介した全ての音源を聴けるYouTubeプレイリストを作成しました。
YouTubeAvicii(アヴィーチー)人気曲おすすめ



Avicii(アヴィーチー)の魅力とは?


アヴィーチーは、スウェーデン出身のDJ・音楽プロデューサー。1989年生まれの25歳。EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)は今、世界で最も勢いのある音楽ジャンルのひとつですが、彼もまた年収20億円以上を稼ぎ出し、ハリウッドに15億円の豪邸を持つEDMシーンのヒットメーカーです。

アヴィーチーの作り出す曲には中毒性があり、楽曲ごとに明確なメッセージが込められています。耳触りのよい曲を作るだけなら、容易いことかもしれません。EDMにはそうした曲がたくさん溢れています。ノリの良さ、聴きやすさが特徴とも言える一方で、「飽きやすい」という側面も持ち合わせているEDM。私も「消費される音楽」のような偏見を、EDMに対して抱いていました。また、ハードロックやへヴィメタルの醸す硬派な世界観を好むため、正反対に位置するようなクラブミュージックの類にはまったく理解がありませんでした。

ところが、アヴィーチーの曲には聴けばいつでも気持ちが奮い立ち、闘志に火が付くような強い「芯」が感じられたのです。クラブミュージック特有のアンダーグラウンドな雰囲気は一切無く、壮大で勇ましく、耳に馴染みやすい楽曲ばかりです。希望や信念といったシンプルなキーワードが、強く胸に突き刺さる。それらはハードロックばかり聴いていたEDM初心者の私に対しても親切で、わかりやすく、EDMの世界に没頭させてくれるほどの中毒性を持っていました。

若者はもちろん、オトナでも楽しめる。EDM以外の音楽が好きな人でも一聴してハマれるほどキャッチー。何度でも繰り返して聴いていたくなるほどの中毒性があるのに、けっして聴き飽きることのないクオリティの高さ。参加するゲストボーカルの選定が素晴らしく、彼らの歌声を最大限に活かしたパーフェクトなメロディで伝えたいメッセージをダイレクトに響かせてくれる。そんなアヴィーチーの魅力は、実際に聴いていただければ、すぐに分かると思います。



Avicii(アヴィーチー)



出身国:スウェーデン・ストックホルム
生年月日:1989年9月8日
年収:約14.5億円(2016年のDJ年収ランキング
DJランキング:11位(2016年のDJ人気ランキング

公式サイト:avicii.com 日本公式:universal-music.co.jp/avicii
YouTubeプレイリスト:Avicii(アヴィーチー)人気曲おすすめ
twitter:@Avicii facebook:facebook.com/avicii Instagram:instagram.com/avicii wikipedia:Avicii

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Avicii - Levels




Levels(レヴェルズ)」のヒットによって、Aviciiの名前は世に知れ渡ります。

私はこの曲でAvicii(アヴィーチー)に出会い、EDMにのめり込みました。「Wake Me Up」リリース以前の最大のヒット曲であり、アヴィーチーを語る上で欠かせない名刺代わりの一曲です。耳に突き刺さるようなエレクトロニックなサウンドが繰り返されるだけのシンプルな構成。しかしそこには音楽を通じて経験したことのない強烈な感情、強迫観念のような切迫した気持ちに襲われるほどのインパクトが存在するのです。2011年に発表した「Levels」の大成功を受けて、翌2012年1月にAviciiは100万ドルをFeeding America(食料支援団体)に寄付しています。

ミュージックビデオの作りも面白く、まさに傑作。生気のない表情を浮かべたまま、オフィスで突然踊り始めるサラリーマン。とりつかれたかのように踊り狂い、同僚たちにドン引きされ、警備員のスタンガンを食らい、挙げ句閉鎖病棟へと送られます。しかしそこでも予想を超えた展開が待ち受けています。1秒足りとも目が離せず、画面にくぎ付けになってしまうほどのストーリー性に満ちたミュージックビデオ。「Levels」の成功は、この映像によるところも大きいのだと思います。サラリーマン役の俳優の名前はRichie Greenfield(リッチー・グリーンフィールド)。

