XPERIA X Performanceの「NFC」をかざす位置は、ディスプレイ左上。フロントカメラ下部付近になります。おサイフケータイなどを利用する際は、“ディスプレイ左上”を意識してかざして下さい。
「NFC検出エリア」変更によるメリット、「NFC」の意味や活用イメージ、「XPERIA X PerformanceのNFC機能」を使って出来ることなどを解説しました。
XPERIA X Performanceは、「NFC検出」エリアが変わった
XPERIA X PerformanceのNFCをかざす位置は、ディスプレイの左上付近。フロントカメラの下部になります。歴代のXPERIAは、バックパネル(背面)の中央付近に「NFCのかざす場所」がありました。XPERIA X Performanceは「NFCのかざす場所」が、ディスプレイ側の上部へと変更になったので注意が必要です。
XPERIA X Performance購入時には、「NFCのかざし位置」にシールが貼られています。本体にNFCマークが刻印されているわけではありません。
「NFC検出エリア」が変更されたことによるメリット
左:XPERIA X Performance 右:XPERIA ZL2 |
今までのXPERIA端末は、バックパネル(背面側)に「NFCの検出エリア」がありました。そのため、コンビニで「おサイフケータイ」を利用する際に、ディスプレイを上に向けてタッチする必要があり、「ディスプレイの汚れ」や「画面表示」などが気になってしまうこともありました。XPERIA X Performanceは、フロントパネル(内側)に「NFC検出エリア」があるため、おサイフケータイ利用時にディスプレイを上を向ける必要はなく、画面の汚れや表示は気になりません。
また、背面側にNFC検出エリアがあるスマートフォンの場合だと、ディスプレイに手のひらが触れてしまい、指紋がベッタリつく、ということがありました。XPERIA X Performanceはふだんの持ち方のまま手首を返して「ピッ」とかざすことになるため、ディスプレイ側に手のひらが触れることはなく、指紋汚れの心配がありません。
使用するスマホカバーの“制約”がなくなる
NFCのかざす位置がバックパネルにある場合、「分厚いスマホケース」や、「特殊形状のスマホカバー」をつけることによって、「NFCが機能・作動しない」という問題が生じます。XPERIA X Performanceは、NFCのかざし位置がディスプレイ側にあるため、使用するスマホケースの“制約”が取り除かれます。
ぶ厚いスマホケース、大きく隆起したデザインのスマホカバー、ぬいぐるみのような特殊(ファンタジー)なスマホカバーを付けたとしても、なんら影響を受けることなく「おサイフケータイ」などのNFC機能を使うことが可能です。「ちょっと変わったスマホケース・カバーを使いたいけど、NFCが使えなくなるので諦めていた」という方には、嬉しい変更だといえます。
従来のXPERIA端末であれば、バックパネルに貼り付けるバンカーリングの位置にも気を遣う必要がありました。XPERIA X Performanceは、フロントパネル側に「NFC検出エリア」があるため、バックパネルの好きな位置にバンカーリングを貼り付けることが可能です。
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「NFC」って何?
「NFC」は、近距離無線通信技術(Near Field Communication)のこと。Wi-FiやBluetoothの特徴は「通信距離が長い」「高速通信」である一方、NFCは「通信距離が短い」「低速通信」という特徴を持っています。NFCの基本的な活用イメージは、「かざす」「タッチする」というもの。通信距離が短いため、NFC対応機器同士をピッタリ近づける必要があります。
NFC対応機器の目印は、青い「N」のロゴマーク。XPERIA X Performance対応アクセサリーとして製品ページで紹介されている、ワイヤレスポータブルスピーカー「h.ear go(SRS-HG1)」、ワイヤレス・ノイズキャンセリングヘッドホン「h.ear on Wireless NC(MDR-100ABN)」、ワイヤレス・ハイレゾ対応イヤホン「h.ear in Wireless(MDR-EX750BT)」は、いずれもNFC対応。スマホにタッチするだけで、ワイヤレス接続が完了します。
XPERIA X Performanceで「NFC」を使うと便利なこと
XPERIA X Performanceにおける「NFC」の活用イメージをいくつかご紹介します。電子マネー
コンビニでの支払いを「スマホをタッチする」だけで完了できます。私は「楽天edy」という電子マネーを利用しており、コンビニでの支払いで財布を取り出すことはほとんど無くなりました。XPERIA ZL2(SOL25)を財布代わりに使用しているため、XPERIA X Performance(SOV33)でも「おサイフケータイ」機能を活用していく予定です。
「財布を忘れた」という場合にも、スマホさえあれば支払いができます。残額がなくても、その場でチャージ(残額を補充)してから「スマホをタッチする」だけで支払い可能なので、「スマホさえあればなんとかなる」という場面が増えます。
音楽
ソニーのスピーカー、イヤホン、ヘッドホンは「NFC」に対応したモデルを多数ラインナップしています。スマートフォンをスピーカーにかざすだけで、再生中の音楽をスピーカーで流すことができたり、NFC対応イヤホンとスマホをタッチするだけで接続が完了するなど、「接続の手間や面倒」を省くことができます。
私はNFC対応のイヤホン「ソニーMDR-EX31BN」を使用しています。スマホに「MDR-EX31BN」をタッチするだけで、電源オフの状態から接続までを完了してくれるため、非常に便利。「ワイヤレス機器の接続が面倒」、「接続の設定方法がよくわからない」という人にも、NFCはおすすめです。NFC対応のスピーカー、イヤホン、ヘッドホンを選べば、XPERIA X Performanceにタッチするだけで接続が完了。スマホ端末内の音楽を再生できます。
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カメラ
ソニーのデジタル一眼「α(アルファ)」シリーズの多くが、「NFC」に対応しています。スマートフォンをカメラ本体にタッチするだけで画像の自動転送「ワンタッチシェアリング」ができたり、スマホをリモコンとして使える「ワンタッチリモート」機能に対応するなど、ソニーαでの撮影が便利になります。フルサイズの「α7シリーズ」は全機種NFC対応、APS-Cの「α5000/α6000」シリーズもNFCに対応しています。東芝からは「NFC搭載SDカード」が発売されており、スマホにタッチするだけでカードの中身(撮影写真)を確認することができます。
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