2016年5月30日月曜日

XPERIA X Performanceは電池容量2570mAh、電池持ちが不安だけど…


XPERIA X Performanceはバッテリー容量2570mAhだから電池持ちが心配、不安を解消する機能・技術とは?

XPERIA X Performanceの電池容量は、2570mAhです。私が使用するXPERIA ZL2(SOL25)は3000mAh。同時期発売のXPERIA Z2(SO-03F)は3200mAh。XPERIA Z5(2900mAh)と比べても、バッテリー容量が330mAhカットされており、「電池持ちは大丈夫?」という不安は拭えません。

XPERIA X Performanceは、「STAMINAモードでバッテリー長持ち」、「2年使っても劣化しにくい長寿命バッテリー」の2点をプッシュした製品ですが、「3000mAh」を一つの基準として考えてきたユーザーには、やはり「2570mAh」という数字に物足りなさと不安を感じるのも事実です。





XPERIA X Performanceの電池容量は、2570mAh

XPERIAのフラッグシップ端末は、XPERIA Z3をピークに電池容量が下降線をたどっています。3100mAhだったXPERIA Z3と比較すると、XPERIA X Performanceの2570mAhは530mAh減(-17%)。2016年2月に発売されたXPERIA Z5と比べても、330mAh減っています(-12%)。

XPERIAの電池容量
XPERIA Z: 1700mAh
XPERIA Z1: 3000mAh
XPERIA ZL2: 3000mAh
XPERIA Z2: 3200mAh
XPERIA Z3: 3100mAh
XPERIA Z4: 2930mAh
XPERIA Z5: 2900mAh
XPERIA X Performance: 2570mAh

XPERIAの電池容量まとめ|フル充電に必要なバッテリー容量の目安



電池持ちが不安…。大丈夫?

数字だけで判断すると、「2570mAh」という電池容量には不安を覚えます。2013年10月の「XPERIA Z1」発売から、2014年10月発売の「XPERIA Z3」まで、XPERIA最上位モデルは「3000mAh」をクリアしてきました。同時期発売の他社フラッグシップモデルにも3000mAh以上の製品が目立つようになり、「3000mAh」という数字が一つの目安として捉えられてきた感があります。

XPERIAには「STAMINAモード」という独自の省電力機能があり、STAMINAモードをONにすることでムダな電力消費を低減させることができます。スタミナモードの仕組みは、画面をOFFにした時のデータ通信やアプリケーションを無効にする、ディスプレイの描画速度や高画質モードの一部を制御する、というもの。

ソニーは「STAMINAモード」をXPERIAにおける特徴的な機能の一つとしてプッシュしており、「2倍長持ち」「2日間使える」とアピールしています。もちろんXPERIA X PerformanceにもSTAMINAモードは搭載されており、2570mAhでも長時間の使用に耐えうる設計にはなっているようです。



STAMINAモードの効果は確かにあるが…

「バッテリーの大容量化」ではなく、省電力機能を追及することで、少ない電池容量でも長持ちさせることができる。というのが、ソニーの目指す方向性のようです。私もSTAMINAモードは常にONで使用していますが、確かにOFF時と比較すればバッテリーの長持ちを実感できます。

「バッテリーが持つかどうか」の判断は、個人の感覚や使い方によって人それぞれ異なるため、ソニーが「少ない電池容量でもSTAMINAモードをONにすれば長持ちさせることができる」と主張しても、XPERIA Z5やXPERIA Z4では「電池が持たない」という声は決して少なくなかったように思います。電池容量を2570mAhに激減させたXPERIA X Performance、果たして今までと変わらない電池持ちを実感することができるのか。「やや不安に感じる…」というのが、3000mAhのXPERIA ZL2(SOL25)を使用するユーザーとしての意見です。




XPERIA X Performanceは2年使っても劣化しにくい、長寿命バッテリー

電池容量に関しては、「大丈夫かソニー?」と疑ってしまうXPERIA X Performanceですが、2年使ってもバッテリーが劣化しにくい、“バッテリーの長寿命化”に成功したことが目玉の一つです。Qnovo社と共同開発した、「充電の最適化技術」を導入。バッテリーの状態に応じて最適な充電を行うことで、約2倍の長寿命化を実現する、としています。

XPERIA ZL2(SOL25)は電池容量3000mAh。そこそこの容量を積んではいるのですが、20カ月近く使い続けてきた今、バッテリーの減りが非常に速くなっています。本体価格79,920円のスマートフォンも、2年足らずでバッテリー寿命を迎える“消耗品”なのか、と残念に感じていました。

XPERIA X Performanceは従来機種の2倍長持ちする「長寿命バッテリー」を採用しているため、2年後の機種変更までバッテリーの劣化をゆるやかなものへと抑えることができそうです。おそらくXPERIA ZL2(SOL25)を選んで2年使い続けてきた方々というのは、次に購入する端末もしっかり2年使い続けるユーザー層が多いのではないかと思います。XPERIA X Performanceなら、XPERIA ZL2で感じた“バッテリーの急激な劣化”に悩まされることなく、2018年の初夏を迎えることができそうです。




「電池容量2570mAh」であることの利点は?