エタ・ジェイムズ「Something's Got A Hold On Me」が元ネタとなっている「Oh oh, sometimes I get a good feeling」の印象的なフレーズは、Flo Rida(フロー・ライダー)の「Good Feeling」のイントロでも耳にすることができます。



Avicii vs Nicky Romero - I Could Be The One




「Levels」の主人公はサラリーマンの男性でしたが、「I Could Be The One(アイ・クッド・ビー・ザ・ワン)」のミュージックビデオは太った女性が主人公。

退屈な毎日の繰り返しにウンザリしている女性が自分を解放すべく、美男を漁り、食べたいものを食べ、欲望のままに暴れまわるという衝撃的なストーリーに仕上がっています。ラストにはしっかりとオチも用意されており、見ごたえのある展開。

曲中で繰り返される「I could be the one to set you free(私だけがあなたを自由にできる)」というメッセージは、アッパーな曲調もあいまって、ストレートに心の内へと響いてきます。暗い部屋で落ち込んだ気持ちでいる時、この曲を聴けばきっとそのまま外へ飛び出したくなる。そんな曲だと感じます。この曲はオランダの人気DJ・Nicky Romero(ニッキー・ロメロ)との共作です。

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David Guetta ft. Avicii - Sunshine




デヴィッド・ゲッタ(David Guetta)のアルバム「Nothing But the Beat」に収録された、Aviciiプロデュース参加作品「Sunshine(サンシャイン)」。

緊迫した雰囲気に包まれながらも、きらびやかなアヴィーチー・サウンドを堪能することができます。

90年代のようなギラついた雰囲気に、2010年代のクールでゴージャスなエレクトロニックサウンドが絡み合う、シンプルなのに聞きごたえがある楽曲です。

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Avicii - Wake Me Up




Aviciiの名を世界に轟(とどろ)かせた代表曲「Wake Me Up(ウェイク・ミー・アップ)」。

EDMのみならず、2013年のミュージックシーンを代表する一曲と言ってよいほどのヒットを記録しました。ミュージックビデオのYouTube再生数は11億回以上。リリック・ビデオ(歌詞付き映像)のYouTube再生数は2億5千万回を突破。音楽ストリーミングサービス・Spotify(スポティファイ)で2億回以上プレイされ、同サービス史上最も再生された曲に。ありとあらゆるメディアにおいて記録的ヒットを達成する快挙を成し遂げた、EDMを代表する一曲でもあります。YouTube史上30番目に再生数の多いミュージックビデオです(⇒最も再生されたYouTube動画ランキング 洋楽ミュージックビデオTOP30)。

歌っているのは、ソウルシンガーのAloe Blacc(アロー・ブラック)。この人もまた、「Wake Me Up」のヒットで一躍有名になりました。郷愁を誘うソウルフルな歌声から一転、サビでは一転してアヴィーチーお得意のエレクトリックなサウンドになだれ込む展開がインパクト抜群。世界中の若者を熱狂させる電子音の心地よさに加え、オヤジ世代のハートをも掴むアロー・ブラックの味わい深い歌唱が、マンネリ化していたEDMシーンに一石を投じることとなりました。ミュージックビデオのサビ部分では、EDMフェスの規模のデカさに圧倒されます。Aloe Blacc(アロー・ブラック)のボーカルに聴き惚れた方は、彼の歌声が響き渡るZEDD(ゼッド)の「Candyman」もお聴きください。



Avicii - Hey Brother




「ヘイ、ブラザー」という呼びかけから始まる、メッセージ性の強い楽曲、「Hey Brother(ヘイ・ブラザー)」。

シブくて聴きごたえのある構成なので、他の曲に比べるとやや小難しく感じられるかもしれません。ライブでもあまり聴くことがないので、クラブで盛り上がるための曲というより、部屋でじっくりと耳を傾けて聴きたい一曲だと感じています。ボーカルはDan Tyminski(ダン・タイミンスキー)。

