2014年11月29日土曜日

XPERIAのGレンズと2070万画素カメラで撮る!夜の鉄塔写真




Xperia ZL2 SOL25で鉄塔写真を撮影してきました。撮影画像もたっぷり掲載しますが、カメラ機能のレビューではありません。鉄塔が好き、エクスペリアで撮る写真が好き。


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エクスペリアのカメラ機能で撮る、あやしく光る夜の鉄塔

前職場の先輩であり、私にとって数少ない親友でもあるOさんが提案してくれた小旅行。旅の目的は写真撮影ではなく、美味しい海鮮を食べることにありました。往復450キロの道のりを軽やかに駆け抜け、お寿司だけ食べてサッと帰宅です。

Xperia ZL2 SOL25 27mm F2 プレミアムおまかせオート 1/20秒 ISO800 露出補正±0

Xperia ZL2 SOL25 フルHD動画からのキャプチャ


8時間という時間の中で、目的地での滞在時間はごくわずか。目的は食べることだけでした。 美味しい海鮮を…!ところがその道中、思いがけずフォトジェニックな鉄塔に遭遇したため停車。

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO800 露出補正+1


二人とも、こういった巨大建造物は大好物。それがライトアップされているともなれば、行かないわけにはいきません。私が写真を撮りたがるであろうことは、(撮りたい…写真撮りたい…)と念を伝えるまでもなく、O先輩にはわかるのです。

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO400 露出補正+1


写真はすべて、Xperia ZL2 SOL25によるものです。カメラスペックは2070万画素COMSセンサー、27mmの広角レンズ(ソニーGレンズ)、明るいF値2.0。マニュアルモード(M)での撮影が可能で、ISO感度50を指定できます。

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO400 露出補正+1


Velbonのミニ三脚をつけて撮影しました。レビューを意識した撮影ではなかったので、ミニ三脚を手すりに押し当てての手持ち撮影です。昼間の晴れた景色なんかがカメラレビューには適しているのかもしれません。しかし私の活動時間は夜間に限られるため、“とある男の、ライフスタイルに沿った作例”としてご覧いただければ幸いです。

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27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO50 露出補正+1


最新のXperia Z3では最大ISO感度12800がフィーチャーされていますが、同じくらい注目したいのが最低ISO感度50。写真を高画質で記録したいなら、ISO感度50はたいへん魅力的です。
Xperia ZL2のレンズは、F値2.0(固定)。シャッタースピードの設定ができないため、感度を下げて明るさを抑える撮り方にはISO感度50がとっても有効なのです。

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO200 露出補正+1


12月もほど近い、冬の18時。構図決めに迷う手の平は体温を大きく失い、三脚の冷たさと同化します。山頂の静けさと澄み切った空気が、いっそうの緊張感をもたらします。エクスペリアでシャッターを切る時間は、とても心地の良いものでした。

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO400 露出補正+1


黙して語らず。大きな鉄塔の、大きな魅力です。よく喋る人にも、口数が少ない人にも魅力があります。どちらかといえば、よく喋ってくれる人のほうが好きかもしれません。話が下手とか苦手だとかは関係なくて、楽しませようとする気持ち、サービス精神の部分に惹かれるのです。

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO400 露出補正+1


O先輩はよく喋ります。楽しませようとするサービス精神に溢れています。芸人でもなければホストでもありませんが、秀でたトークスキルとコミュニケーションスキルによって成績を残すプロフェッショナルです。つられて私もよくしゃべります。

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO200 露出補正+1


あくなき挑戦を続けるO先輩は、MLBに移籍するがごとく、最近新天地へと異動になったようです。異動によって23億円の年俸が転がりこむ訳でもなく、それどころか給料は低くなる様子。責任は大きくなり、大変なことも増えるようです。慣れない土地での激務が続いているにもかかわらず、あてのないドライブを楽しむ余裕と、そこでの料理を楽しませてくれるサービス精神。新人である私を温かく迎え入れてくれた8年前の出会いから、なんら変わっていません。

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO400 露出補正+1


O先輩、いつもありがとうございます。そしてこの日も、美味しい海鮮を食べるためだけに450キロを走るクレイジーな企画で楽しませていただいたことに深く感謝しています。

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO800 露出補正+1


私にできる事といえば、スマホ買い替えの際にちょっとしたアドバイスが出来そうとか、そんな事くらいしか思いつきません。頼りにならない後輩ですが、これからもあてのないドライブと美味しいごはんにお供させてください。思い出なら、エクスペリアのカメラでしっかり記録させていただきます。

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スマホでISO50が使える。凄いぞXPERIA ZL2! 

