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2015年12月18日金曜日

東芝CB35-B3340に決めた理由 クロームブック2購入レビュー





話題のクロームブック、東芝Chromebook 2(CB35-B3340)を買いました。13.3インチ画面・IPS液晶・フルHD解像度・RAM 4GBを搭載しながら4万円台で購入できる低価格なTOSHIBA製クロームブック2をレビュー。買った理由(購入前に期待したポイント)と実際に使用してみてどうだったか?(購入後の感想)についてまとめました。





Chromebook(クロームブック)って、どんなパソコン?

Chromebook(クロームブック)とは、「Googleの提供するサービスを使い倒すことだけに特化したノートパソコン」であるとお考え下さい。グーグル提供のブラウザ・Google Chrome(グーグルクローム)を使ってウェブサイトを閲覧します。Internet Explorer(マイクロソフト)やSafari(アップル)などのブラウザは使用できません。日頃からGoogleサービスに慣れ親しんだ方には最良の選択。その反対に、ふだんInternet ExplorerやSafariでウェブサイトを閲覧し、メールソフトやアプリケーションをGoogleのサービスに依存していない方にとっては、あまり魅力的には映らない製品かもしれません。そうした方々には他の選択肢(WindowsやMacのノートパソコン)があり、あえてChromebookを選ぶ理由は見当たりません。

Googleのサービスを使い倒すのに最適なノートパソコン
パソコンやスマホでChromeをお使いの方も多いかと思います。クロームブックはChromeブラウザを使用してネットを楽しんだり、YouTubeを見たり、GmailやGoogleドキュメントを使い倒し、Google検索で調べ物をする、などの使い方に最適なグーグル提供のChrome OS搭載ノートパソコンです。機能やできることに制限がありつつも、低価格で購入可能、ある程度のことが出来てしまうのが特徴。起動が速く、グーグルのサービスに素早くアクセス。高速で作業できることが利点です。購入時からタスクバー(画面左下)にはYouTube、Gmail、Google Chrome、Googleドキュメント、Google検索、合計5つのアイコンが用意されており、これらのグーグル・サービスに1発でアクセスすることが可能です。Googleのサービスにとことん特化しているため、Google Play Music(定額制音楽配信サービス)等の相性もばっちり。ダウンロードファイルはGoogleドライブ(保管庫)に保存します。クロームブック購入時に100GBの容量が無料でプレゼントされます。

Chromebookを販売しているメーカー
Acer(エイサー)、ASUS(エイスース)、DELL(デル)、SAMSUNG(サムスン)、HP(ヒューレット・パッカード)などのメーカーが、Chromebook(クロームブック)を発売しています。私が購入したのは東芝のChromebook 2(型番CB35-B3340)という製品です。

(左から) Acer、東芝、ASUS、DELLのChromebook



東芝Chromebook 2に惹かれた理由、購入動機

私がChromebookを欲しいと思った理由は、「ベッドの上で気軽に使えるノートパソコンを低価格で手に入れたい」。予算は3~4万円台、できれば馴染みのメーカー製が良い。画面サイズは13インチ。ディスプレイ解像度はフルHD(1920×1080)が望ましい。本体の質感・デザインにさほどこだわりは無く、それよりも価格や性能などの実用面を重視したい、などの購入動機を軸にして製品を検討しました。そして、それらの条件にピッタリ当てはまる製品が、東芝Chromebook 2(CB35-B3340)だったのです。

東芝
Chromebook 2
13.3インチ・IPS液晶・フルHD(1920×1080)の美しいディスプレイ。RAM 4GBを搭載した1.3kgの東芝製Chromebook 2(CB35-B3340)。東芝 Chromebook 2



13.3インチの画面サイズ

東芝Chromebook 2(CB35-B3340)のディスプレイサイズは13.3インチ。各社から発売されているChromebook(クロームブック)の画面サイズは大きく2つ。11.6インチと13.3インチが主流です。私は画面サイズの大きなChromebookが欲しかったため、東芝・CB35-B3340を購入しました。

13.3インチを実際に使ってみた感想
快適です。画面の小ささを感じません。ノートパソコンは15.5インチのSONY VAIOを愛用しているため、13.3インチという大きさに不安はありました。しかし実際に使ってみると、ディスプレイの美しさや性能もあいまって、非常に快適。まるで長年使い続けているかのごとく自然に使いこなすことが出来ています。小さな画面でストレスを感じたり、「13.3インチにしておけばよかった…」という後悔を抱えながら使用するのは気持ちがよくないため、13.3インチの東芝Chromebook 2(CB35-B3340)を選んで正解だったと思います。

