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2015年6月12日金曜日

定額制音楽配信は根付くか?LINEやApple Musicに期待する事




最近話題の「定額制音楽配信サービス」に対して、私が期待することは「邦楽ラインナップの充実」、ただ一点です。たとえターゲットが洋楽リスナーであっても、邦楽の充実なくしてサービスの成功はないと考えています。

この記事では、「邦楽ラインナップの充実」のみをひたすらに訴えてみたいと思います。



邦楽の充実なくして、定額制音楽配信サービスの成功なし

定額制音楽配信サービスを世界展開するSpotify(スポティファイ)は、一定の成功をおさめています。サービスを利用できる国と地域には、アンドラ公国(人口約7万9千人)やモナコ(3万6千人)、エストニア(134万人)やスイス(787万人)なども含まれます。総人口1億2653万人の日本と、人口が1000万人にも満たない国とでは、リスニング・スタイル(音楽の聴き方)や自国出身アーティストの数、音楽ジャンルの多様性などは大きく異なります。

人口約7万9千人のアンドラに住む人たちにとって、Spotify(スポティファイ)がアンドラ出身アーティストの楽曲を網羅していない事など、さほど重要ではないと推測します。世界的な人気を博しているEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)やビルボードチャート200位までのアーティストを月額9.99ドルで聴くことができれば大満足だと思うのです。

一方で、総人口1億2653万人の日本では事情が違います。まず、基本的には「洋楽リスナー」よりも「邦楽リスナー」のほうが多数であるということ。そして、「洋楽リスナー」は「邦楽リスナー」も兼ねる存在であるということ。つまり、洋楽のラインナップ充実をアピールしたところで、邦楽を用意することができなければユーザーを獲得することなど不可能。まして、月額を1000円前後に設定するのであれば、「邦楽の充実」を避けては通れないだろうと考えます。

洋楽リスナーは、洋楽だけを期待して定額制音楽配信サービスを利用したいわけではありません。邦楽も聴けなければ困るし、満足できないのです。このように厄介な問題が生じてしまうのも、ガラパゴス化を遂げた日本ならではの音楽性・リスニングスタイルが大いに関係していると思います。アメリカやイギリスにおいて、自国出身アーティストのラインナップを嘆くSpotifyユーザーの数はそれほど多くないと推測します。英語圏でサービスを展開することの優位性、日本でサービスを展開することの障壁・難しさを痛感しています。



洋楽ばかり充実しても無意味。邦楽を充実させてこその定額制音楽配信サービス

洋楽を好んで聴いているユーザー像を考えれば、積極的にマニアックな音源を探し出すことに長けていたり、マイナーなインターネットラジオ、アプリなどの手段をすでに確立しているような人たちが多いはずです。月額1000円を支払えるユーザーの年齢層を考えれば、すでに数百枚のレコード・CDを所有していてもおかしくはないでしょう。逆に、数枚のCDや、100曲程度の音楽ライブラリで満足できている人たちでとって、月額1000円もかかるストリーミングサービスに大きな魅力は感じないと思うのです。そんな彼らに対して、「洋楽の充実」をアピールすることはあまり意味がありません。

「ローリング・ストーンズにハマって50年」というロックなおじさんにも、きっと邦楽ロックの名曲で涙したい夜があると思います。コアなストーンズファンに対して全アルバムのラインナップを誇ったところで、「ストーンズなら全部持ってる。〇〇の曲を用意してから出直してこい」と叱咤されるだけです。アイアン・メイデンやジューダス・プリーストを聴き続けてきたヘヴィメタルな野郎たちも、Babymetal(ベビーメタル)の存在がふと気になることでしょう。そんな時、ダウンロード購入ではなくサブスクリプション(定額制)サービスで邦楽を聴くことが出来るのなら、有り難いと思えるはずです。