XPERIA ZL2 SOL25はISO感度50に設定することができます。ほのかに照らされた鉄塔を撮る場合には暗く写りすぎるため不向きですが、月や夜景のように明るく輝いているもの、を撮るには有効です。

左からISO50、ISO400、ISO800 (2070万画素撮影データからの切り出し)

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO800 露出補正+1

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO400 露出補正+1

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO50 露出補正+1

ISO50が使える。だから月の輪郭もハッキリ写せる

こんなにもディテールを残したまま、月を撮影できるなんて思いもしませんでした。ケータイのカメラ機能に多くを求めていなかった私には、ISO感度50が撮影できる点は大きな驚きです。ISO感度50が使えるなんて、すごいぞXperia ZL2 SOL25!

友人のiPhone5sはマニュアル撮影でISO感度32を指定することが出来ました。さらにすごいぞ、iPhone5sのISO感度!
M(マニュアル)でISO感度50~800を指定できる


トリミングし放題で写真が楽しい!2070万画素

Xperia ZL2のカメラ最大画素数は2070万画素。(解像度5248×3936)。解像感を保ったまま、写真の切り出し(トリミング)が可能です。どんな風景でも、まずは気軽に撮り残す。素材がしっかりしていれば、どんなふうに調理しても楽しいものです。

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO800 (2070万画素データからの切り出し)

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO800 (2070万画素データからの切り出し)

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO800 (上記掲載写真からの切り出し)

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO800 (上記掲載3枚の元画像データ)


ミラーレスやスマホに最適!ベルボン本気ミニ三脚ULTRA MAXi mini



フルHDや4K動画で撮っても、トリミングが楽しい!

Xperia ZL2 SOL25を手に入れてから積極的に活用しているのが、動画撮影機能。フルHD(1920×1080)動画はもちろん、4K動画(3840×2160)まで撮影できてしまいます。高感度性能が良いため暗所撮影に強く、手ぶれ補正もバッチリ効くから歩きながらでもキレイに撮り残すことが出来るのです。これが本当に楽しい!

購入21日目。Xperia ZL2 SOL25は買って大正解だった!~4K動画撮影編~l

フルHD動画からキャプチャ


キャプチャしても綺麗なXPERIAの動画

写真撮影のように「一球入魂」ではなく、目に付いた景色を片っぱしから記録できるのが動画のメリットです。とりあえず、なんでも撮り残しておく。スクリーンショット機能を利用して、動画から写真データをキャプチャ(画像保存)する。写真撮影では収めることの出来なかった一枚に巡り合うことができます。スマホの画面で観賞する分には、解像感の低さなどたいした問題ではありません。

Xperia Z3・Z2・ZL2でスクリーンショットを撮る2つの方法

フルHD動画からキャプチャ

映像はもちろん、音声まで綺麗なXPERIA

動画なら音声まで収録されるから、視覚と聴覚の両方で思い出を辿ることができます。映像の画質もさることながら、Xperia ZL2はマイク性能がすごい!スマホとは思えない高音質で音声を記録できます。イヤホンで撮影動画の音声を聞いた時、集音・録音のクオリティの高さに驚き、感動させられました。

ソニー純正ステレオマイクSTM10はXperiaの4K撮影で活躍するか?

フルHD動画からキャプチャ

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エクスペリアは音で感動できる。

というのが、Xperia ZL2を使う中で抱いた最も大きな感想です。周囲の騒音をカットできるノイズキャンセリング。立体的なド迫力サウンドを響かせるステレオスピーカー。そして、動画撮影におけるマイク録音クオリティの素晴らしさです。

画質に加え、音質が良い。当然、動画撮影を楽しむ時間は圧倒的に増えます。写真撮影よりも、動画撮影が楽しい!と感じる瞬間まで増えていったのです。解像度の高い4K動画を撮影し、それを写真としてキャプチャ(画面保存)すれば、フルHDディスプレイでの観賞を楽しんだり、メール添付といった活用ができます。

4K動画からキャプチャ


シャッタースピードを指定できないのは残念!