13.3インチと11.6インチ、どっちを買うべき?
11.6インチクラスの利点は、製品サイズそのものがコンパクトに抑えられる点にあります。持ち運びの機会が多い方は、画面サイズと本体サイズのバランスを考えて11.6インチクラスを検討してみるのもアリだと思います。私の使い方は「お布団の上でブログ更新・ウェブ閲覧がしたい!」というもので、日常的に持ち運ぶことは想定していません。そのため、本体サイズが多少大きくなっても13.3インチという視認性に優れた画面サイズを優先するに至りました。「11.6インチと13.3インチのどちらが正解・優れている」というよりは、自分のライフスタイル・使い方をイメージすることが大切です。「かばんに収まるサイズか?」「持ち運びは苦にならないか?」「持ち運びの機会は多いか・少ないか」「11.6インチで自分のやりたい作業を快適にこなせるか?」などの項目を自問して、11.6インチと13.3インチのどちらが目的に沿ったものであるかを見極めてください。




フルHD(1920×1080)解像度・IPS液晶

東芝・CB35-B3340はフルHD(1920×1080ドット)のディスプレイ解像度。下位モデルとしてCB35-B3330が用意されていますが、画面解像度はHD(1366×768ドット)。画面サイズこそ13.3インチでCB35-B3340(上位モデル)と同じですが、ディスプレイ解像度は劣り、液晶の種類もIPSではなくTN型となっています。私が購入したモデル・CB35-B3340はIPS液晶を搭載。視野角が広いため、角度のついた上下方向から見たときの見え方も良好です。

IPS液晶を実際に見てみた感想
非常に快適。真正面以外の角度から覗き込んでも、美しい見え方は変わりません。私が想定する使い方は「ベッドの上でゴロ寝しながら気軽に使う」というものですので、視野角の広いIPS液晶を採用した東芝・CB35-B3340はベストな選択でした。発色なども素晴らしく、4万円付近のノートパソコンにありがちなチープさは一切ありません。海外の購入者もディスプレイの美しさ、大きさ、IPS液晶である点を称賛しており、東芝・CB35-B3340における大きなメリットの一つだと言えそうです。

光沢のばっちり効いたグレア液晶
液晶の種類はグレア(光沢)タイプです。私は非光沢のノングレアが好みであるため、デスクトップ、ノートパソコンともに毎回ノングレア(非光沢)の製品を購入してきました。初めてのグレア(光沢)液晶となりましたが、メインでがっつり使い込むわけではないので許容できます。一つくらいグレア液晶のパソコンがあっても良いかな、程度の感想です。光沢のギラギラした感じが好きな方にとっては、まさに想像どおりのテカテカ・ギラギラの液晶なので問題ありません。ノングレア派の方にとっては映り込みがやや気になるかもしれません。




RAM容量 4GB

RAMが4GBである点も、東芝・CB35-B3340の大きなメリットです。クローム・ブラウザのタブを何枚も同時に開いたり、YouTubeを再生しつつネットを楽しみ、メールソフトを立ち上げて…といった使い方を想定されている方は、RAM容量を重視して下さい。私はデスクトップでRAM 16GB、XPERIAスマートフォンでもRAM 3GBの恩恵を受けていたため、今回も最低RAM 4GBは欲しいと考えていました。Amazon.co.jpで販売されている東芝Chromebook 2はCB35-B3340(RAM 4GB)とCB35-B3330(RAM 2GB)の2つですが、サクサク快適動作を重視する方にはRAM 4GBの上位モデル・CB35-B3340がおすすめです。

RAM 4GBの東芝・CB35-B3340を実際に使ってみた感想
ストレスなく普通に使える、というのが感想です。「Chromebookは動作が速い」と聞いていたので、やや過剰な期待を寄せていましたが、驚くほどの爆速・サクサクとは感じませんでした。高速動作の基準をRAM 16GB・SSDのデスクトップパソコンで考えていたため、RAM 4GB・eMMCの本製品が太刀打ちできないのは当然なのですが、「Chromebookはとにかく速い」という思い込みが強くあったため、過剰な期待をしていたようです。

