SanDisk(サンディスク) microSDカードの選び方をアドバイスします。
主要ラインナップ5製品「Ultra」「Ultra PLUS」「Extreme」「Extreme PLUS」「Extreme PRO」の違いが分かります。
私のおすすめmicroSDカードは、4K撮影にも対応できる「Extreme PRO 64GB」と、スマートフォンを大容量化できる「Ultra 200GB」の2枚です。
サンディスク(SanDisk)製マイクロSDカード選びの「基本」
・サンディスクは、フラッシュメモリーカードの世界シェア1位。国内シェア1位
・本社のあるアメリカではシェア6割を誇る
・NAND型フラッシュメモリ市場シェアは、SAMSUNG、東芝に次いで3位
・「最も信頼できるメモリブランド」として評価されることが多い
・サンディスクのメモリーカードは、プロカメラマンやハイアマの愛用者が多い
・三重県にある四日市工場(東芝と共同出資)でフラッシュメモリを製造
・上海自社工場で製品組み立てを行うため、「MADE IN CHINA」表記
・研究/開発/製造/販売まで、自社で一貫しておこなっている
・世界初の「200GB」マイクロSDカードを発売
・SAMSUNGとほぼ同時期に「256GB」マイクロSDカード2種を発表
・2015年までに20億枚のマイクロSDカードを出荷している
・SD、microSD、CF、メモリースティック、全ての規格策定に携わっている
・ドコモ、au、ソフトバンクが販売するmicroSDカードの取り扱いブランド
・キヤノンオンラインショップではSanDisk製メモリーカードのみ取り扱い
・【Made for Amazon認定取得】のmicroSDでも採用されている信頼のブランド
・企業とユーザーの双方から信頼される、業界のリーディングカンパニー
・ビデオスピードクラス(V30)対応製品も発売
・アプリケーションパフォーマンスクラス(A1)対応製品も発売
サンディスク microSDカード 主力商品ラインナップ
① Ultra|スタンダード
② Ultra PLUS|Ultraの上位モデル
③ Extreme|速い
④ Extreme PLUS|とても速い
⑤ Extreme PRO|最上位モデル
● サンディスクのmicroSDカードは、スタンダードモデルの「Ultra(ウルトラ)」から始まり、「Ultra PLUS」「Extreme」「Extreme PLUS」の順に転送スピードがアップ。最上位モデルが「Extreme PRO(エクストリーム・プロ)」となっています。
● この他にも、ドライブレコーダー向けの「High Endurance」シリーズや、UHS-II対応モデル「Extreme PRO UHS-II」などがあります。カードに「V30」ロゴがあるのは新デザインであり、ビデオスピードクラスV30(最低保証速度30MB/秒)であることを意味します。
● 国内正規品と並行輸入品(海外パッケージ)の「価格差が大きい」ことも、サンディスク製microSDカードの大きな特徴。メーカー保証の必要性を強く感じる方は「国内正規品」がオススメですが、「並行輸入品」は保証ナシのかわりに「値段が安い」という大きなメリットがあります。
● 一部のカードに表記されているV30はビデオスピードクラス。A1と書かれているのはアプリケーションパフォーマンスクラス。意味がわからなければ気にしなくてOK。V30やA1が書かれているからといって偽物ではありませんのでご安心ください。
① Ultra|標準モデル
★★★★★ 安さでオススメ「Ultra(ウルトラ)」シリーズは、サンディスク製マイクロSDカードの中で最もスタンダードなモデル。「8GB」から「256GB」まで、幅広いカード容量をラインナップ。「安さ最優先」で選ぶべきモデルです。
標準的なモデルでありながら、大容量「256GB」「200GB」をラインナップ。私も「SanDisk Ultra 200GB」を購入し、スマートフォンを「大容量ウォークマン」化して楽しんでいます。
■ 並行輸入品
amazon 256GB|200GB|128GB|64GB|32GB
楽天 256GB|200GB|128GB|64GB|32GB
■ 国内正規品
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microSDXC 200GB レビュー|XPERIAスマホで1年間使ってみた感想
