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2015年6月30日火曜日

auのマイクロSDカードって買う意味あるの?au +1 collection microSD




au公式アクセサリー「au +1 collection」。そこで販売されているau専売モデルのmicroSDカードを買う意味やメリットはあるのでしょうか?買うべき製品なのかを検証してみました。





auのマイクロSDカード。 中身はサンディスク製

au +1 collectionで売られているマイクロSDカード。中身はSanDisk(サンディスク)社のものです。この事実はau +1 collectionのページにも明示されており、シークレットな内容ではありません。
サンディスクは、東芝、サムスンと共にNAND型フラッシュメモリ市場でシェア争いを繰り広げる業界大手。特にフラッシュメモリーカード製品においては圧倒的なシェアを誇り、世界・国内ともに市場シェアNo.1。下記のデータからも、サンディスクのメモリーカードが信頼に値する製品であることが分かります。

・東芝・パナソニックと共同で「SDカード規格」を開発したメーカー
・三重県四日市市の工場(東芝と共同出資)で製造
・研究・開発・製造・販売のすべてを自社で一貫して行う
・フラッシュメモリーカード世界シェア1位。 米国1位(62%)、欧州1位(52%)、日本1位(33%)

auモデルと同一のサンディスクmicroSDカード。性能は全く同じ



同等スペックのサンディスク製品と価格比較

転送速度などの情報を基にして、auモデルのmicroSDカードと一致するサンディスク製品を割り出してみました(R04M001AのみLexar Media製)。

価格の違いを比較しています。掲載価格はすべて税込(2015年6月30日現在)。au製品はau Online Shop価格、サンディスク製品はヨドバシ.comで販売されている国内正規品の価格です。


■ 超高速microSDカード

(書込50MB/秒、読出80MB/秒、UHS-Iクラス3、スピードクラス10)

au R05M002A(64GB) 21,384 円
⇒SanDisk Extreme PLUS(64GB) 15,670円

au R05M001A(32GB) 12,420 円
⇒SanDisk Extreme PLUS(32GB) 8,180円


■ 高速モデル

(最大30MB/秒、UHS-Iクラス1、スピードクラス10)

au R03M004A(64GB) 17,496円
⇒SanDisk Ultra(64GB) 10,770円

au R03M003A(32GB) 10,152円
⇒SanDisk Ultra(64GB) 5,400円

au R03M002A(16GB) 5,454円
⇒SanDisk Ultra(16GB) 2,560円


■ 低速モデル

(スピードクラス4)

au R03M001A(8GB) 3,132円
⇒SanDisk standard(8GB) 1,810円

au R02M001A(8GB) au Online Shopでの販売終了
⇒SanDisk standard(8GB) 1,810円

au R02M002A(16GB) au Online Shopでの販売終了
⇒SanDisk standard(16GB) 2,330円

au R02M003A(32GB) au Online Shopでの販売終了
⇒SanDisk standard(32GB) 4,780円


■ 大容量microSDカード

(128GB以上)

au R04M002A(128GB) 32,400円
⇒SanDisk Ultra PLUS(128GB) 26,420円
最大48MB/秒、UHS-Iクラス1、スピードクラス10

au R04M001A(128GB) 37,800円
⇒Lexar 633x(128GB) ヨドバシ.comでの取扱無し。Amazon輸入品:18,980円
最大95MB/秒、UHS-Iクラス1、スピードクラス10、USB3.0カードリーダー同梱

左: au R04M001A(128GB) 右: Lexar 633x(128GB)


買う意味はあるの? au microSDカードを購入するメリット

価格比較をご覧いただいて分かるように、auモデルのmicroSDカードは大変高価です。オリジナルのサンディスク製マイクロSDカードと性能差があるわけでもなく、ただ単に高価なのです。

