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2015年6月13日土曜日

5200mAhモバイルバッテリー最強はどれ?ANKER vs cheero




バッテリー切れに立ち向かう「最強の5200mAhモバイルバッテリー」はどれなのでしょうか?業界2強のcheero(チーロ)、ANKER(アンカー)、無名の挑戦者・Omaker(オーメイカー)を取り上げて比較してみました。5200mAhモバイルバッテリー購入時の判断材料にお役立てください。

ANKER Astro E1を実際に使用してみた感想レビューは、ANKER Astro E1購入レビュー。5200mAh人気1位の理由は?をご覧ください。






業界2強のANKER&cheero。無名・Omakerは勝てるのか?

モバイルバッテリー有名ブランドと言えば、チーロ(cheero)、アンカー(ANKER)。Amazonランキング(モバイルバッテリー部門)の上位7製品は、この2強によって独占されています。その人気と知名度は揺るぎないもの。2社ともに5200mAhのモバイルバッテリーを販売しています。その一方で、ほぼ無名と言ってよいOmaker(オーメイカー)もデザインと性能に優れた5200mAhモバイルバッテリーをリリースしています。商品レビューのお話をいただいて1か月試用。自信をもって「良い製品」と太鼓判を押せる完成度を誇る製品でした(⇒Omaker S-X3は高性能・低価格な5200mAhモバイルバッテリー)。

実力・性能差を検証するために、Omaker S-X3、cheero Grip3、ANKER Astro E1。3社の5200mAhモバイルバッテリーを比較してみました。


【5200mAh対決①】 ANKER Astro E1 対 Omaker S-X3

アンカーの5200mAhモバイルバッテリー・最新製品は、「Astro E1」。Omaker S-X3と性能面は大体同じ。重量以外のサイズ面では、ANKER Astro E1が勝利しています。保証期間の長さでもOmakerを上回っており、トップブランドの信頼性と安心感を手にすることができます。コンパクトボディが売りのOmaker S-X3はcheero Grip3の大きさ・重さには勝利したものの、ANKER Astro E1と比較した場合、その持ち味は薄れてしまうように思います。価格面においても、セール時(ほぼ常時)は1,999円と低価格攻勢をしかける強者・ANKER Astro E1。その実力をまざまざと見せつける結果となりました。

ANKER Astro E1 (5200mAh) セール時:1,999円 実売価格:2,399円 
■USBポート×1個(5V/2.0A) ■本体フル充電まで約5時間
■残容量インジケーター ■付属品:microUSBケーブル、日本語説明書
■長さ96mm×幅43mm×厚み22mm ■重さ119グラム ■18か月保証

Omaker S-X3(5200mAh) 実売価格:1,899円
■USBポート×1個(5V/2.1A) ■本体フル充電まで約5~6時間
■LEDライト&残容量インジケーター ■付属品:microUSBケーブル、ポーチ、日本語説明書
■長さmm×幅46mm×厚み25mm ■重さ118グラム ■3カ月無条件返品・12か月故障対応

ジャッジ(判定)
ANKER(アンカー)というブランドだけでなく、価格面やサイズ面においても業界トップの実力をいかんなく発揮したANKER Astro E1。セール時価格1,999円を見ても、選ばない理由がないと言えるほど全項目で高得点を叩き出しています。唯一突っ込みどころがあるとすれば、本体表面仕上げのプラスチック感が強いこと。ややチープな印象を受けるかもしれません。また、注文によって「ポーチが入っていなかった」などの不満意見もあり、王者らしからぬミスが見られました。私が実際に購入したレビューはANKER Astro E1は小型サイズで大人気!売れ筋No.1の5200mAhをご覧ください。

低価格とそれに見合わぬ性能・実力の高さで人気のOmaker S-X3ですが、ANKER Astro E1を前にしてはやや分が悪いように感じました。Omaker S-X3にはLEDフラッシュライト(懐中電灯機能)が搭載されていますが、大きなアドバンテージとはなり得ないでしょう。保証期間の長さにおいてもANKERが18か月と勝利しており、Omakerにとっては悔しい結果に。とはいえ1,899円という低価格で勝利しており、全ての注文でしっかりと上質な収納ポーチを提供。高級感のある外装とデザインはOmaker S-X3ならではの魅力です。

Omaker オーメイカー
モバイルバッテリー S-X3
5,200mAhの小型軽量モバイルバッテリー。パワフルな出力2.1Aでスマートフォンを高速充電。iPhone 6ならフル充電が2回可能。Omaker S-X3 5200mAhモバイルバッテリー(2.1A出力)ブラック×グレー

