QuickCharge2.0急速充電15600mAhモバイルバッテリーCHOETECH B611Q

Quick Charge 2.0（急速充電）対応の15600mAh大容量モバイルバッテリー・CHOETECH B611Qを商品提供していただきました。この製品の長所（メリット）と短所（デメリット）をレビューしたいと思います。

CHOETECH B611Q 概要

・Quick Charge 2.0対応で急速充電ができる
・15600mAhの大容量
・USBポート×2個を搭載。2台同時充電できる
・Lightningケーブルを使用した本体充電も可能
・7.5時間で本体充電が完了（lightningケーブル使用時は10.5時間）

CHOETECH
15600mAhモバイルバッテリー
Quick Charge 2.0対応。クアルコム社の高速充電規格で急速充電。15,600mAh大容量。2つのUSBで2台同時充電。Quick Charge 2.0対応 15600mAh CHOETECH B611Q

シンプルなデザインに4連のLEDインジケーターが映える

カラーはブラックのみ。全面光沢ボディであるため、指紋は目立つ

本製品の特徴である「Quick Charge 2.0」のロゴが裏面にプリントされている

15600mAhの大容量。 XPERIA Z3/Z4を3回フル充電OK

CHOETECH・B611Qは15600mAhの大容量。XPERIA Z4やXPERIA Z3なら3回のフル充電が可能です。もし10000mAhモバイルバッテリーを使用した場合、フル充電回数は2回に留まります。XPERIA Z4・Z3のフル充電が3回OKな「15600mAh」という容量の大きさを実感できます。

XPERIA Z4（2930mAh）
XPERIA Z3（3100mAh）
CHOETECH・B611Q（15600mAh）
※本製品に限らず、モバイルバッテリーの実効容量（実際に使える容量）は60%～70%とされています。9360mAh（60%）～10920mAh（70%）程度が実容量として使える計算になります

充電中の様子。Quick Charge 2.0（急速充電）を利用しているため、左端のLEDはグリーンに発光している

Quick Charge 2.0採用。急速充電ができる

CHOETECH・B611Qは、Qualcomm（クアルコム）社が開発した急速充電技術「Quick Charge2.0」を搭載。従来の充電に比べ、クイックチャージ2.0は充電効率が約75%向上しています。モバイルバッテリー裏面には「Qualcomm」「Quick Charge 2.0」の商標が印刷されています。Quick Charge 2.0対応機種リストはQuick Charge 2.0対応XPERIAスマホ機種まとめ注意点でご確認ください。

Quick Charge 2.0（急速充電）は5V/9V/12Vの可変電圧。充電状態にあわせて最適なものをチョイスしてくれる

モバイルバッテリー本体もQuick Charge 2.0で急速充電できる

CHOETECH B611Qは、バッテリー本体の充電もQuick Charge 2.0（急速充電）でおこなうことができます。Quick Charge 2.0対応の充電器（Omaker OM-QC2.0など）を使用することで、従来のモバイルバッテリーよりも短時間でモバイルバッテリー本体を充電完了することが可能です。スマホへの充電、モバイルバッテリー本体の充電、どちらもQualcomm社の高速充電規格・Quick Charge 2.0に対応しているのがCHOETECH B611Qの長所です。

CHOETECH
15600mAh（急速充電）
Quick Charge 2.0対応。クアルコム社の高速充電規格で急速充電。15,600mAh大容量。2つのUSBで2台同時充電。Quick Charge 2.0対応 15600mAh CHOETECH B611Q

CHOETECH
10400mAh（急速充電）
急速充電（Quick Charge 2.0）対応のモバイルバッテリー。大容量10400mAh。USBポート×2個で2台同時充電。CHOETECH B616Q モバイルバッテリー

4つのLEDインジケーター搭載。電池残量をおしらせ

CHOETECH・B611Qは、4つのLEDライトを搭載しています。B611Q本体の電池残量を4段階の光でおしらせ。Quick Charge 2.0（急速充電）利用時は「25%」の部分がグリーン（緑色）に発光します。不使用時（通常充電）は「25%」もブルー（青色）の発光です。スマホを充電中、グリーンに光っていればQuick Charge 2.0適用中であることが一目で分かります。