・フル充電に必要なモバイルバッテリーの容量も4000mAh前後と、少なくて済む
・4000mAh前後のモバイルバッテリーならば低価格で買える
・中心的な容量である5200mAhのモバイルバッテリーに比べて、小型&薄型の製品を選べる
・モバイルバッテリー本体の充電も短時間で済む


「4000mAh」のモバイルバッテリーでフル充電できる
モバイルバッテリーの実容量(実際に使える電池容量)は、記載容量の60%~70%とされています。製品によってパーセンテージの振れ幅はあるものの、「記載容量の全部を使えるわけではない」ということは、どのモバイルバッテリー製品においても共通している事実です。モバイルバッテリーの実容量を65%と仮定すると、電池容量2570mAhのXPERIA X Performanceをフル充電するために用意すべきモバイルバッテリーの最低ラインは3960mAh、ということになります(3960mAh×65%=2574mAh)。


売れ筋の容量は「5200mAh」だが…
モバイルバッテリーの中心選手(売れ筋の容量)は、5000mAh~5200mAhの製品です。なぜかと言えば、“実容量60~70%”の計算で行くと、記載容量5000mAh~5200mAhの製品は3000mAh~3500mAhが実際に使える容量となり、XPERIA Z3(3100mAh)やGalaxy S7 edge(3600mAh)などの高機能スマホをフル充電するにも十分な容量を有している、からです。しかしXPERIA X Performanceであれば4000mAhの製品を選んでもフル充電が可能であるため、価格やサイズをさらに抑えることができます。


「4000mAh」なら、モバイルバッテリー本体の充電時間も短縮できる
3000mAh以上のバッテリーを搭載したスマートフォンであれば、5000mAh以上のモバイルバッテリーを選ぶ必要がありますが、電池容量2570mAhのXPERIA X Performanceであれば、4000mAhクラスのモバイルバッテリーでフル充電1回が可能です。容量が少なくて済むということは、モバイルバッテリー本体を充電完了するための時間も短くて済む、ということになります。



4000mAh前後の、モバイルバッテリーおすすめ



4000mAh前後のモバイルバッテリーは、「小型」であることに加えて「超薄型」を謳っているケースが多く見られます。999円で買える製品もあったりと、価格面でのメリットも得られます。モバイルバッテリーを安く買えて、大きさ・厚さ・重さを抑えることもできる。電池容量が2570mAhと控えめなXPERIA X Performanceの長所であると思います。

① EasyAcc 4000mAh
EasyAccから発売されている4000mAhのモバイルバッテリーは、薄くて小型。ほかのモバイルバッテリーと比較してサイズ面で大きなメリットがあります。「持ち歩くモバイルバッテリーをできるだけ小さくて薄いものにしたい」というXPERIA X Performanceユーザーにおすすめ。999円

② cheero Power Plus 4200mAh DANBOARD version plate
「ダンボーバッテリー」で有名なcheero(チーロ)が発売する「cheero Power Plus 4200mAh DANBOARD version plate」も、電池容量を4200mAhに抑えている代わりに、「超薄型サイズ」を実現しています。ダンボーが好きなXPERIA X Performanceユーザーにおすすめです。

③ cheero Energy Plus mini 4400mAh HATSUNE MIKU version
人気メーカー・cheeroが発売する、初音ミクモデルの「cheero Energy Plus mini 4400mAh HATSUNE MIKU version」。容量は4400mAh。XPERIA X Performanceをしっかりフル充電することができる容量です。

④ cheero Power Plus 3 stick 3350mAh
cheeroの人気シリーズ「cheero Power Plus 3」のスティックタイプ、「cheero Power Plus 3 stick 3350mAh」。容量は3350mAhなのでXPERIA X Performanceをフル充電することはできませんが、実容量70%の計算で2345mAhは使えるので、ほぼ満充電に近い状態まで充電できます。わずか70gで携帯性に優れたコンパクトサイズの製品です。

⑤ Aukey 3600mAh
Aukey(オーキー)が発売する小型モバイルバッテリー「Aukey 3600mAh」。容量は3600mAhなのでフル充電は厳しいですが、実容量70%の計算でいけば2520mAhを充電できる計算なので、XPERIA X Performance(2570mAh)をほぼフル充電に近い状態まで回復させることができます。小型モバイルバッテリーをお探しの方におすすめ。



まとめ。「劣化しにくい長寿命バッテリー」には大いに期待

最近のXPERIAはバッテリー容量がどんどん削られてますが、XPERIA X Performanceは電池容量2570mAh。近年発売のフラッグシップモデルでも、特にバッテリー容量の抑えられたモデルとなっています。XPERIA ZL2(3000mAh)や、XPERIA Z2(3200mAh)から機種変更される方も多いと思いますが、数字だけを見えるとやや不安を感じてしまうのではないでしょうか。

Snapdragon 820
STAMINAモード自体はXPERIA ZL2(SOL25)にもXPERIA Z2(SO-03F)にも搭載されているため、目新しさはありません。XPERIA X Performanceのプロセッサは、電力効率が向上したとされる「Snapdragon 820」を搭載しているため、スナップドラゴン820が「2570mAh」という少ない数字をカバーしてくれることに期待したいところ。XPERIA Z5にも搭載された「Snapdragon 810」よりも消費電力を30%抑えられる、とのことです。(XPERIA ZL2、XPERIA Z2はどちらも「Snapdragon 801」)。

長寿命バッテリー技術
XPERIA X Performanceのバッテリー面で一番期待したいのが、Qnovo社と共同開発した「充電の最適化技術」。スマートフォンとしては世界初の導入ということで、2年後の2018年6月を迎えるまで、どれほどバッテリーの劣化を抑えることができるのか。「従来比2倍の長寿命化」を謳ってはいるものの、果たしてゲームやアプリをガンガン使うユーザーたちがその恩恵にあずかることはできるのか。XPERIA ZL2のバッテリーがへたりまくってきた私としては、「2年使っても劣化しにくい」というバッテリー長寿命化の技術に大きな期待を寄せたいところです。



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