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2016年7月27日水曜日

256GBのマイクロSDカードはどれを買うのが正解か?おすすめを解説



「マイクロSDカード256GB」の選び方をアドバイス。全4製品の違いを比較

256GBのマイクロSDカードを購入するにあたって重視すべきポイント、価格や転送スピードの違いなどを解説しました。「microSDカード256GBはどれを買えば良いのか?」が分かります。

究極の超大容量となる「256GB マイクロSDカード」を発表しているのは、サンディスクとサムスンの2社。転送速度や値段の異なる複数ラインナップの「選び方」をアドバイスします。




マイクロSDカード「256GB」は、どれを買えばいい?



サンディスク(SanDisk)は、メモリーカードの分野で圧倒的な「人気」と「信頼」を勝ち取ってきたトップブランド。他社製品を比較することなく、無条件でサンディスクを指名買いする人も多数いるほど、SDカードやmicroSDカードの分野で強固なポジションを築き上げてきました。そのサンディスクからは、2種類の256GBマイクロSDカードが発売されます。

サムスン(SAMSUNG)の256GBマイクロSDカードは1製品のみですが、サンディスクの上位モデルと比肩するスペックの高さが際立つ1枚となっています。NAND型フラッシュメモリ市場で世界シェア1位に君臨し続ける「圧倒的な競争力」は、ハイスペック・ロープライスという戦略にも反映されており、高性能なメモリーカードを買い求めやすい値段で買いたいユーザーにはピッタリの選択肢であると言えます。


① SAMSUNG EVO+ 256GB|サムスン高性能モデル


SAMSUNG EVO+ microSDXCカード 256GB

サムスンから発売されている256GBマイクロSDカードは、「SAMSUNG EVO+ microSDXCカード 256GB」。

読み出し速度95MB/秒・書き込み速度90MB/秒。4K動画撮影に対応する、UHS-Iクラス3(U3)。

これらのスペックは、サンディスクの高性能モデル「SanDisk Extreme 256GB」と比べても遜色ありません。サンディスク製品が日本未発売であることからも、国内正規品の販売がスタートしている「SAMSUNG EVO+ 256GB」はオススメの1枚です。

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SAMSUNG EVO+ 256GB(国内正規品)
SAMSUNG EVO+ 256GB(並行輸入品)

楽天でも購入できます
SAMSUNG EVO+ 256GB(並行輸入品)


② SanDisk Extreme 256GB|サンディスク上位モデル


SanDisk Extreme microSDXCカード 256GB

転送スピードを重視するなら、上位モデルの「SanDisk Extreme microSDXCカード 256GB」を選んでください。4K動画撮影などのハイスピードな転送速度が求められる撮影での使用を想定したモデルです。

読み出し速度100MB/秒・書き込み速度90MB/秒。UHS-Iスピードクラス3(U3)対応。

予価199.99ドル。2016年第4四半期の発売予定。

SanDisk Extreme 256GBは、A1・U3対応の超高速microSDXCカード


③ SanDisk Ultra 256GB|サンディスクの標準モデル


SanDisk Ultra microSDXCカード 256GB Premium Edition

圧倒的な信頼と人気を誇るサンディスクの256GBを「安く手に入れたい」という方には、下位モデル「SanDisk Ultra microSDXCカード 256GB Premium Edition」がおすすめ。

読み出し速度90MB/秒。UHS-Iスピードクラス1(U1)対応。

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SanDisk Ultra  256GB(並行輸入品)

楽天でも購入できます
SanDisk Ultra  256GB(並行輸入品)






サンディスク vs サムスンの構図



2016年7月現在、マイクロSDカードの最大容量は「256GB」。サムスンとサンディスクが、256GBのmicroSDカードを発表しています。メモリーカードは大容量化するにつれ、「信頼性」が重要度を増してきます。膨大なデータを転送するにあたって、「高速性能」も求められます。サンディスクとサムスンは、2つの条件を満たしています。

アメリカに本社を置くサンディスク(SanDisk)は、メモリーカード分野で圧倒的な人気を誇り、マイクロSDカードに限って言えば2005年以来、20億枚以上を出荷してきました。128GBと200GBのマイクロSDカード、512GBのSDカードを「世界初」で発売したことからも、サンディスクの高い技術力が見て取れます。韓国に本社を置くサムスン(SAMSUNG)は、マイクロSDカードやSDカードを含めた「NAND型フラッシュメモリ」市場でシェアNo.1に君臨する世界的企業。NAND型フラッシュメモリの“生みの親”である東芝(同シェア2位)を大きく引き離し、長きにわたって市場シェアのトップに君臨し続けています。

メモリ業界を牽引する「リーディングカンパニー」として知られるサンディスク、サムスン。信頼性が求められる“超大容量・256GBマイクロSDカード”の選択肢としては、申し分の無い「実績」と「人気」を兼ね備えた企業であるといえます。



世界初「200GB」はSanDisk。256GBはSAMSUNG



世界に先駆けて200GBのマイクロSDカードを発売したのは、サンディスクでした。2015年のMWC(モバイル見本市)で発表され、当時価格は399.99ドル。ライバル製品の200GBが存在していなかったことや、前人未到の「超大容量」であることなどから、強気な価格設定がなされていました。2016年7月現在、サンディスクの200GBはおよそ78ドルまで値を下げています。また、レキサー(Lexar)からも200GBのマイクロSDカードが発売されており、こちらは約79ドルでサンディスクと競合しています。

サンディスクに先行して、世界初「256GB」マイクロSDカードを発表・発売したのはサムスン。2016年5月に「SAMSUNG EVO+ 256GB microSDXCカード」を発表。定価は249.99ドル。サムスンが256GBマイクロSDカードを発表したわずか1ヵ月後、サンディスクが2種類の「256GB」を発表しました。ハイスピードな転送を実現する上位モデル「Extreme」は199.99ドル。買い求めやすさで訴求する「Ultra」は149.99ドル。転送速度や価格の異なる2製品をラインナップすることで、1製品のみリリースのサムスン256GBを追撃したい考えです。