4つのLEDインジケーター。Quick Charge 2.0（急速充電）利用時は「25%」が緑色に光る

2つのUSBポート搭載。スマホ2台を同時充電できる

CHOETECH社の15600mAhモバイルバッテリーは、2つのUSBポートを搭載しています。1つはQuick Charge 2.0に対応した最大出力2.4AのUSBポート（端子が青色）。もう1つは出力1A。Quick Charge 2.0を利用するためには、ブルー（青色）のUSB端子にケーブルを挿します。青色ではないUSB端子を利用した場合、Quick Charge 2.0は適用されません。LEDインジケーター（25%）の発光もグリーンではなくブルーのままですので、「Quick Charge 2.0（急速充電）で充電できているか？」の判断材料となります。

Quick Charge 2.0（急速充電）は、青いUSBポート（右端）で適用される

Lightningケーブルも使える、モバイルバッテリー本体の充電

CHOETECH・B611Qの本体充電は、microUSBケーブルとLightningケーブル（アップル純正iPhone・iPad・iPod touch用ケーブル）の2つに対応しています。どちらを使っても、モバイルバッテリー本体を充電することが可能。それぞれの専用ポート（端子）が用意されています。付属品としてセットされているのはmicroUSBケーブルのみ。iOS端末ユーザーの方は、すでにお持ちのライトニング・ケーブルを利用してCHOETECH・B611Qの本体充電をおこなうことが可能です。

左：microUSBケーブル　右：Lightningケーブル

セット内容を確認

1. モバイルバッテリー本体
2. microUSBケーブル
3. 取扱説明書
4. お客様カード
5. 外箱

microUSBケーブルは充電のために使用します。CHOETECHのロゴが刻印されているため、多数のケーブルに埋もれても判別しやすく、親切であると感じました。説明書は英語です。こまかな使用方法を日本語で知ることができない点はやや残念。スペックや電池残量の確認方法などは図を見れば分かりますが、日本市場を本気で攻めるなら日本語説明書は用意してほしかった、というのが本音です。ケーブルを挿して電源ボタンを押せば、充電がスタートします。一度でもモバイルバッテリーの使用経験があれば、使い方に困ることはありません。また、本体や付属品・パッケージに至るまで、チープさは感じませんでした。製品としての基準をしっかりとクリアしており、作りや質感に不安を覚えるといったこともありません。

スペックを確認

■タテ14.5cm×ヨコ7.4cm×奥行2cm　■356グラム
■RoHS/CE/FCC認証　回路保護システム（過電圧・過電流・過熱・回路ショートを防止）
■Qualcomm（クアルコム社）Quick Charge 2.0対応（急速充電が可能）

入力（1）：5V 2.1 / 9V 1.5A (microUSB端子、Quick Charge 2.0)
入力（2）：5V 2.1A (Lightning端子)
出力（1）：5V 1A
出力（2）：5V 2.4A/ 9V 1.7A/ 12V 1.3A (Quick Charge 2.0)

CHOETECH B611Qは、大容量×Quick Charge 2.0を求めるスマホユーザーにぴったり

CHOETECH B611Qの魅力は、「15600mAh大容量」「Quick Charge 2.0（急速充電）」「2つのUSBポートで2台同時充電できる」という点に尽きます。とくにQuick Charge 2.0対応のモバイルバッテリーは製品数が少なく、その中から「大容量」まで絞り込むと選択肢は限られます。CHOETECH B611Qは15600mAhの大容量でXPERIA Z3・Z4を3回フル充電することが可能。Quick Charge 2.0に対応しているため、急速充電することができます。

唯一の難点はモバイルバッテリー本体が全面光沢仕上げであること。指紋が付着しやすく、目立ちやすいのがデメリットであると言えます。重量は356グラム、高さ（タテ）は14.5cmなのでXPERIA Z3（14.7cm）・XPERIA Z4（14.6cm）とほぼ同じ高さです。この点を許容できるのであれば、「急速充電可能な大容量モバイルバッテリー」としての価値を大いに実感できる製品だと思います。Quick Charge 2.0はガジェット製品メーカー独自の規格ではなく、米・クアルコム社開発の高速充電規格であることも安心材料のひとつ。cheero Power Plus 3との充電速度比較もおこなっていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。