結果として驚くほどの衝撃は得られなかったものの、「ノートパソコンとしては普通に速く、なんら問題ない高速起動と操作。ただしRAM 16GB・SSD搭載のデスクトップと比較してはいけない」、というのが実際に使用してみた評価・感想です。デスクトップPCでは瞬間的に表示されるウェブページ、滞りなく再生されるYouTube動画も、東芝Chromebook 2ではワンテンポの遅れを感じます。特にYouTube動画の再生においては、最初のほうで再生が一時的にストップしてしまうため音声がぶつ切りとなり、ミュージックビデオの視聴にはやや不向きかもしれないと感じました。もっとも私の使い方はYouTube再生ではなくブログ更新作業がメインなので、ここに関して問題はありません。




重さは1.3kg

東芝・CB35-B3340の本体重量は1330グラム(約1.3kg)です。私が使用しているVAIO(15.5インチ・ノート)の重さが約1.99kgとなっており、持ち運びには苦労しました。ノートパソコンとしては明らかに重く、軽快な持ち歩きには不向き。次に買うノートパソコンは1kg~1.3kgに抑えたいと考えていたので、東芝・CB35-B3340の重量1.3kgは要求を満たすものでした。

重さ1.3kgを実際に持ってみた感想
1.3kgは軽いと感じました。1.99kgのVAIOと比較した感想です。VAIOでは苦だった片手持ちの操作も可能。600グラムの差はでかいと思いました。壁に背をもたれながらベッドの上でパソコンを操作する場合、パソコンの自重があると少々体勢を崩しただけでも膝からすべる様にして落ちてしまうことがあります。東芝Chromebook2は1330グラムと軽量なので、体勢を崩しても安定して膝上に収まってくれるのが有り難いと感じました。ノートパソコンの重量は、携行面だけでなくベッドの上などでラフに使おうとする場合にも大事なポイントだと実感しています。

これだけ軽いと、持ち運びも現実的なものとなります。1.99kgのVAIOノートは持ち歩く気になれませんでしたが、1.3kgの東芝Chromebook2は外出の機会を与えられそうです。本体サイズも抑えられており、バッグに丁度よく収まってくれたのが何より嬉しいポイントでした。




米・Amazon.comでの購入価格 38,992円

私は東芝・CB35-B3340を総計38,992円で購入しました。利用したのはアメリカのAmazon.com。本体価格は269ドル(34,384円)。送料1,719円、Import Fees Depositが2,889円。合計の総支払い額が38,992円です。Import Fees Depositとは購入前に計算された関税で、多く支払っていれば後に返金されます。

日本との価格差は7,000円
12月18日現在のAmazon.co.jp(日本)販売価格は45,400円。Amazon.com(米国)との金額差は約7,000円。Amazon.com(米国)での買い物に慣れ親しんだ方であれば、Amazon.comでの購入をおすすめします。日本での販売価格45,400円ですが、驚くほどの価格差があるわけではなく、購入手続きの手間や面倒などを考えれば7,000円高くても慣れ親しんだAmazon.co.jp(日本)を利用するのもアリだと思います。

送料は1700円。配達日数は10日間
送料は3タイプ用意されており、配送日数によって送料が異なります。私が選んだのは、最も配送時間がかかる代わりに送料が最も安い「AmazonGlobal Standard Shipping」という配送種類。9-14日で届くと書かれていて、実際には注文(12月2日)から到着(12月12日)まで10日間程度でした。

AmazonGlobal Standard Shipping
9-14日で配送完了。送料が最も安い(約1700円)
AmazonGlobal Expedited Shipping
6-10日で配送完了。送料が2番目に安い(約2800円)
AmazonGlobal Priority Shipping
最短でお届け(5日ほど)。送料が高い(3800円)

※1ドル=127.3円計算でCB35-B3340を注文した場合のAmazon.com送料目安




「東芝製」であることが購入の決め手

Acer、DELL、ASUSのクロームブック製品も購入候補に含めていましが、上記の要件に合致したものが東芝Chromebook 2(CB35-B3340)であり、「東芝製であること」が購入の決め手となりました。今夏、デスクトップパソコンを買い替えた際に東芝製のSSDを選択したのですが、爆速・安定・安心を実感しながら快適に使うことが出来ており、東芝製品に対する信頼が増していたことも要因の一つです。東芝製の超高速microSDカード・EXCERIAに見た“転送スピードの生真面目さ”も購入を後押し。「歴代三社長は亀田三兄弟なみに信用ならないが、東芝の技術は信頼できる!」と確信し、東芝Chromebook 2を注文するに至りました。ブログの更新をメインの使用目的に掲げつつ、これからじっくりと東芝・CB35-B3340を使い倒していこうと思います。