価格競争について

200GBマイクロSDカードを399.99ドルで発売したサンディスクですが、2015年の強気な価格設定から一転。256GBマイクロSDカード2製品は、200ドルを切るリーズナブルな価格(199.99ドル、149.99ドル)で発表されました。するとサムスンは、249.99ドルで販売していた「SAMSUNG EVO+ 256GB microSDXCカード」を50ドル値下げ。2016年7月現在、199.99ドルで販売しています。競合するサンディスク「Extreme 256GB microSDXCカード」(上位モデル)が199.99ドルであることから、徹底した“価格競争”を展開する構えです。

サンディスク「Extreme」マイクロSDカード256GBの発売時期は、2016年・第4四半期(10~12月)を予定。その頃にはサムスンがさらなる値下げをおこない、“買い求めやすさ”の点でサンディスクを迎え撃つことは必至。同等性能のサンディスク「Extreme」(199.99ドル)よりも安価であることはもちろん、下位モデルのサンディスク「Ultra」(149.99)ドルにせまる価格設定をすることが予想されます。






256GBマイクロSDカードの発売日・価格まとめ

SAMSUNG EVO+ microSDXCカード 256GB
2016年8月31日/24,980円
国内正規品 並行輸入品

SanDisk Ultra microSDXCカード 256GB Premium Edition
2016年8月(149.99ドル)
並行輸入品

SanDisk Extreme microSDXCカード 256GB
2016年第4四半期(199.99ドル)

Lexar High-Performance 633x microSDXCカード 256GB
未定

HIDISC microSDXCカード 256GB(HDMCSDX256GCL10UIJP)
2016年8月発売済み

Kingston microSDXCカード 256GB(SDC10G2/256GBSP)

TEAM microSDXCカード 256GB
2016年 国内発売済み

GREEN HOUSE 256GB
国内正規品

ADATA microSDカード 256GB
未定 3D MLC NAND使用 UHS-IIスピードクラス3(U3)

ADATAの256GB microSDXCは、3D MLC NAND採用&UHS-II対応



私が「256GB」を買うなら…、こんな選び方



日本での発売が予定されている「256GBマイクロSDカード」3製品のうち、転送スピードとUHSクラスで劣る「サンディスク Ultra 256GB」は選択肢からはずします。残る2製品は、サンディスク「Extreme」とサムスン「EVO+」。両者に転送スピードの差はほとんど無く、UHS-Iスピードクラスも「U3」で共通していることから、選ぶ決め手となるのは、「ブランドに対する信頼度や好み」、価格、保証期間といったポイントです。


もっとも興味を惹かれるのは、「Extreme 256GB」


私が現在使用しているマイクロSDカードは、サンディスクのUltra 200GB。動画撮影用としてExtreme PROシリーズも愛用していることから、「256GBマイクロSDカード」の順当な選択肢は、サンディスク「Extreme microSDXCカード 256GB」であると考えます。サンディスクに対するブランドイメージの良さ、他メーカーを圧倒する信頼性や安心感、東芝との共同出資による「四日市工場」でフラッシュメモリを製造するなど、超大容量256GBマイクロSDカードを購入するにあたって重要となる「安心」や「信頼性」といった要素を、パーフェクトに兼ね備えていることも見逃せないポイントです。

サンディスク200GBで唯一不満に思っていたのが「書き込み速度の遅さ」(ベンチで15~20MB/秒前後)だったのですが、サンディスク「Extreme」の256GBを購入することによって、書き込み速度90MB/秒の「ハイスピード」を手に入れることができます。ちなみに、2016年春以降に製造されたUltra 200GBは、書き込み速度が50~60MB/秒台に向上している様子なので、これからサンディスク200GBを購入される方は、旧バージョンの200GBよりもハイスピードな書き込み速度が期待できそうです。

サンディスク製の256GB microSDカード、ExtremeとUltraの違い



「EVO+ 256GB」は、Galaxyユーザーにおすすめ


256GBマイクロSDカードの“もう一つの選択肢”である、サムスン「SAMSUNG EVO+ microSDXCカード 256GB」。特徴はなんといっても、「ハイスペックなのに低価格」であること。サンディスク上位モデル「Extreme」と同等スペックでありながら、サンディスクよりも買い求めやすい価格設定が魅力的。私もサムスンのmicroSDカード・SDカードを複数枚所有していますが、「転送スピードの速さ」とそれに見合わぬ「価格の安さ」、10年間の長期保証、日本サムスン販売特約店のITGマーケティングが販売する「国内正規品」の安心感などから、“メモリーカードの選択肢”として常に食い込むブランドであります。

サムスンは「好き嫌い」やブランドイメージに対する意見が大きく分かれる企業でもあると思いますが、スマートフォン・Galaxy(ギャラクシー)で見せる「技術力の高さ」や先進性、ユーザーをわくわくさせる斬新なアイディアといったものは、サムスンが誇れる魅力の一つであると思います。Galaxyスマホをお使いの方は、値段の安さやスペック面から判断しても、「SAMSUNG EVO+ microSDXCカード 256GB」を買えば間違いありません。記事執筆時点では、国内正規品の販売はされておりませんが、サンディスク2製品との徹底した価格競争が展開されることは必至なので、「ハイスペックをロープライスで手に入れられる」というお得感からも、Galaxyユーザーには「SAMSUNG EVO+ microSDXCカード 256GB」を強力におすすめしたいと思います。日本での発売日は、2016年8月31日を予定

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