世界初4Kディスプレイ搭載のXPERIA Z5 Premium発表。率直な感想を7項目に分けて書きました。
XPERIA Z5 Premiumはやっぱりスゴい!良いところ・長所まとめ
XPERIA Z5/Z5 Premium/Z5 Compactの違い。スペック比較まとめ
XPERIA Z5 Premiumで使えるおすすめ4KマイクロSDカード
1. デザイン
電源ボタンのデザインなど細かな変更点はあるものの、歴代Zシリーズを見慣れている方であれば違和感なく受け入れられるデザインではないでしょうか。大胆な変更こそ見られませんが、XPERIAが築き上げてきた高級感を失わず、より洗練された印象を受けます。XPERIA Z3の完成度が高かっただけに、XPERIA Z4やXPERIA Z5 PremiumよりもXPERIA Z3のデザインを好む人の数も多いような気はします。私は挑戦し続けるソニー・XPERIAのデザインに期待を寄せているので、歴代モデルとの比較よりもむしろ、モデル単体のデザイン、個性を楽しみたいという考えです。SONY ソニー
XPERIA Z5 Premium
海外版(E6853 LTE)・SIMフリー。ゴールド・32GBモデル。Xperia Z5 Premium E6853 Gold LTE 32GB [並行輸入品]
2. カラー
XPERIA Z5 Premiumに用意されたカラーはブラック、ゴールド、クロームの3色。過去のXPERIA最上位モデルは4色展開でしたが、3色に絞られたことでハイエンドモデルとしての風格が増したように感じます。最上位モデルにおけるカラーラインナップ減(4色から3色)の決定を私は歓迎したいと思います。色の選択肢が多いことは選ぶ楽しさにもつながりますが、XPERIAブランドを高めるという観点で見れば、4色から3色に絞られたことで統一感やプレミアム感が増幅し、ハイエンドとしての価値まで増したように思います。iPhoneもシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色展開をおこなっています。もしもXPERIAが3色に収まらないというのであれば、XPERIA Z3がパープル(紫色)を追加リリース(日本未発売)したように、限定色として追加販売すればよいと思います。XPERIAは新機種までのリリース間隔が短いため、限定色が与える話題性やインパクト、次機種までの“つなぎ”効果がそれほど大きなものだとは思えません。しかしXPERIA Z5 Premiumを3色に絞ることユーザーにプレミアム感を与え、所有していない者に対しては限定色を追加販売することで強くアピールできるのではないかと思います。
XPERIA Z3のシルバーグリーン(緑色)、XPERIA Z4のアクアグリーン(青)には魅力を感じていたものの、フラッグシップ端末はボディカラーを絞って統一感を出すべきではないかと感じていたことも事実です。XPERIA Z5 Premiumがブラック、ゴールド、クロームの3色に絞られたことは、私が思い描いていた「XPERIA最上位モデルにおけるカラー展開」と合致するものでした。今回のXPERIA Z5シリーズ発表においても、最も魅力的に映ったポイントのひとつです。
3. 4Kディスプレイ
今回の発表で最もインパクトが大きく、分かりやすい進化といえるのが4Kディスプレイの搭載。スマートフォンとしては世界初。久々にソニー、そしてXPERIAが「世界初」の称号を手にしたように思います。一昔前のソニーといえば、あらゆるジャンルで世界に先駆けたチャレンジを仕掛け、結果を残してきました。ソニーにしか成し得ない独自性の強い製品で市場を独占し、SONYファンを常に飽きさせない努力と工夫があったと思います。しかし近年のソニー、とりわけXPERIAは他メーカーに先を越される展開が多く見られました。LGやサムスン、HTCや富士通がWQHD(2560×1440)ディスプレイを続々とスマートフォンに搭載する中で、XPERIAはいつまでもフルHD(1920×1080)ディスプレイで勝負を続けてきました。他社の戦況をのんびり見つめるような姿勢を、もどかしく感じていたのが事実です。「たかがWQHDディスプレイ、ソニーが一番最初にやって然るべきじゃないか」と不満を感じる一方で、他メーカーの意欲的な姿勢をうらやましく感じていました。