Xperia ZL2のカメラは、シャッタースピードを指定できません。シャッタースピードとは、「シャッターが切れる速さ」を○秒で示すものです。 (1秒、1/30秒など)1秒と2秒を比べた場合、2秒のほうが光を撮り込む時間が長いため、写真は明るく写ります。

鉄塔写真は、ほぼ全てが1/8秒で撮影されています。月をメインにしてクッキリ写すには、“明るく写りすぎるシャッタースピード”だといえます。一眼レフのように、シャッタースピードも自分で設定可能ならば、月や夜景の撮影にも対応できるでしょう。1/1000秒程度の速さを指定できれば、取り込む光の量を減らすことができ、ディテールのクッキリした月を撮影することができたと思います。 

Panasonic G1, Ai Nikkor ED 600mm F5.6S シャッタースピードを適切に設定できれば、月面もクッキリ撮れる

機能面のさらなる充実に期待したい

一眼レフのようにF値を下げたり、シャッタースピードを自在に操ることが出来たなら。エクスペリアのカメラ機能はさらに高みへ近づくような気がします。
物理キーの少なさによる操作性の悪さや、メニューのナビゲーションの悪さも、アクセサリー(NFC接続)を装着することで解消できないだろうか、と想像します。一眼レフに縦位置グリップを付けた時に、シャッターボタンが2つになる(本体分+縦位置グリップ付属分)、あの原理です。

デジスコのように、エクスペリア搭載レンズに一眼レフ用レンズを重ね付けすることができたら面白いと思います。
※ デジスコ… デジタルカメラのレンズに、さらにレンズを重ねづけることで超望遠効果を得られる。デジタルスコープの略

超望遠レンズで月を撮影。 このようなレンズをデジスコのようにエクスペリアで活用したい


撮影用アクセサリーの充実にも期待

エクスペリアの大画面をファインダー代わりにして一眼レフ用レンズが使えるという、レンズスタイルカメラQX1(ILCE-QX1L)も魅力的な製品ではあります。しかし、もっと気軽に使えるアイテムが充実してほしい。とりわけ、レンズに直接装着できる(かぶせて使う)アクセサリーが登場することには期待を寄せています。

iPhone5/5s用のレンズ3種類セット。三脚で有名なマンフロット製


XPERIAに欲しいのは、広角や望遠のレンズアクセサリー

広角・マクロ・魚眼レンズがセットになった製品や、12倍望遠レンズなどは、社外品のアタッチメントレンズが存在します。ソニー純正の広角・マクロ・魚眼レンズ3種セットが1万円以内で発売されたら、需要はあると思うのです。たとえチープな作りであっても、さっと取り出すことが出来て、簡単にエクスペリア搭載レンズに装着(重ね付け)できるワイコンやテレコンのようなアイテムがほしい。

スマートフォンにおいて“気軽に使える”は超重要だと考えます。いつでも持ち歩けて、実用レベルの写りをしてくれる。 それで十分です。欲しい!を越えて、買いたい!と思わせてくれるソニー純正エクスペリア用アクセサリーの登場に期待しています。

※ ワイコン… レンズに装着して使う。より広角(ワイド)な写りに出来るアクセサリー。ワイドコンバーターの略
※ テレコン… レンズに装着して使う。望遠(テレ)側の焦点距離を稼げる。テレコンバーターの略


ミラーレスやスマホに最適!ベルボン本気ミニ三脚ULTRA MAXi mini



シャッター速度を設定できるAndoroid5.0のLカメラが羨ましい

Android5.0 lollipopに搭載のカメラアプリ「L Camera(Lカメラ)」では、1/2秒~1/8000秒の範囲でシャッタースピードがマニュアル設定できます。(1/2, 1/4, 1/6, 1/8, 1/15, 1/30, 1/60, 1/100, 1/125, 1/250, 1/500, 1/1000, 1/2000, 1/4000, 1/8000)

シャッタースピード優先で撮影したいシーンも多々あるので、Lカメラの自由度の高さには惹かれます。シャッタースピードを指定することが出来ず、レンズがF値2.0固定のXperia ZL2 SOL25で月を撮影するならば、ISO感度を下げることでディテールがぼやけるのを防ぐしかなさそうです。