隙間を埋める使い方こそが、サブスクリプション(定額制)の役割だと思う

このように、「隙間を埋める使い方」をされるのが定額制音楽配信サービスなのではないだろうか、というのが私の持論です。「エアロスミスのアルバムならば全部揃っているけれど、ハードコア・スーパースターは1枚しか持っていないので聴いてみたい」「邦楽のお気に入りソングは全曲ダウンロードしたけど、ボカロやアニソン、ひそかに気になるあのアイドルの曲を聴きかじってみたい」「表向きはAKB48を批判しているけど、実は「恋するフォーチュンクッキー」だけは良曲だと思っていて…」などといったユーザーの「隙間を埋める使い方」。これが出来てこそ、月額1000円の価値があり、サブスクリプション型(定額制)音楽配信サービスに存在意義があると思うのです。

各社が「1500万曲」「2000万曲」などと誇る数字の中には、「すでに持っている」「聴き飽きた」という曲ばかりが含まれ、「ダウンロード購入するほどでもないけど少し気になる」といった曲や、本当に聴きたいアーティストの有名楽曲・代表曲は数少ないと感じます。“隙間”を埋めることが出来ない限り、安くはない月額を支払ってまでストリーミングを利用する意味は感じられません。カネを払うだけの意欲をもった音楽ファンは、すでに「85」くらいのライブラリは所有しているので、残りの「15」を埋めてほしいのです。「0」から聴き始めて、「15」や「85」まで引き上げてほしいわけではありません。





「今まで聴けなかったコレが聴けます」。ハッキリした宣言が必要だと思う

「avex系アーティストを完全網羅。浜崎あゆみのデビュー曲から大塚愛の「さくらんぼ」まで、avexの楽曲なら全部聴けちゃいます」「X JAPANやLUNA SEAも全曲そろっています。インディーズ音源や未発表曲だって聴けますよ」「AKB48、モーニング娘。 ももいろクローバーZの全楽曲を取り揃えています」「ジャニーズのありとあらゆる楽曲を完全網羅しているので、嵐やSMAP、Hey!Say!JUMPだって全楽曲をストリーミングで楽しむことが出来るのです」

定額制配信サービスに関するインタビュー記事目にするたび、常々思うことがあります。どうして彼ら(レーベル代表やサービス提供者)の第一声は、「今まで聴けなかったコレが聴けます」といった“宣言”ではないのだろう?と。その答えは単純明快、それが実現できないからでしょう。もしも全邦楽の99%をカバーできるだけのラインナップを用意できたなら、きっと彼らの第一声は「今まで聴けなかった〇〇や××は全て聴けます!」といった高らかな宣言になると思うのです。それが最大のアピールになることを、もちろん理解していることでしょう。ユーザーが真に望むモノがそれであることも。「1500万曲!」、「まったく新しい音楽体験!」、「美しいデザインと操作性に優れた使いやすいアプリ!」。そうした謳い文句ではぐらかされるのはもうウンザリ。本当に必要なのは嵐であり、浜崎あゆみであり、忌野清志郎であり…、つまりは邦楽ラインナップの充実です。



おめでたい“業界未来予想図”なら聞き飽きた

サービスの小難しい仕組みや説明、「これからはサブスクリプション型(定額制)サービスの時代だ!」といった高らかな宣言、音楽業界がいかに複雑なものであるかといった苦労話、それをどう打破するかといったチャットレベルのインタビュー記事、この類は散々目にしてきました。しかし、識者同士が涼しげに語る自慰的会話など聞き飽きました。音楽ファンはそのような夢物語を聞かされることなど望んではいないでしょう。もっと具体的かつ現実的な説明を期待していると思うのです。

「具体的には何が聴けるの?」「苦手としてきた邦楽ラインナップはどこまで揃えてきたの?」「今まで聴けなかった邦楽アーティストの〇〇という楽曲、××というアルバムはちゃんと網羅してきたの?」といった疑問に対する「明快な回答」が聞けることを、音楽ファンは期待しているのだと思います。