そこへ来て、今回のXPERIA Z5 Premium発表。「世界初4Kディスプレイ搭載スマートフォン」のインパクトは大きく、その文字列を見るだけで興奮が高まります。これぞソニー。世界初をやってのけるのがソニーの魅力。たとえ4Kディスプレイ搭載による思わぬ弊害(バッテリー持ちや表示・動作の遅延など)があったとしても、新しい挑戦こそが何より評価されるべきだと思います。ひょっとしたら他社にも4Kディスプレイをいち早く搭載する用意があったのかもしれません。しかし、最初にやってのけたのはソニーです。ソニーを愛するXPERIAユーザーとして、XPERIA Z5 Premiumの4Kディスプレイ搭載に対して興奮を抑えることができません。今回発表されたさまざまな新機能と比較しても、最も衝撃的で喜ばしいポイントであると言えます。
4K対応microSDカードの長所・メリット・使う意味を解説します
4. RAM・ROM
RAM容量3GBは、過去のXPERIA最上位モデルと変わらず。目新しさを感じません。XPERIA Z5 Compactも相変わらずのRAM2GB。XPERIA Z5 PremiumのRAM容量を4GBに引き上げる必要性はありませんが、コンパクトモデルのRAMは2GBから3GBにスペックアップしても良いのではないかと思います。小型端末でできること、ユーザーの使用スタイルなどを考えればRAM2GBでも十分かもしれません。しかしハイエンドなXPERIA端末とコンパクトモデルのXPERIA端末を比較した時、RAM容量の違いはコンパクトモデル(RAM2GB)の購入を少なからず躊躇させるポイントになっているのではないかとも思います。諸々の兼ね合いがあってのRAM2GBだと思いますが、XPERIA Z5やXPERIA Z5 Premiumと同じくRAM3GBをXPERIA Z5 Compactにも搭載してくれればインパクトが大きかったのでは、とも思います。スマホのRAMとROMの違いって何?よくわかる内蔵メモリ
5. 重さ
XPERIA Z5 Premiumは重さ180グラム。XPERIA Z5(154グラム)やXPERIA Z5 Compact(138グラム)と比較すれば、その重さは際立っているように思います。しかし5.5インチの4Kディスプレイを搭載した大型のハイエンド端末であることを考えれば極めて妥当な重さであるとも感じます。私の使用しているXPERIA ZL2は重さ167グラム。5.0インチクラスのスマートフォンとしては非常に重く、これと比較すれば180グラムなど許容範囲。5.5インチと4K解像度のディスプレイから得られるメリットを思えば、重さ180グラムが購入の障壁になることはないでしょう。ちなみにiPhone 6 Plus(5.5インチ・フルHDディスプレイ)の重量は172グラム。比較するとXPERIA Z5 Premiumは8グラムほど重い5.5インチ画面のスマートフォンとなっています。XPERIA ZL2 SOL25の弱点は3つ。重さ、厚さ、貧弱なインカメラ
6. 大きさ
XPERIA Z5 Premiumは、高さ154.4mm×ヨコ幅75.8mm×厚さ7.8mm。同じ5.5インチディスプレイを持つiPhone 6 Plusと比べて、高さとヨコ幅で勝り、厚さのみ負けています。サイズを抑えつつも、厚みには余裕をもたせたXPERIA Z5 Premium。5.2インチのXPERIA Z5も厚さは7.3mmで、XPERIA Z4の厚さ6.9mmからスペックダウンしています。PERIA Z3(厚さ7.3mm)から続いた「薄さへのこだわり」は終息を迎えたようです。「薄くなって持ちやすくなった」という声が聞かれる一方で、これ以上の薄型化をユーザーが望んでいるかは疑問でした。XPERIA Z5やXPERIA Z5 Premiumが厚さに余裕をもたせて作られたことは、薄型化とは異なる進化の道筋をソニーが見出したことの証明でもあるように思います。XPERIAユーザーが望んでいたのも、「無理のない設計」だったのではないでしょうか。XPERIA Z5 Premium:高さ154.4mm×幅75.8mm×厚さ7.8mm
iPhone 6 Plus:高さ158.1mm×幅77.8mm×厚さ7.1mm
7. microSDカード