まとめ。 東芝Chromebook 2(CB35-B3340)はおすすめできる

この記事では「購入前に期待していたこと、それに対する購入後の感想」を挙げてみました。書き切れなかったポイントはたくさんありますので、別記事では「購入前にそれほど重視しなかったポイント、それについての購入後の感想」をレビューする予定です。デザイン、キーボード、操作感、ウェブ閲覧、YouTube視聴などについて言及しようと考えています。

すぐに使える、Chromebookの操作はかんたん
大体の目的と感想は本記事に書いたとおりの内容で、非常に満足度の高い一台だと感じています。初期設定もチュートリアル(案内)に従って入力するだけ。かんたんに設定が完了し、すぐにChromeブラウザ、YouTube、Gmailなどを使いこなすことが可能です。購入してから1週間ほどですが、すでに使い慣れた一台であるかのように馴染んでいます。セットアップしてから数時間後には、VAIOノートと同じような感覚で使いこなしていました。天板を開けば2秒足らずで電源が入る起動の速さにも大満足です。

パソコン初心者には不向き
Chromebookがどういった製品であるかを事前学習している方、その上で東芝Chromebook 2(CB35-B3340)が購入検討の対象となっている方には、「買って後悔なし」と自信をもっておすすめできます。ただし、パソコン初心者の方の“初めての一台”にはおすすめできません。本製品には制約があり、できることに限りがあります。基本的にGoogleのChromeブラウザで出来ることしか操作できず、Photoshopなどをインストールすることはできません。「Chrome」が何であるかを知らなければ購入しても後悔するでしょう。キーボードの配列も一般的なものとは異なります(USキーボード)。4万円台で買えるからと言って、慣れないUSキーボードの使い勝手に四苦八苦したり、Googleサービス以外のことをやりたいのに出来ない、といった不満を抱えながら使うのはおすすめできません。

Chromeユーザー、Googleサービスのヘヴィーユーザーには使って欲しい
私はパソコン・スマートフォンともにChromeブラウザを愛用しており、利便性の高さに満足しています。Chrome(ウェブ閲覧)、YouTube(動画視聴)、Gmail(メール)、Google Play Music(定額制音楽配信)、Google Keep(メモ帳)、Google検索など、グーグル提供のサービスばかり重用している私にとって、クロームブックは「使わない理由が見当たらないノートパソコン」であるとさえ断言できます。実際に使用してみて、こうしたサービスを快適にサクサク使うことができ大変満足しています。スマホでお馴染みの音声検索「OK, Goole(オーケーグーグル)」もChromebookで使うことができます。ベッドの上でゴロ寝しながら使う場合、キーボード入力よりも音声検索が役立ちます。Chromeの拡張アプリ・Remote Desktop(リモートデスクトップ)をインストールすれば、部屋にあるデスクトップパソコン、ノートパソコンをChromebook上で動かすことも可能。これが非常に快適で、Chromebookではこなせない操作や作業もベッドの上で済ませてしまうことができます。

4万円台で買える、ハイスペックな東芝Chromebook 2(CB35-B3340)は超おすすめ
1.3kgのコンパクトな本体サイズを実現しながら13.3インチの大画面・フルHD・IPS液晶を搭載し、RAM容量は4GB。これらのハイスペックに加えて東芝製であることが何よりの強み、安心感をもたらしてくれます。こうした機能、スペック、TOSHIBAブランドが詰め込まれたノートパソコン(Chromebook)を4万円台で見つけることは困難です。私のように「Chromebookを使ってみたい。大画面や解像度、スペックには妥協せず低価格で手に入る国産ブランドのクロームブックが望ましい」と考える方にとって、東芝・CB35-B3340は最良の選択であると感じました。買って正解、大満足の一台です。

東芝
Chromebook 2
13.3インチ・IPS液晶・フルHD(1920×1080)の美しいディスプレイ。RAM 4GBを搭載した1.3kgの東芝製Chromebook 2(CB35-B3340)。東芝 Chromebook 2

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