人気のモバイルバッテリー「cheero Power Plus 3」と、Quick Charge 2.0対応で急速充電できる「CHOETECH B611Q」。充電完了までの所要時間を比較しました。60%充電までの所要時間は?1時間で何%できる?の2点を比較検証します。
検証環境
Quick Charge 2.0対応モバイルバッテリー・CHOETECH B611Qと、非対応モバイルバッテリー・cheero Power Plus 3を用意。Quick Charge 2.0対応スマートフォン・XPERIA ZL2の電池残量1%から、「1時間で何%充電できるか?」「60%充電までの所要時間」を検証しました。microUSBケーブルはそれぞれの付属品を使用。ディスプレイ照度を最低とし、アプリはストップウォッチのみを起動。■ XPERIA ZL2 (スマホ)
Quick Charge 2.0に対応したスマートフォン
■ CHOETECH B611Q (モバイルバッテリー)
出力:2.4A Quick Charge 2.0対応 15,600mAh
■ cheero Power Plus 3 (モバイルバッテリー)
出力:2.4A Quick Charge 2.0非対応 13,400mAh
CHOETECH
15600mAhモバイルバッテリー
Quick Charge 2.0対応。クアルコム開発の高速充電規格によって急速充電が可能。15,600mAh大容量。2つのUSBポート搭載。Quick Charge 2.0対応 15600mAh CHOETECH B611Q
1時間で何%まで充電できる?
急速充電・Quick Charge 2.0に対応した「CHOETECH B611Q」は、1時間で52%充電できました。Quick Charge 2.0非対応の「cheero Power Plus 3」は、1時間で41%の充電でした。1時間で11%の差が現われました。30分経過時では、30%(CHOETECH B611Q)と22%(cheero Power Plus 3)です。CHOETECH B611Q 15600mAh (Quick Charge 2.0)
5分:8%
10分:13%
15分:17%
20分:21%
30分:30%
40分:38%
50分:45%
60分:52%
cheero Power Plus 3 13400mAh
5分:5%
10分:9%
15分:12%
20分:15%
30分:22%
40分:28%
50分:35%
60分:41%
電池残量1%から60%まで何分かかる?
急速充電・Quick Charge 2.0に対応した「CHOETECH B611Q」は、60%までに69分。非対応の「cheero Power Plus 3」は90分を要しました。21分の差がついています。30%までに要する充電時間は、30分(CHOETECH B611Q)と41分(cheero Power Plus 3)。CHOETECH B611Q 15600mAh (Quick Charge 2.0)
10%:6分50秒
15%:11分30秒
20%:18分00秒
30%:30分11秒
40%:42分17秒
50%:57分48秒
60%:69分51秒
cheero Power Plus 3 13400mAh
10%:11分47秒
15%:19分20秒
20%:26分47秒
30%:41分48秒
40%:57分18秒
50%:72分40秒
60%:90分48秒
スマホ電源ONとOFF、充電スピードの違いは?
「スマホ電源をONのまま充電」と「電源OFFにして充電」の違いを比較しました。40分間で何%充電できるかを検証しています。Quick Charge 2.0対応のモバイルバッテリー・CHOETECH B611Qを使用。結果は38%(電源ON)と45%(電源OFF)。40分間の充電で大きな違いが現われました。充電を急いでいる時には電源OFFで充電しましょう。ちなみにQuick Charge 2.0非対応・cheero Power Plus 3を電源ONのまま40分間充電すると28%。CHOETECH B611Q(電源OFF)と比較して、17%もの差がついています。40分間で何%充電できるか?