ANKER アンカー
Astro E1
5,200mAhの小型軽量モバイルバッテリー。コンパクトなボディと18か月保証、セール時の安さが魅力。業界大手のAnkerによる大きな安心感。ANKER Astro E1 5200mAhモバイルバッテリー(18か月保証)

5200mAhの人気1位 ANKER Astro E1は小型サイズで大人気!売れ筋No.1の5200mAh



【5200mAh対決②】 cheero Grip3 VS Omaker S-X3

チーロの5200mAhモバイルバッテリー・最新製品は、「cheero Grip3」。本体形状、付属品、スペックに至るまで、Omaker S-X3(5200mAh)と大体同じ。Amazon実売価格は2,350円。価格面ではOmaker S-X3(1,899円)が450円ほどお得です。両者の大きな違いは、「出力」。cheero Grip3は2個のUSB挿込口を持ち、2台の同時充電が可能(5V/1Aと5V/2.1A)。Omaker S-X3のUSB挿込口は1つで、5V/2.1Aにより高速充電できます。「2台同時充電」を必要とする方は、cheero Grip3を買うべきです。Omaker S-X3が勝る点は、価格、重量の軽さ、わずかにコンパクトな本体サイズ。

cheero Grip3 (5200mAh) 実売価格:2,350円
■USBポート×2個(5V/1A+5V/2.1A) ■本体フル充電まで約5時間 
■LEDライト&残容量インジケーター ■付属品:microUSBケーブル、ポーチ、日本語説明書
■長さ111mm×幅47mm×厚み23mm ■重さ135グラム ■6か月保証

Omaker S-X3(5200mAh) 実売価格:1,899円
■USBポート×1個(5V/2.1A) ■本体フル充電まで約5~6時間
■LEDライト&残容量インジケーター ■付属品:microUSBケーブル、ポーチ、日本語説明書
■長さ100mm×幅46mm×厚み25mm ■重さ118グラム ■3カ月無条件返品・12か月故障対応

ジャッジ(判定)
勝負の行方ですが、何を目的として購入するかで変わります。同時充電が目的であれば迷わずcheero Grip3を買って下さい。cheero(チーロ)というブランドから得られる安心感や満足感も大きなものでしょう。

Omaker S-X3の魅力は、低価格(-450円)であること、軽量であること(-17グラム)、コンパクトに抑えられた本体の高さ(-10mm)。デザイン性の高さや、マットな質感によるなめらかな手触りも魅力的。価格重視で性能・使い勝手も妥協したくはないあなたにとって、Omaker S-X3は良い買い物になるはずです(⇒Omaker S-X3は高性能・低価格な5200mAhモバイルバッテリー)。

cheero チーロ
cheero Grip 3
5,200mAhの小型軽量モバイルバッテリー。2個のUSBポートで2台同時充電可能。本体収納ポーチも付属。人気のcheero製です。cheero Grip 3 5200mAhモバイルバッテリー(2台同時充電OK)



Omakerが、cheero(チーロ)と勝負するために必要なこと

Omakerは現在、イギリス、スペイン、フランス市場の開拓に注力。5月にはドイツ、イタリアでの商品展開を開始。アメリカでの販売実績・ノウハウを落とし込むことで、欧州市場でも拡大を続けていきたい考えです。それぞれの国に異なる文化があるように、モバイルバッテリーの受け入れられ方にも違いがあるはず。私が思うに、日本市場で海外製モバイルバッテリーが受け入れられることは、欧米市場における同じシチュエーションよりも遥かに難しいことだと予測しています。

チーロが販売する13,400mAhの大容量モバイルバッテリー「cheero Power Plus 3」。2014年末の発売から半年が経過した今なお、Amazonベストセラー1位に輝き続けています。他社が10,000mAhクラスの製品を多数リリースする中で、モバイルバッテリー総合1位に輝き続ける理由は何か?第一に、日本製電池が採用されていることで得られる大きな安心感。次いで、昭和58年創業の日本企業(ティ・アール・エイ株式会社)が販売するブランドであること。さらには、人気の「ダンボー」や「イングレス」とコラボを図るなど、トレンドを取り入れることが出来る柔軟性にあると考えます。