XPERIA Z5シリーズは200GBまでのマイクロSDXCカードに対応しています。ソニーが公式に「200GBまで対応」を案内するのはXPERIA Z5シリーズが初。4Kディスプレイを搭載したXPERIA Z5 Premiumでは、大容量の4K動画コンテンツを撮影・再生する機会が増えることでしょう。そんな時、大容量のマイクロSDカードがあれば空き容量を気にすることなく、4K動画の撮影に集中できます。現在、世界最大容量のマイクロSDカードは200GB。サンディスクのSanDisk Ultra microSDXCカード 200GBをXPERIA Z5シリーズで使うことができます。私は128GBのマイクロSDカードを使用していますが、XPERIAを「ウォークマン+ビデオ撮影の道具」として楽しむなら、大容量のmicroSDカードは必須です。Amazonレビューを見るとサンディスクの200GBマイクロSDカードをXPERIA Z1(SOL23)で使用できたという報告も見られますが、ソニー公式では「XPERIA Z1は64GBまで対応」との発表にとどめています。今回発表されたXPERIA Z5シリーズでは、200GBまでのマイクロSDカードが使えると公式にアナウンスされています。空き容量を気にすることなく、XPERIAで動画撮影や音楽・コンテンツ再生を楽しむことができます。
圧倒的200GB!サンディスクの大容量microSDカードが凄い
XPERIA Z5 Premiumで使えるおすすめ4KマイクロSDカード
まとめ
9月2日発表時点での感想です。今後XPERIA Z5シリーズの詳細情報が明かされたり、実際に手にした方々のレポートを目にする中で、これらの感想は変化していくかもしれません。今回の発表で一番のインパクトを与えてくれたのは、まぎれもなくXPERIA Z5 Premiumにおける世界初の4Kディスプレイ搭載、これに尽きます。4Kディスプレイを搭載したことにより起こり得る問題(バッテリー消費や表示・動作の遅延など)はやや心配ではありますが、それでも他社に先駆けたことは高く評価されるべきだと思います。また、XPERIAが「進化をやめない意欲的なスマートフォン」であることを証明してくれたようにも思います。良い点、悪い点、どちらもきっと出てくることでしょう。過去に発売された全てのスマートフォンがそうでした。XPERIA Z3が完成度の高さを誇る一方で、2つの大きな問題(発熱・電池持ち)がささやかれたXPERIA Z4は、ソニーが築きあげたXPERIAブランドを揺るがしかねない存在でもありました。攻め続けるか、守りに転じるか。発熱問題の主原因とされるSnapdragon 810(プロセッサ)を引き続き搭載し、薄さの追求から解放されたXPERIA Z5シリーズ。その中でも、世界初となる4Kディスプレイを搭載したXPERIA Z5 Premiumは「攻めのスマートフォン」であると感じます。評価がふるわなかったXPERIA Z4ですが、プレミアムモデルのXPERIA Z5 Premium、主軸を担うXPERIA Z5、コンパクトモデルのXPERIA Z5 Compact、個性際立つエクスペリア3兄弟によって今秋のスマホ市場がいっそうの活況を迎えることになれば、XPERIAユーザーとして大変嬉しく思います。
SONY ソニー
XPERIA Z5 Premium
海外版(E6853 LTE)・SIMフリー。ゴールド・32GBモデル。Xperia Z5 Premium E6853 Gold LTE 32GB [並行輸入品]
SONY ソニー
XPERIA Z5
海外版(E6653 LTE)・SIMフリー。ホワイト・32GBモデル。SONY Xperia Z5 E6653 LTE [White 32GB 海外版 SIMフリー]
XPERIA Z5 Premiumはやっぱりスゴい!良いところ・長所まとめ
XPERIA Z5/Z5 Premium/Z5 Compactの違い。スペック比較まとめ
XPERIA Z5のピンク可愛い!女性のあなたが買うべき理由
XPERIA Z5 Premiumで使えるおすすめ4KマイクロSDカード
■XPERIA A4 SO-04Gはブルーとピンクがおすすめです
XPERIA Z4・A4の色選びで悩むあなたが買うべき色は?