電源ON:38%
電源OFF:45%
Quick Charge 2.0は、ホントに急速充電できる規格だった
Quick Charge 2.0対応の「CHOETECH B611Q」は、非対応のモバイルバッテリーよりも急速充電することが分かりました。「cheero Power Plus 3」は出力2.4Aとハイパワーなので、短時間で快適に充電できるモバイルバッテリーです。私も日々、快適に使用しています。それでもQuick Charge 2.0に対応した「CHOETECH B611Q」は、それを上回るスピードで急速充電することができました。今回の検証では出力2.4Aの「cheero Power Plus 3」と比較対決しましたが、出力1A~2Aのモバイルバッテリーと比較すれば、充電完了時間にはさらに大きな差が現われるはずです。Quick Charge 2.0対応機種リストはQuick Charge 2.0対応XPERIAスマホ機種まとめ 注意点でご確認ください。CHOETECH
15600mAh(急速充電)
Quick Charge 2.0対応。クアルコム社の高速充電規格で急速充電。15,600mAh大容量。2つのUSBで2台同時充電。Quick Charge 2.0対応 15600mAh CHOETECH B611Q
CHOETECH
10400mAh(急速充電)
急速充電(Quick Charge 2.0)対応のモバイルバッテリー。大容量10400mAh。USBポート×2個で2台同時充電。CHOETECH B616Q モバイルバッテリー
CHOETECH
6ポート USB急速充電器
6つのUSBポートで6台同時充電OK。クアルコム社・Quick Charge 2.0(急速充電)対応。60Wでパワフル充電。CHOETECH 6ポートUSB急速充電器・C0041Q
QC2で急速充電、6台同時の6ポートUSB充電器がスゴい!
Quick Charge 2.0はすごい? 大したことない?
今回の検証結果を見て、「速い」と感じた方もいれば、「たいした事ないな」と思われた方もいるはずです。検証に使用したのはQuick Charge 2.0対応かつ出力2.4Aのモバイルバッテリー(CHOETECH B611Q)と、非対応の出力2.4Aモバイルバッテリー(cheero Power Plus 3)です。もし比較対象を出力1A程度のローパワーなモバイルバッテリーとした場合、充電完了までの所要時間には劇的な差が見られたと推測します。電源ON+ディスプレイ点灯状態でテストしましたが、電源OFFのまま充電すれば、充電速度に多少の違いは見られるものと思います。また、使用するスマートフォンの内蔵電池容量によっても感じ方には違いが見られるはずです。今回のテストでは、比較的大容量といえる3,000mAhのバッテリーを内蔵したXPERIA ZL2を用いて検証しました。内蔵バッテリーが2,000mAh程度のスマホを使用した場合、充電時間の違いはより大きなものに感じられると思います。
あなたのスマホはQuick Charge 2.0対応?
Quick Charge 2.0対応機種リストはQuick Charge 2.0対応XPERIAスマホ機種まとめ 注意点でご確認ください。スマートフォンには、Quick Charge 2.0に対応したものと、非対応の端末があります。XPERIA Z2やXPERIA Z3、XPERIA Z4はQuick Charge 2.0対応スマートフォン。私のXPERIA ZL2や、XPERIA Z3なども対応しています。au、ソフトバンクユーザーであれば「Quick Charge 2.0対応」、ドコモユーザーならば「急速充電2対応」の表記が説明書に見られれば、クアルコム社の高速充電規格・Quick Charge 2.0に対応したモバイルバッテリーや充電器が使用できます。ドコモでは「Quick Charge 2.0」ではなく「急速充電2」という表記の仕方をしていますが、中身は同じクアルコム社・Quick Charge 2.0を指しています。iPhone・iPadなどのiOS端末はQuick Charge 2.0非対応。Quick Charge 2.0に対応したandroid(アンドロイド)スマートフォン端末でのみ使用できる規格です。充電が100%に近づくにつれ充電速度は鈍くなるため、Quick Charge 2.0の効果を実感できるのは0%付近から充電をスタートして50%~60%あたりだと思われます。電池切れ(0%)の状態からハイスピードな充電を体感できるのがQuick Charge 2.0。お持ちのスマートフォン使用説明書で「Quick Charge 2.0(au、ソフトバンク)」「急速充電2(ドコモ)」の表記を探してみてください。近年発売の高機能スマホであれば、Quick Charge 2.0に対応している可能性が高いです。
■Quick Charge 2.0 対応機種 Quick Charge 2.0対応XPERIAスマホ機種まとめ 注意点
検証まとめ