モバイルバッテリー市場において、「安全・低価格・高品質」はもはや当たり前。そこに絶対的な付加価値が存在しなければ、ユーザーは見向きもしないでしょう。安さだけの時代は終わりを迎え、知名度と実力にプラスした何かが無ければ市場から淘汰されていくだけです。ダンボーバッテリーで圧倒的な知名度を手に入れ、日本製電池の採用、日本企業の安心感によってブランドイメージを確立したcheero(チーロ)。Omakerがそこに立ち向かうには、同じく圧倒的知名度を手にして、日本人が求める“安心・安全”を徹底的に追及することが求められます。

cheero Power Plus 3を衝動買いしてしまった5つの理由




Omakerが、ANKER(アンカー)と勝負するために必要なこと

ANKER(アンカー)は、米グーグル出身の若者によって創立されたアメリカの会社。Googleで働いていたエリートによって立ち上げられたベンチャー企業です。この一点だけでも信頼するに値し、少なくとも期待はできると考える方は多いでしょう。YouTuber(ユーチューバー)による商品紹介などでも、ANKERの製品は数多く取り上げられており、着実に知名度を盤石なものにしています。「どのメーカーからモバイルバッテリーを買うか?」という選択を迫られたとき、“グーグル出身者によるベンチャー”という期待感・信頼性・将来性、YouTubeでのプロモーション活動(商品提供)によってもたらされたANKERの知名度は、非常に大きなものであると思います。

Omaker(オーメイカー)もまた、エリートたちによって創立されたブランドです。最高執行責任者は、ANKERの営業部マネージャーだった人物。スタッフにはATC(中国の有名貿易会社)やIBMの出身者を揃え、欧米市場では早くもAmazonベストセラー1位を獲得する商品を生み出すなど、頭角を現しています。「どんな人が働いているのかよくわからない会社の怪しい低価格モバイルバッテリー」ではないことは、Omakerの会社紹介記事をご覧いただくことでご理解いただけると思います(⇒激安モバイルバッテリーのOmakerってどんな会社?

5200mAhの人気1位 ANKER Astro E1は小型サイズで大人気!売れ筋No.1の5200mAh



Omakerが日本市場で受け入れられるために必要なこと

低価格であることはもちろん、性能面・デザイン面においても高いレベルで製品をリリースしているOmaker(オーメイカー)ですが、詰めの甘さも見られないわけではありません。たとえば使用説明書で用いられるフォントは、いわゆる「中華フォント」。説明を読む上で何ら支障はないのですが、「日本の製品ではない」ということを自ら強くアピールしてしまう必要はないのではないか、と感じました。

日本製電池を採用したcheero Power Plus 3も本体組み立ては中国で、本体には「MADE IN CHINA」の文字がプリントされています。しかし、説明書やパッケージなどに印刷された定番の日本語フォントによる視覚的効果が、「純然たる日本製モバイルバッテリー」という印象を与えることに成功しているように思います。Omakerも、説明書のフォントにまで気を配り、購入者に「MADE IN CHINA」を強く印象づけない工夫が必要だと思いました(⇒cheero Power Plus 3は買って大正解!13400mAh大容量モバイルバッテリー購入レビュー)。

私個人は中国のパワーと誇りを感じさせるOmakerの製品に「日本の好敵手たれ」と期待を寄せていますが、ビジネス的側面で見た場合、cheeroやANKERと違う路線(中国製であることを感じさせる説明書)をあえて選択する必要はないと思いました。多くの日本人が気にするポイントは「製造国」です。もちろん、製造国を偽ることは許されず、「MADE IN CHINA」であることは誇りに思えば良いと思うのですが、ビジネス(日本市場)の観点で考えた場合には、それを悟られないしたたかさも必要であり、cheeroやANKERなどの企業はそれを実践しているように思います。

Amazon.co.jpの商品説明における「完璧ではない日本語」にも同様のことが言えます。人によっては、「カタコトでかわいい」「応援したい」と思う者が少数いるとは思います。私もそのような感覚の持ち主です。その一方で、製品の信頼性という観点で見た場合には、完璧な日本語を用意できない企業体制にわずかな疑念が生じてしまう可能性は否定できません。どんな項目であれ、「大丈夫か?」と疑われてしまえば、それは製品自体の信頼性へと移り変わってしまうでしょう。日本市場を真剣に獲りにいく覚悟があるのであれば、日本語のできる中国のスタッフではなく、日本人のスタッフを用意する、あるいは日本人に商品説明を依頼するなどの徹底が求められると思います。

商品提供元のOmakerに対し、「ANKERやcheeroと遠慮なく比較させていただくが問題はないか?」と訊ねたところ、「比べられるなんて光栄なことです。どうぞお願いします」と快諾していただきました。その回答をいただいた時、将来性を期待できるブランドだと感じました。モバイルバッテリー業界をますます活性化させる存在となることを期待し、応援しています。



ANKER
Astro E1
気軽に持ち歩ける5200mAhの小型モバイルバッテリー。私はホワイトを買いました。ANKER Astro E1 5200mAh ホワイト


ANKER
Astro E1
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