「このヴィジュアル系バンドの楽曲は多分ないだろう」「このアーティストは版権の問題が複雑だから用意できないだろう」「私の好きなボカロやアニソン、マイナーな曲だからきっとこのサービスでも聴けないんだろうな」。こうしたユーザーの予想は、高い確率で的中してしまいます。「そうは言っても難しいんだよ」と、反論したい気持ちがサービス提供者にはあるかもしれません。その辺りの事情については、ユーザー側も十分察していることと思います。今までそれらの楽曲を提供できなかった事実によって、ユーザーは「音楽業界における複雑な問題」を学び、悟ってきたのだと思います。





過去の定額制配信サービスを通じて、ユーザーが学び悟った“失望”と“諦め”

ユーザーの支持を得ることなく消えていった、幾多の定額制配信サービス。それらを利用する中で、音楽ファンが学んできたこと、確信めいた答えがあります。それは、「どんなに豊富な楽曲数を謳(うた)ったところで、私の好きなあの曲、あのアーティストをストリーミングで聴くことは出来ない」といった、“諦め”、そして“失望”です。

ジャニーズファンの方であれば、「ジャニーズの全楽曲をストリーミングで聴くことなど出来るわけがない」と、可能性の低さを理解していることでしょう。Music Unlimitedの検索窓に「X JAPAN」「大塚愛」と入力した経験のある方(たとえば私のような)であれば、検索結果が0だったことをハッキリと覚えているはずです。オリジナルの代わりに表示されるのは、オルゴールversion。ユーザーの多くは、オルゴール・バージョンでお茶を濁されて満足することなど出来ません。

学生時代に親しんだ、懐かしのJ-POP。曲の存在を思い出して検索するも、定額制音楽配信サービスはそこまで親切・丁寧に楽曲をラインナップしてはくれません。その事実を、定額制音楽配信サービスの利用経験がある方であれば、重々ご存じだと思います。失望や諦め、不信にも似た気持ちが、サービスに対して根強く残っているのではないかと推測します。



ももクロの曲をたった1曲しか用意できなかったMusic Unlimitedに失望した話

私が2年前に突如として目覚めたアイドル、「ももいろクローバーZ」。彼女たちのCDは1枚も持っていないし、YouTubeでミュージックビデオを聴けば満足する程度のライトなファンです。しかしながら、もし定額配信を利用して全曲ストリーミングできるのであれば、これほど有り難いと思うことはありません。すべての作品がズラリと並ぶ「ももいろクローバーZ」の楽曲リスト、数秒後に訪れるであろう“感動体験”。それらを期待して、検索窓に「ももいろクローバーZ」と入力しました。表示されたのは、「行くぜっ!怪盗少女」ただ1曲のみ。これは彼女たちの代表曲であり、ももクロを好きになる人であれば聴き飽きるほどに聴いてきた作品。今さらストリーミングでこの1曲だけを聴く必要などないのです。

今春サービス終了したソニーの定額配信・Music Unlimitedでは、ももいろクローバーZをストリーミングで聴くことは出来ませんでした。「CDを買うほどではないけれど、1500万曲のラインナップに含まれているのならぜひ聴きたい」。その願い・希望は、あっさりと打ち砕かれたのです。「コレって聴けるのかな?」という淡い期待を満たしてくれるほど親切・丁寧なサービスではありませんでした。

定額配信に夢を見たユーザー、感動体験を期待した音楽ファンをやがて襲うのは“失望”と“諦め”です。「こんなメジャー邦楽アーティストすら用意できないんだ」という失望。「日本の音楽業界やビジネス構図、著作権管理にからむ問題を考えれば、土台無理な話に決まってるんだよなあ」という諦め。過去にいくつもリリースされてきた定額制音楽配信サービスがユーザーの期待を越えることは1度もなく、失望と諦めだけを残したままひっそりとマイナーサービスに落ちぶれる、あるいはソニーのMusic Unlimitedのように2年半という短期でサービスを終了せざるを得ませんでした。





オルゴール版やインストを含めた「1500万曲」「2000万曲」はハッタリでしかない

定額制音楽配信サービスに用意された楽曲の中には、人気曲のオルゴール・バージョン、無名アーティストによる有名曲カバー、インストゥルメンタル・バージョン(ボーカルのない楽器曲)なども含まれます。もちろん、誰だコレ?レベルのアーティスト作品ならば星の数ほど。これらの作品に罪はありませんが、積極的に聴きたい人の数などたかが知れています。これらを含めての1500万、2000万という数字です。