タイソン・ゲイ並みの脚力・2.4Aを誇るcheero Power Plus 3も十分速い。しかし、出力2.4A+Quick Charge 2.0のウサイン・ボルトはもっと速かった。CHOETECH B611Qの勝因はもちろん、Quick Charge 2.0に対応しているということ。Quick Charge 2.0は、モバイル向け半導体世界最大手・Quallcomm(クアルコム)社が開発した規格です。家電メーカーが独自に謳った「急速充電」ではありません。メーカー独自規格の「急速充電」も存在しますが、CHOETECH B611Qモバイルバッテリーが採用しているのはQuallcomm社開発のQuick Charge 2.0。信頼できるポイントだと思います。朝の通勤・通学時間を利用して高速充電したい方にとって、充電時間を短縮できるQuick Charge 2.0は魅力的ではないでしょうか。すでに出力2.4Aのモバイルバッテリーを使用されている方にとっては、驚異的な時間の短縮は実感できないかもしれません、しかし出力1A~2Aの製品を使用中の方であれば、充電完了までの所要時間に格段の違いを感じられるはずです。モバイルバッテリー買い替えのポイントとして、「Quick Charge 2.0対応」に注目して購入検討されることをおすすめいたします。「電源OFFの状態で充電したほうが効率よく充電できる」という基本的なポイントも再確認できました。
検証に使用したCHOETECH B611Q 15600mAhの詳細レビューを書きました
Amazonで「Quick Charge 2.0対応のモバイルバッテリー」を探す
CHOETECH
15600mAh(急速充電)
Quick Charge 2.0対応。クアルコム社の高速充電規格で急速充電。15,600mAh大容量。2つのUSBで2台同時充電。Quick Charge 2.0対応 15600mAh CHOETECH B611Q
CHOETECH
10400mAh(急速充電)
急速充電(Quick Charge 2.0)対応のモバイルバッテリー。大容量10400mAh。USBポート×2個で2台同時充電。CHOETECH B616Q モバイルバッテリー
CHOETECH
6ポート USB急速充電器
6つのUSBポートで6台同時充電OK。クアルコム社・Quick Charge 2.0(急速充電)対応。60Wでパワフル充電。CHOETECH 6ポートUSB急速充電器・C0041Q
Quick Charge 2.0対応充電器は、ANKER(アンカー)が一番人気
モバイルバッテリーで1位・2位を争う人気のANKER(アンカー)製品。Quick Charge 2.0対応の充電器、モバイルバッテリーも売れています。大容量10500mAhのモバイルバッテリー・PowerCore+ 10500。USBポートを6つ搭載した急速充電器・PowerPort+ 6など、いずれもQuick Charge 2.0(急速充電2)に対応したANKERの人気商品です。ANKER 急速充電モバイルバッテリー
PowerCore+ 10050
Quick Charge 2.0対応の急速充電モバイルバッテリー10500mAh。パナソニック製セル搭載。大容量とコンパクトを両立した人気商品 Anker PowerCore+ 10050
ANKER
PowerPort+ 3
Quick Charge 2.0対応の急速充電器。3台同時に充電できる3ポート(USB×3個)
ANKER
PowerPort+ 1
Quick Charge 2.0対応の急速充電器。1台のみ充電できる1ポート(USB×1個)
ANKER 急速充電ポート6個口
PowerPort+ 6
Quick Charge 2.0対応の急速充電器。合計6個のUSBポートを搭載。あらゆるガジェットを同時に充電。Anker PowerPort+ 6
■QC2.0 対応機種 Quick Charge 2.0対応XPERIAスマホ機種まとめ 注意点
■急速充電・6ポートUSB QC2で急速充電、6台同時の6ポートUSB充電器がスゴい!
■急速充電・2ポートUSB Quick Charge 2.0で急速充電!おすすめできるOMAKERスマホ充電器
■急速充電池 QuickCharge2.0急速充電15600mAhモバイルバッテリーCHOETECH B611Q
■CHOETECH CHOETECHってどんな会社?Qiワイヤレス急速充電で攻めるチョーテック
■購入レポ cheero Power Plus 3は買って大正解!13400mAh大容量モバイルバッテリー購入レビュー
■基礎入門 初めてのモバイルバッテリー選び方7つのポイント おすすめ容量は?
microSD 64GB
一番売れてる64GB。安さで人気のTranscend製。アマゾンで2015年最も売れたマイクロSDカード
microSD 128GB
大容量128GBマイクロSDカード。「安心」で選ぶなら、高信頼&高品質のトップブランド・SanDisk製
microSD 200GB
音楽・動画を大量保存できる200GB。トップブランド・SanDisk製の安心感。私もコレを使っています
MDR-NWNC33
SONY純正・ノイズキャンセリングイヤホン。XPERIA・WALKMANで使えるスタンダードな低価格イヤホン
MDR-EX31BN
SONY純正・ワイヤレス&ノイズキャンセリングイヤホン。快適なbluetooth無線
バンカーリング
スマホの落下を防ぎ、動画スタンドにもなる便利アイテム。i&PLUS社の正規品。カラーは全7色