② Ultra PLUS|少しだけ速いモデル
「Ultra PLUS(ウルトラ・プラス)」は、Ultraの上位モデル。しかし「Ultra」が「読み出し80MB/秒」へと進化を遂げた今、同じく「読み出し80MB/秒」が最大値である「Ultra PLUS」の優位性、存在意義が薄れています。
そして注意したいポイントは、日本で販売されている国内正規品の「Ultra PLUS」が読み出し48MB/秒だという点。アメリカで販売されている新バージョンは80MB/秒ですが、国内正規品は48MB/秒。高いお金を出して買う価値は感じられません。
たとえば128GBモデルの場合、国内正規品の型番は「SDSDQUPN-128G-J35」で、読み出し48MB/秒。アメリカ版の型番は「SDSQUSC-128G-ANCIA」で読み出し80MB/秒。同じくアメリカで発売されている「Ultra」も読み出し80MB/秒となっているため、国内正規品の「Ultra PLUS」「Ultra」を高値で買うよりも、並行輸入品の「Ultra」を安く買ったほうが「読み出し速度が速い」という“逆転現象”が起きています。
③ Extreme|高速モデル
UltraシリーズはU1対応でしたが、上級ラインナップ「Extreme(エクストリーム)」からはUHS-Iクラス3(U3)に対応。4K動画撮影にも対応できる「安定したハイスピード」を出せるmicroSDカードです。
「Extreme」の書き込み速度は、40MB/秒が基本。128GBは60MB/秒、256GBは90MB/秒。256GBは「Ultra」でもラインナップされていますが、本製品「Extreme 256GB」のほうが読み書きの速い「上位モデル」となっています。
■ 並行輸入品
amazon 256GB|128GB|64GB|32GB
楽天 256GB|128GB|64GB|32GB
■ 国内正規品
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サンディスク 256GB microSDカード「Extreme」と「Ultra」の違い
④ Extreme PLUS|超高速モデル
3種類ある「Extreme」シリーズのうち、真ん中のポジションにあるのが「Extreme PLUS(エクストリーム・プラス)」。最新バージョンの転送速度は、読み出し95MB/秒・書き込み90MB/秒。
本製品はdocomo selectでも取り扱いがあるモデルですが、あちらは「読み出し80MB/秒・書き込み50MB/秒」の旧バージョン。国内市場に出回っている「Extreme PLUS」の多くは、バージョン切り替え前のモデルである可能性が高く、スピードの速さを求めるなら並行輸入品がオススメです。
■ 並行輸入品
amazon 128GB|64GB|32GB
楽天 128GB|64GB|32GB
■ 国内正規品
amazon 128GB|64GB|32GB
楽天 128GB|64GB|32GB
⑤ Extreme PRO|最高速・最上位モデル
★★★★★ サンディスクの看板商品としてオススメサンディスク製microSDカードの最上位モデルが、「Extreme PRO(エクストリーム・プロ)」。読み出し95MB/秒・書き込み90MB/秒・UHS-Iクラス3(U3)。クラス最強のスペックを誇る、SanDiskの看板商品。
4K撮影も余裕でこなせるU3対応の「安定した超高速」は、スマホ・アクションカムの4K撮影に最適。ハイスピードな転送速度もさることながら、サンディスクの最上位モデルであるという事実がもたらす「安心感」「信頼性」は大きなもの。文句なしにオススメの1枚です。
■ 並行輸入品
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楽天 128GB|64GB|32GB
■ 国内正規品
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SanDisk Extreme PRO|マイクロSDカード64GBを使用した感想レビュー
⑥ Extreme PRO UHS-II|規格外のモンスター
「Extreme PRO(UHS-II)」は、UHS-II対応のウルトラハイスピードなmicroSDカード。読み出し速度275MB/秒・書き込み速度100MB/秒・UHS-IIクラス3(U3)の最強スペック。