現実的に言って、(サービス利用者にとって)存在価値の低い楽曲で水増しされた「1500万曲」「2000万曲」という数字にときめく者などいないでしょう。フリーザの「戦闘力530000(彼の自己申告)」並みにふわふわした数字です。定額制音楽配信がスタートしてからそれなりの年数が経過した今、誇るべき数字ではありません。水増しのような楽曲を削ってサイズダウンさせても良いから、みんなが聴きたい曲をすべて網羅するべきだと考えます。みんなが聴きたい曲が何であるかは、それらを用意することに苦心しているサービス提供者側がいちばん理解しているのではないか、とも感じています。



聴きたい曲をしっかり用意できてこそ、「感動体験」に近づける

「あのアーティストを定額制サービスで聴くことなど不可能」。そうしたユーザーの共通認識を軽々と乗り越えて、文字通りの“全楽曲”をラインナップできてこそ、2015年度版の「感動的な音楽体験」、「本物のサブスクリプションサービス」であると誇って良いと思うのです。それを実現することができたなら、音楽ファンは拍手喝采をもって迎え入れることでしょう。それが出来ないのなら、「すでに幾度となく目にしてきた中途半端なサービス」として、切り捨てられる運命にしかないと思います。

「これは聴けるけど、これは聴けない」。こんな中途半端なサービスが溢れかえっている今、業界の常識を変えてくれるサブスクリプション型(定額制)音楽配信サービスが現れることを願ってやみません。アップルやソニーにこれが出来るのでしょうか。若者の利用者が多いであろうLINE MUSICやAWAは、若者が望むラインナップを不満なく揃えることができるのでしょうか。



曲やアーティストが存在しなければ「失望体験」

聴きたい曲が、そこに存在しない。それがたった1曲だけであったとしても、ユーザーは“諦め”を感じ、サービスを利用し続けようとは思いません。それがもしアルバム1枚単位、さらにはアーティスト1組であった場合、あっけないほどアッサリと見切りをつけて、2度とアプリを起動することはなくなるでしょう。曲やアーティストが存在しなければ、もはや利用する価値など感じられず、定額制音楽配信サービスの存在価値すら感じなくなるのです。きっとツイッターやアプリの評価欄に「ユーザーの望みすら把握できない開発・設計者たちだけで楽しんどけバーカ」と書き殴られて終わりです。「君たち音楽ファンのためにサービスを作っているんだよ」と説得したところで、貧弱すぎる楽曲ラインナップを前にしてはあまりに説得力が無さ過ぎます。

定額制音楽配信サービスに絡む様々なインタビュー記事を目にしてきましたが、「今まで聴けなかったコレが聴けます!」「難しいとされていた邦楽アーティストの〇〇も全曲用意しています!」といった、具体的な話を聞くことはできませんでした。揃いも揃って、“夢のあるお話”に終始するばかり。サブスクリプション型サービスの明るい未来ばかりを語るこの業界の未来は暗い。そう思わざるをえませんでした。音楽ファンだからこその辛辣な意見ではありますが、定額制音楽配信に期待を掛ける者としての本音でもあります。



ここでしか聴けない音源まで用意できたなら、「感動体験」

「大好きなアーティストの未発表音源」「CD化されていないカバー曲」などが存在すれば、「すごい!」と素直に感動できるはずです。もしあなたがジャニーズのファンであったとして、ジャニーズのありとあらゆる全楽曲がストリーミングで聴けるならば、きっと「感動体験」と捉えることができるでしょう。ライブだけで披露された曲、音源化されていない過去のジャニーズ・ライブまで、想像すらしていなかった曲の数々が用意されていれば、きっとあなたは定額制音楽配信サービスの利用価値を感じることができるはずです。