アヴィーチーの楽曲には、サラブレッドの勇猛な走りを連想させるようなメロディが多く、実際に馬が登場するミュージックビデオもよく見られます。「Hey Brother」のMVにおいても、カウボーイが牛の群れを操る姿、馬が大地を駆けるシーンなどが見られ、そうした映像効果が「Hey Brother」という曲の世界観をさらに高めているのだと解釈しています。楽曲イメージに沿った、価値の高いミュージックビデオを提供してくれるところも、アヴィーチーを好きな理由の一つです。Aviciiがプロデューサーとして参加したデヴィッド・ゲッタの「Lovers On The Sun」でもカウボーイの姿が全面的にフィーチャーされており、馬の走りを思わせるメロディは聴きごたえがあります。



Avicii - The Days




アヴィーチー流の「卒業ソング」とでも言うべき爽やかな一曲、「The Days(ザ・デイズ)」。

しみったれた雰囲気は皆無で、明るく前向きで、未来への期待と希望を感じさせてくれる楽曲に仕上がっています。サビで歌われる「These are the days we won't regret(俺たちが過ごした日々を後悔していない)These are the days we'll never forget(こんな日々を忘れるはずがない)」という歌詞は、青春を過ごした中高生、大学生にとって素直に響いてくるメッセージなのではないかと思っています。私も学生時代の卒業シーズンに、こんな素敵な一曲が欲しかった。

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ボーカルはTake That(テイク・ザット)のメンバーとして有名な、Robbie Williams(ロビー・ウィリアムズ)。「The Days」ミュージックビデオに出演している俳優は、ギリシャ出身のビジュアル・アーティスト・INO。

Aviciiの楽曲としては意外なほど爽やか一辺倒で、ミュージックビデオが公開された当初は「アヴィーチーはどこへ行った?」「Avicii=1%、other=99%」などと否定的な見方も目立っていました。私も「良曲だけどフックがない、物足りない」と感じたのが正直なところです。しかし曲のラスト(3:01~)にはAviciiお得意のクライマックスがちゃんと用意されています。このミュージックビデオが最高に残念だと思う点は、ラストの盛り上がり部分が原曲に比べて20秒ほど短縮されているということです。イントロまでに15秒ほど無音の映像が使われており、MVとしての尺を考えた結果でもあると思うのですが、「ここが一番重要だろ!」という部分をしっかり見せてくれないあたりは非常に不親切だと感じました。映像を優先させる本末転倒なやり方は、あまり好きにはなれません。「The Days」ミュージックビデオの映像監督はJesper Eriksson(ジャスパー・エリクソン)。

アヴィーチー
Stories
大ヒットシングル「The Days」「The Nights」「Waiting For Love」、新曲「For a Better Day」「Pure Grinding」収録。2015年
Avicii 「ストーリーズ」



Santana & Wyclef ft. Avicii - Dar um Jeito (We Will Find a Way)




2014年開催のブラジル・ワールドカップ公式アンセム「Dar um Jeito (ダール・ウン・ジェイト)」。

ハイチ出身の大物プロデューサー・Wyclef Jean(ワイクリフ・ジョン)と、世界的ギタリストのCarlos Santana(カルロス・サンタナ)がタッグを組み、人気DJのAvicii(アヴィーチー)、ブラジル出身のシンガー・Alexandre Pires(アレシャンドレ・ピリス)を迎えて作られた豪華でパワフルな作品です。

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Avicii - Lay Me Down




オーディション番組出身の天才シンガー・Adam Lambert(アダム・ランバート)を迎えて作られた楽曲、「Lay Me Down(レイ・ミー・ダウン)」。

フレディ・マーキュリーの後任ボーカルとしてQUEEN(クイーン)のツアーを成功させたアダムの華々しいボーカルと、アヴィーチーのエレクトロニック・サウンドが絡み合う、エネルギーに満ちた美しい作品です。