カード容量は、「128GB」「64GB」の2種類のみ。UHS-II対応の「microSDカードリーダー」が付属します。
■ 並行輸入品
amazon 128GB|64GB
楽天 128GB|64GB
■ 国内正規品
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UHS-II マイクロSDカードまとめ|UHS-II対応SDカードリーダー一覧
⑦ High Endurance|ドラレコ向けmicroSD
★★★★★ ドラレコに適した耐久性でオススメドライブレコーダー向けの高耐久マイクロSDカードが、サンディスク「High Endurance(ハイ・エンデュランス)」。真っ白なカードデザインが目印。ドラレコのほかにも監視カメラ・防犯カメラなどのセキュリティシステムに適した「耐久性」「信頼性」を重視したモデルです。
転送速度は読み出し20MB/秒・書き込み20MB/秒。スピードクラス10。実測でもほぼ公称値通りの転送スピードを記録しており、「信頼性の高いドラレコ向けmicroSDカード」としておすすめできる製品。録画時間は「64GB」が10,000時間、「32GB」が5,000時間。
■ 国内正規品
amazon 64GB|32GB
楽天 64GB|32GB
■ 並行輸入品
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楽天 64GB|32GB
ドライブレコーダーに最適なマイクロSDカード|厳選おすすめを紹介
サンディスク microSDカードの選び方
● 安価なのは「Ultra」シリーズ。「Ultra」「Ultra PLUS」の2製品があり、どちらも「UHS-Iクラス1(U1)」対応の標準的なモデル。できる限り値段の安いサンディスク製マイクロSDカードをお探しなら「Ultra」シリーズを選んでください。
● 上級ラインナップの「Extreme」「Extreme PLUS」「Extreme PRO」は全て、「UHS-Iクラス3(U3)」に対応。4K動画撮影や高速連写などにも対応できる「安定したハイスピード」を誇ります。
● 最上位モデルの「Extreme PRO」は、サンディスクが培ってきた「信頼」「ブランド」の象徴ともいえるモデル。個人的にはこの「Extreme PRO」を強くオススメします。UHS-II対応の超高速モデルも発売されていますが、非常に高価であるため、現状では「Extreme PRO」が最強のサンディスク製マイクロSDカードだといえます。
● 「200GB」をお探しなら、「Ultra 200GB」を選んで下さい。私も愛用していてオススメです。「256GB」は「Ultra」「Extreme」の2種類発表されていますが、どちらも日本国内未発売です。
結論|Extreme PROが一番オススメのmicroSDカード
この記事はまだまだ続きますが、結論を先に述べると、高機能なスマートフォンには「Extreme PRO」が一番オススメできるサンディスク製microSDカードです。5種類あるラインナップの中で、最もハイスピードな転送速度をもつSanDisk最上位モデル。
数あるメモリブランドの中から、サンディスク(SanDisk)を選ぶ理由。それは高い信頼性や品質、ブランドイメージ、それがもたらす安心感、高い評価・評判など。それならばサンディスクの最上位モデルを使ってほしい、というのがオススメの理由です。
私はビデオ撮影用に「Extreme PRO」の64GBを使っています。並行輸入品ならば4千円台で「64GB」を入手できるのでオススメ。転送スピードを必要としない方であっても、サンディスクの看板商品「Extreme PRO」の高い信頼性から「大きな安心感」を得ることができるはず。
高機能スマートフォンや、GoPro、DJI OSMO、DJI Phantomなどのハイテク機器(ドローン、ウェアラブルカメラ)をお使いならば、4K対応のハイスピードな転送速度を有するサンディスク最上位モデル「Extreme PRO」がベストな選択だと思います。
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SanDisk Extreme PRO 64GB
SanDisk Extreme PRO 32GB
楽天でも購入できます
SanDisk Extreme PRO 64GB
SanDisk Extreme PRO 32GB
スマートフォンを大容量化したいなら、200GB