27mm F2 M(マニュアル) 1/8秒 ISO50 (2070万画素データからの切り出し)


1/3段ステップ毎の露出補正が可能なXPERIAのカメラ

鉄塔に合わせた露出補正を行っていたため、月をメインにするならばEV値(露出補正の数値)を-2にすべきだったかもしれません。Xperia ZL2 SOL25は+2から-2の範囲で、1/3段ステップ毎の露出補正が可能です。

カメラ起動後、画面左に並んだアイコンの上から2番目をタップ。EVと書かれたスライダーをスライドさせて、露出補正を+2から-2の範囲で行います。+2にすれば明るくなり、-2にすれば暗く写ります。
室内などで写りが暗ければ+側に、屋外などで写りが明るすぎる場合には-側に露出補正することで、ちょうど良い明るさに写りを調整できます。露出補正の調整は、写真の明るさに大きな影響を与えます。

露出補正(EV値)は-2から+2の範囲で1/3段ステップごとの調整が可能


測光方式は3つ。平均、中央、スポット測光が使える

エクスペリアで使える測光方式は3つです。

・ 平均測光… 撮影画面全体の明るさに基づいて、露出を調整
・ 中央測光… 撮影画面中央に重点を置き、画面全体で測光して、露出を調整
・ スポット測光… 撮影画面の中央一点だけで測光して、露出を調整

月の撮影で平均測光を使った場合、空の暗さに露出が引っ張られてしまい月が明るく飛びそうです。似たような状況で撮影することがあれば、こういったポイントにも注意したいと思いました。

エクスペリアで使える3つの測光方式

測光方式は3つ。 中央、平均、スポット測光を選択できる



XPERIAなら写真も動画も、すべての撮影が楽しい!

これに尽きます。友達との何気ない会話すら、動画で残しておけばオリジナルのコンテンツとなりえます。それは、普段持ち歩くことが困難な一眼レフには難しいことだと思います。

スマホならではの長所がある。写真を撮る楽しさ、見る楽しさにおいても同じことが言えます。5.0インチ大画面液晶をファインダーにした撮影は迫力が感じられ、気持ちが良いものです。

フルHDディスプレイで観賞する写真は精細感たっぷり。撮ったその場で盛り上がることができ、数回のタップ操作でメール添付やクラウド共有が可能です。フットワークの軽さこそがスマートフォンの利点であり、スマホなのに綺麗に撮れることがエクスペリアの魅力です。


SONY A7S YOKOHAMA by Night


私はYouTubeでミュージックビデオを見ることが好きなので、動画撮影に憧れがあります。ソニーα7sで撮影された動画を見て、このカメラが欲しいなあと強く憧れました。自分も大口径レンズを付けてフルサイズ一眼レフで動画撮影してみたい、という憧れを強くしました。

いつかは手に入れたい、フルサイズのソニーα一眼レフ。しかしそう簡単に手が出せる値段ではないし、レンズやアクセサリーなどの購入も必要になるので、カメラ本体の出費だけを考えれば良いわけではありません。現実的には、動画専用機としての一眼レフ導入は厳しいかなあ…と、あきらめ半分です。


NELSON & DEYDEY in Dotonburi, Osaka | YAK FILMS x SONY a7S


一眼レフよりも、XPERIA?

高いお金を出して動画専用機としての一眼レフを手に入れて、はたしてそれを使いこなせるか、使う時間はどれほどか?という自問もあります。自分がどれほど動画撮影に魅力を感じているのか。それを推しはかる意味でも、エクスペリアでの動画撮影には意義が感じられます。

使い込むうちに、不満点も日に日に増していくでしょう。実際、写真撮影と動画撮影の両方において、不便を感じる瞬間は多々あります。スマホ撮影の楽しさを味わいつつ、「動画専用機ではどんな不便が解消されるのか?」といったポイントを見極めることもまた、私にとっては楽しみのひとつとなりそうです。

XPERIAなら、写真も動画も、すべての撮影するという行為が楽しい!撮影と再生を繰り返すたびに、そのことを強く感じています。

■ソニー純正の望遠・マクロ・魚眼・広角レンズセットがXPERIAに用意されていれば…という記事です
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