■手堅いカラーが勢揃い。高級感を漂わせるXPERIA Z4の堅実なカラバリ
XPERIA Z4とXPERIA Z3の違い(前編)。大きさ・画面サイズ・外観デザインを画像で紹介
■小さなエクスペリア、XPERIA A4
XPERIA A4 SO-04Gは手のひらで愛せる高級・小型・高機能エクスペリア
■まるでノートパソコン、XPERIA Z4 Tablet
XPERIA Z4 Tabletで何が出来る?仕様・スペック詳細を解説
【 XPERIA Z4 】
XPERIA Z4とXPERIA Z3の違い(前編)。大きさ・画面サイズ・外観デザインを画像で紹介XPERIA Z4とXPERIA Z3の違い(後編)。RAM・ROM・CPU・OS・音楽・カメラを画像で紹介
XPERIA Z4・XPERIA Z3どちらを買うか。色・大きさ・重さで考える
XPERIA Z4・XPERIA Z3の画面サイズ・電池容量の違いを比較
XPERIA Z4のインカメラはXPERIA Z3からどう進化したか?
XPERIA Z4は三浦大輔投手をCM起用すれば良いと思う
【 XPERIA Z4 Tablet 】
XPERIA Z4 Tabletは10.1型2K液晶の高機能タブレット大本命XPERIA Z4 TabletとZ3 Tablet Compactの違いを徹底比較
XPERIA Z4 TabletとZ2 Tabletスペックの違いを比較。買い替えの必要はあるか?
ソニーBKB50キーボードでXPERIA Z4 TabletはノートPCになる
XPERIA Z4 Tablet保護カバーSCR32は自動電源ON/OFF・スタンド機能が便利!
【 XPERIA Z3 】
XPERIA Z3購入者の評価レビュー・感想まとめXPERIA Z3 Compactとの違いはコレ!
XPERIA Z3のここが残念、ダメ!
XPERIA ZL2と比較 XPERIA Z1と比較
SONY ソニー
XPERIA Z3
au SOL26の白ロム。amazonベストセラー1位(携帯電話カテゴリにおいて2015/4/29現在)
【au】XPERIA Z3 SOL26 白ロム
SONY ソニー
XPERIA Z3 Compact
Z3コンパクト(SO-02G)の白ロム。利用制限無期限保証
XPERIA Z3 Compact 白ロム
SONY ソニー
XPERIA Z3
エクスペリアZ3の白ロム、グローバルモデル(D6653)海外版
【SIMフリー】XPERIA Z3 海外版
SONY ソニー
XPERIA ZL2
5型フルHD液晶、2070万画素、RAM3GBでサクサク動作
【au】XPERIA ZL2 SOL25 黒
【Amazon.co.jp限定】 Transcend トランセンド
microSDXCカード 64GB UHS-I
安さと品質を両立させたAmazon人気1位のトランセンド製64GB。私はコレを買いました。4K動画もたっぷり保存、高速転送できるウルトラハイスピードなUHS-I規格。スマホを大容量化できます。約3,880円
【Amazon.co.jp限定】トランセンド 64GB microSDXCカード UHS-I class10
【日本サムスン正規品】 SAMSUNG サムスン
microSDXCカード 128GB UHS-I
1万円台前半で買える、10年保証の国内正規品128GB。防水・耐温度・耐衝撃など5つの安全性能を持つSAMSUNG製。サムスンは東芝・サンディスクと並ぶフラッシュメモリ大手企業です。約13,800円
【日本サムスン正規品】128GB microSDXCカード 10年保証 UHS-I class10
XPERIAのブログ記事まとめ。XPERIA Z3,Z3 Compact,Z4 Tablet
マイクロSDカードがよくわかる、microSDの記事まとめ。
【 全記事タイトルをまとめて見ませんか 】
投稿された全記事タイトルを見るトップページに戻る