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Avicii - Waiting For Love




オランダの人気DJ・Martin Garrix (マーティン・ギャリックス)とのコラボ曲「Waiting For Love(ウェイティング・フォー・ラヴ)」。

Ultra Music Festival 2015で披露され話題となりました。

郷愁を誘うボーカルは、Simon Aldred(サイモン・アルドレッド)によるもの。一度聴くだけで耳に残る良曲です。

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Avicii - Dear Boy




アヴィーチー出演の「iTunes Festival 2013」で、ひときわ強い輝きを放っていた曲が「Dear Boy(ディア・ボーイ)」。アヴィーチーの作品の中でも、特に高い人気を誇る楽曲です。

デンマーク出身の女性シンガー・Karen Marie Ørsted(カレン・マリー・オーステッド)の歌声が強いインパクトを放つ「Dear Boy」は、1stフルアルバム「True」の5曲目に収録されました。私も特に大好きな一曲です。Major Lazer(メジャー・レイザー)DJ Snake(DJスネーク)が大ヒットさせた「Lean On」を歌っているのもMØ(Karen Marie Ørsted)。

“トロピカルハウス”と呼ばれるジャンルの代表的DJ・Kygo(カイゴ)によって、Avicii「Dear Boy」はリミックスされています。アヴィーチー好きなら必聴と言える素晴らしいリミックス。ぜひお聴き下さい。

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Avicii(アヴィーチー)のライブ映像おすすめ




Tomorrowland(トゥモローランド)は、世界最大規模のEDMフェスティバルです。

世界のトップDJがベルギーに集結し、年に1回開催。10周年を迎えた2014年には、36万枚のチケットが1時間で完売(販売総数40万枚)。1680万人がストリーミング視聴したとされる、全てが型破りな野外音楽フェスなのです。

大ヒットした「Levels」をひっさげてアヴィーチーが出演した2011年のofficial aftermovie(ライブを振り返る映像)を見れば、フェスの盛り上がりと壮大なスケールを目の当たりにすることが可能。ご紹介する動画では、Avicii「Levels」から「Calling(Lose My Mind)」への素晴らしい“つなぎ”を見ることができます。「Calling(Lose My Mind)」は、Sebastian Ingrosso(セバスチャン・イングロッソ)Alesso(アレッソ)がコラボして作られた、EDMにおける名曲の一つ。

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Avicii - The Nights




2014 FIFAワールドカップ(ブラジル大会)の公式アルバムに収録された楽曲、「The Nights(ザ・ナイツ)」。

サッカーファンなら血が騒ぐ、祭り好きなら思わず体が動き出すノリのよさ。夏と祭りとサッカーが似合う、南米テイストの一曲です。ラテンのお祭り騒ぎを思わせるAvicii「The Nights」の他にも、Santana(サンタナ)やShakira(シャキーラ)、Pitbull(ピットブル)の作品が収録されています(⇒One Love,One Rhythm The Official 2014 Fifa World Cup Album)。

Avicii「The Nights」のミュージックビデオを監督し、出演も果たしているディレクターの名は、Rory Kramer(ローリー・クレイマー)The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)の大ヒット曲「Roses」「Closer」のミュージックビデオ(Rory Kramer version)を手掛けたのも、ローリー・クレイマーです。

ローリークレイマー監督のEDMミュージックビデオ|Rory Kramerの使用カメラ

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Avicii - Fade Into Darkness




美しい歌声に美しいメロディ、儚(はかな)さや切なさを思わせる「Fade Into Darkness(フェイド・イントゥ・ダークネス)」。

アヴィーチーの快進撃を予感させる完成度の高さ。この後に発表された楽曲「Levels」によってAviciiの人気は爆発。2013年リリースの「Wake Me Up」で各国のランキング1位を獲得し、現在の地位を不動のものとしました。

ボーカルのAndreas Moe(アンドレアス・モー)は、アヴィーチーと同じスウェーデンの出身。Hardwell(ハードウェル)の楽曲「Colors」でも、美しく澄んだAndreas Moeのボーカルを堪能することができます。