おそらく多くのジャニーズファンの方が、「そんなの無理に決まってるじゃん」と感じていることでしょう。「ジャニーズのジャの字も知らないスマホオタクが夢みたいなこと抜かしてるんじゃねえ」と憤りを覚えていることでしょう。頭の中で、それが無理なことだと“理解”しているわけですが、その理解を与えてしまったのも、過去にリリースされ続けてきた体たらくな定額制配信サービスの産物であり、融通の利かない音楽業界がもたらした結果なのではないか、と思っています。

聴きたい曲がある。それは定額制音楽配信サービスにおける絶対条件と言えるでしょう。ユーザーにとって、月額数百円~1000円という金額はけっして安いものではありません。過去のサービスで目にしてきた、洋楽メインのラインナップによる「1500万曲」、「2000万曲」でユーザーの満足をかなえることなどできません。サービス提供者の自信に満ちた発言や開発者の思いなども、ユーザーに不満を抱かせる貧弱な邦楽ラインナップを前にしては全くの無意味だと感じています。聴きたい曲はもちろん、ここでしか聴けない未発表音源、ライブ音源、特別音源といったものまで聴けてこそ、ユーザーに驚きと喜びを与えるサービスになり得るのだと思います。



なんだかんだ言っても、サービスの発展に期待しています

アップルやLINE、ソニー、エイベックスの皆さんには、ユーザーが「そんなの無理だろう」「できっこないだろう」と諦めていることを実現してほしいと願うばかりです。数千万曲の“ハッタリ”や、いかに我々のサービスが革新的でユーザーフレンドリーな体験であるかを語ったインタビュー記事は、もう見飽きてしまいました。X JAPANのデビューアルバムを聴かせてください。悲しげなオルゴールバージョンではなく、TOSHIの熱いボーカルで聴かせてください。大塚愛の「さくらんぼ」で懐かしい気持ちにさせてください。ももクロの全アルバムとシングルを揃えて、私を熱狂的なリスナーへと仕立てあげてください。そういった感動体験や、ユーザーの真の願いを実現してくれるサービスが現れることを期待しています。

■LINE MUSICやAWAのスマホアプリを使ってみた感想です
定額制音楽配信を100点満点で評価。LINE MUSIC、AWA、ソニー

■ソニーの定額制音楽配信サービスは2015年3月に終了しました
さよならMusic Unlimited。終了・失敗の原因7つを探る



※覚えておきたい、定額制音楽配信サービスの基礎用語

定額制音楽配信サービスの説明記事で目にする頻出単語・サービスの名前をまとめました。

サブスクリプション型サービス
月額や年会費を払って利用する定額制サービスのこと。定額制音楽配信のことを指して「サブスクリプション」「サブスクリプションサービス」などと説明する場合があります。“申し込み”や“購読契約”を意味する「subscription」から。

Apple Music(アップル・ミュージック)
アップルが発表した定額制音楽配信サービス。月額9.99ドル(約1250円)、2000万曲聴き放題。

LINE MUSIC(ライン・ミュージック)
LINEによる定額制音楽配信サービス。月額500円~(学生ユーザーは300円~)。150万曲以上聴き放題

Spotify(スポティファイ)
6000万人のユーザーと1500万人の有料会員を抱える世界最大の定額制音楽配信サービス。サブスクリプション型サービス(定額制聴き放題)を語る上で必ずといってよいほど登場します。

PlayStation Music(プレイステーション・ミュージック)
ソニー・ネットワークエンタテインメントインターナショナル(SNEI)とスポティファイ(Spotify)による定額制音楽配信サービス。3000万曲以上聴き放題。世界41カ国が対象。日本でのサービス提供は未定。

Music Unlimited(ミュージック・アンリミテッド)
ソニー(SCEおよびSNEI)による定額制音楽配信サービス。1500万曲聴き放題。2015年3月末にサービス終了(⇒さよならMusic Unlimited。終了・失敗の原因7つを探る)。

AWA(アワ)
エイベックス・デジタルとサイバーエージェントの共同出資による新会社・AWAによる定額制音楽配信サービス。邦洋・数百万曲聴き放題。月額360円~。

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