「買う意味があるのか?」と問われば、私の答えは「No」。ヨドバシ.comでサンディスク製品を購入するほうが賢明であると考えます。あるいはAmazonで国内正規品を購入するか、海外向けパッケージ(輸入品)を安価で購入したほうがハッピーになれる、というのが私の見解です。しかしながら、au+1 collectionのマイクロSDカードを購入するメリットが皆無というわけでもありません。


田中社長が喜ぶ

高価なmicroSDカードの販売によってKDDIの業績がさらに上向くことになれば、田中社長が喜ぶというメリットを享受することができます。田中社長の喜びはすなわち、我々auユーザーの喜びと同義なのです。
(左から) 木下雅臣氏(auエリア品質強化室室長)、KDDI田中社長、大毅、内藤大助

KDDIの社員みんながハッピーになれる

1枚あたり3万7800円のマイクロSDカード128GB(R04M001A)が売れた日には、社内総出で大騒ぎ。「ボーナスがさらに上がる!」、「ほんとに買う人い…ありがとうございます!」。自然と笑顔やピースサインがこぼれ出し、KDDIの皆さんがハッピーになれます。
(左から) 興毅、田中社長、川北真理氏(コンシューマ営業企画部)
写真引用元:Engadget(エンガジェット) - 「KDDI田中社長インタビュー:僕はオタクでガジェッター、自ら電波測定する社長の「べき」論


高いけど、中身はサンディスク。 だから安心

高価ではありますが、中身は業界大手のSanDisk(サンディスク)社製。頼れる品質、安心感が違います。ちょっぴり高いけれど、サンディスクの製品であるという事実、信頼は揺るぎません。多少の割高感はありますが、auとサンディスクによる夢のコラボであることを考えれば、余分にお金を払うだけの価値はあるかもしれません。私もサンディスクのマイクロSDカードを活用しています
信頼と実績のサンディスクmicroSDカード32GBを買ってみた


auのWALLETポイントで買える

たまりに貯まったau WALLETポイントを利用して、支払いが可能です。長い年月をかけて蓄積された大切なauポイントを放出する時が来ました。男らしく全ベットしてください。割高感あふれるau +1 collectionのマイクロSDカードを、ほんの少しだけお得にゲットすることが可能です。



2,625円(税込)以上の購入なら、送料無料

au +1 collectionで販売されている商品は、2,625円(税別)以上の購入で送料無料。microSDカードに限らず、あらゆる商品が対象です。アマゾンで購入した場合もほとんどが送料無料であるため、特段の優位性を感じることはありませんが、64GBのmicroSDカードを17,496円で販売するau +1 collectionにしてはかなりの太っ腹であると思いました。






37,800円の128GBマイクロSDカードだけは「面白い」と感じました

ドコモユーザーを経て、11年以上auのお世話になっています。いつの日か、au +1 collectionでマイクロSDカードをお得に購入するのが夢です(90%OFFのセールが開催された時にでも)。願わくはもう少しだけ安く、50%くらい安ければ購買意欲をそそられるなあと思いました。トランセンドの64GBを3,800円で購入した私にとって、ほぼ同等スペックのau R03M004A(64GB) 17,496円はとんでもなく高価に感じられました。

auのmicroSDカードで唯一おもしろいと感じたのは、USB3.0カードリーダーを同梱した128GB(R04M001A)。読み出し速度95MB/秒を誇る「Lexar 633x 128GB」と同等品です。このような尖った製品をラインナップする遊び心、税込価格37,800円という強気な値付けのアンバランス具合には、おもわずニヤリとさせられました。「本当に売る気があるんだろうか?」と疑問に思いつつ、我らがau KDDIのチャレンジを見守りたいと思います。

Lexar
128GB microSDXC + USB 3.0 reader
最大読み出し速度95MB/秒、UHS-Iクラス1、スピードクラス10対応の128GBマイクロSDカード。同梱のUSB 3.0カードリーダーを利用した超高速転送が可能。約18,980円
Lexar 128GB microSDXCカード USB3.0カードリーダー同梱




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