Avicii(アヴィーチー)の歴史・魅力・凄さを7分の動画で




アヴィーチーを知るには、ユニバーサルミュージックジャパンの公式YouTubeチャンネルにアップされた紹介動画がおすすめ。

6分49秒の映像に、アヴィーチーの魅力が凝縮されており、数々のヒット曲をコンパクトに聴くことができます。ニューヨーク、アムステルダム、ストックホルム…、世界各国で「Levels」に熱狂する若者たちの姿を見ると、自然と心が震えます。アヴィーチーが世界クラスのトップアーティストに上り詰める要因となった「Wake Me Up」のイントロが流れると、新時代の音楽が到来したことを感じることができます。

冒頭でも書かせていただいた通り、私は日頃ガンズやモトリークルー、ピンクフロイドなどのロックを好んで聴いております。クラブミュージックにまったく縁がなく、むしろ軽視すらしていた私をEDMの世界に引きずりこんでくれたのが、アヴィーチーなのです。

大袈裟でもなく、私はアヴィーチーとの出会いを忘れることなく、これから様々な音楽を聴き続ける中で感謝し続けるのだろうと思っています。単に良い曲を提供してくれる良いアーティストという枠組みにとどまらず、音楽感すらも変えてくれたアヴィーチー。
「世界よ、目覚めよ」のコピーが最も似合う、今最もおすすめしたいアーティストの一人です。



Avicii - You Make Me




アヴィーチーと同じスウェーデン出身のシンガー・Salem Al Fakir(セーラム・アル・ファキール)の突き刺さるようなボーカルが気持ち良い「You Make Me(ユー・メイク・ミー)」。

lyric(歌詞)ビデオも印象的な作りです。Salem Al Fakirは「Silhouettes」でもフィーチャーされているほか、Axwell Λ Ingrosso(アクスウェル・イングロッソ)の代表曲「Something New」「On My Way」「Sun Is Shining」でもボーカルを務めています。



Avicii - Bromance(Avicii's Arena Mix)




Tim Berg(ティム・バーグ)名義でリリースされた、アヴィーチー初期の楽曲「Bromance(Avicii's Arena Mix)」。

2010年リリース。Aviciiの基礎とも言えるきらびやかなサウンドが全開。クラブミュージックの心地よい重低音と、聴きやすいメロディは、今となんら変わらない彼の特徴です。

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YouTubeAvicii(アヴィーチー)人気曲おすすめ



伝説のデビューアルバム「TRUE」 (2013)



トゥルー」は、Aviciiの記念すべきデビュー・アルバム。日本ではユニバーサルミュージックジャパンが発売し、「世界よ、目覚めよ」というコピーが添えられました。

このコピー、アヴィーチーという唯一無二のアーティストを表すにはピッタリだと思っています。量産型のつまらないバンドや流行りだけを追い求めるミュージシャンに対して、ユニバーサルも「世界よ、目覚めよ」なんて付けられないと思うのです。

EDMの枠を飛び越えて、世界のミュージックシーンに影響を与え続けるアヴィーチー。アルバム「True」を手にした人の多くが、EDMのポジティブなパワーに触れ、アヴィーチーの素晴らしいソングライティングに圧倒されたのではないかと思います。

1曲目を飾るのは、世界的ヒットの「Wake Me Up」。数々のヒットメドレーが続くほか、QUEENのボーカリストとしてツアーを回るAdam Lambertがゲスト参加した「Lay Me Down」など、ノリの良い曲が満載です。日本盤には2011年発表の「Levels」も収録されているので、海外盤との収録曲の違いに注意してアルバム「True」を手に取ってみてください。私のお気に入りは5曲目の「Dear Boy」。

Avicii アヴィーチー
True
アヴィーチーのデビュー・アルバム。世界的なヒットを記録した「Wake Me Up」を収録。日本盤のみ、2011年の大ヒット「Levels」ほか5曲を収録。2013年発売。
Avicii TRUE (国内盤) ユニバーサルミュージックジャパン

アヴィーチー
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大ヒットシングル「The Days」「The Nights」「Waiting For Love」、新曲「For a Better Day」「Pure Grinding」収録。2015年
Avicii 「ストーリーズ」




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