サンディスクの「SanDisk Ultra 200GB microSDXC」は、世界初の200GBマイクロSDカードとして誕生した製品。私はコレに音楽や動画を詰め込んで、スマートフォンを「超大容量のメディアプレイヤー」として活用しています。
「256GB」が発表された今なお、この「200GB」マイクロSDカードには存在価値があります。それは、並行輸入品が8~9千円前後で買えるようになった「価格の安さ」と「お得感」。国内正規品は38,600円とあいかわらずの高値ですが、並行輸入品はずいぶん安くなりました。
サンディスクが発表した「256GB」マイクロSDカードは、いまだ日本国内未発売。サムスンが「EVO+ 256GB」を発売済みですが、お値段は2万円以上。128GBを超える大容量をお探しなら、サンディスク「Ultra 200GB」が狙い目です。
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SanDisk Ultra 200GB
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SanDisk Ultra 200GB
microSDXC 200GB レビュー|XPERIAスマホで1年間使ってみた感想
注意すべきポイント|転送速度について
サンディスクのmicroSDカードは「国内正規品」と「並行輸入品(海外パッケージ)」の2種類が出回っています。「国内正規品」は国内メーカー保証付きなので、不具合時の修理交換が可能。「並行輸入品」は国内サポートを受けられないため、不具合が起きてもメーカー保証の対象にはなりません。
「安心で選ぶなら国内正規品」「安さ優先なら並行輸入品」…と、ここまでは他社製microSDカードでも同じコトですが、サンディスク製マイクロSDカードには、もう一つ注意したいポイントがあります。それは国内正規品と並行輸入品における「転送速度の違い」。
サンディスクのmicroSDカードは、定期的にリニューアルが繰り返されています。最初に登場した時は「読み出し30MB/秒」だった製品が、「48MB/秒」や「80MB/秒」にアップデートされて「新バージョン」として発売されるのです。このバージョンアップは基本的にグローバル版(並行輸入品)が先行し、国内正規品は時間が経ってからリニューアルされます。
つまり、まったく同じモデルのmicroSDカードであっても、「国内正規品を買うよりも、並行輸入品を買ったほうが転送スピードが速い」という事態が起こりえるのです。安心で選ぶなら「国内正規品」がオススメですが、「並行輸入品」には「アップデートされた転送速度のバージョンを購入できる」というメリットがあるため、何を優先するのか?によって、「国内正規品」「並行輸入品」を賢く選択する必要があります。
国内正規品
メリット=国内メーカー保証による安心感
デメリット=高い、リニューアル(速度向上)の対応が遅い
並行輸入品
メリット=安い、リニューアル(速度向上)にいち早く対応
デメリット=国内メーカー保証やサポートを受けられない
スペック詳細(メーカー公称値)
① Ultra
新|読み出し80MB/秒(8GBは48MB/秒)・U1
旧|読み出し30MB~48MB/秒・U1
② Ultra PLUS
新|読み出し80MB/秒・U1
旧|読み出し48MB/秒・U1
③ Extreme
新|読み出し90MB/秒・書き込み60MB~40MB/秒(16GBは40MB/秒)・U3
旧|読み出し60MB/秒・書き込み40MB/秒・U3
④ Extreme PLUS
新|読み出し95MB/秒・書き込み90MB/秒・U3
旧|読み出し80MB/秒・書き込み50MB/秒・U3
⑤ Extreme PRO
読み出し95MB/秒・書き込み90MB/秒・U3
⑥ Extreme PRO (UHS-II)
読み出し275MB/秒・書き込み100MB/秒・U3
⑦ High Endurance (ドラレコ向け)
読み出し20MB/秒・書き込み20MB/秒
※「新」は転送速度が向上したリニューアル版。「旧」はリニューアル以前のモデル
※すべて「スピードクラス10」対応
※「V30」ロゴはビデオスピードクラス30(最低保証速度30MB/秒)
※速度の変更が細かく行われるため、同一モデルでも「速度違い」が複数存在する
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