サムスンから発売されているUSBメモリ 「BAR」「FIT」「DUO」の特徴と、選び方のポイントを解説します。
おすすめは、超小型USBメモリの「FIT(フィット)」。ノートパソコンに挿しっぱなしでも邪魔にならない極小サイズが気に入っています。
サムスンのUSBメモリ|高級感あるデザインと金属素材が特徴
サムスンから発売されているUSBメモリは、全部で3種類。「BAR(バー)」、「FIT(フィット)」、「DUO(デュオ)」の3つです。
金属素材による「耐久性」と「高級感」が特徴で、すべてのUSBメモリが美しくデザインされています。実物を手にしても、製品写真と変わらない高級感があり、金属のクールな質感がオシャレな印象を受けました。
防水、耐衝撃、耐磁、耐温度、耐X線。5つの安全性能を有し、メーカー保証は5年。半導体メーカー大手の「国内正規品」が安く買えることも、サムスンUSBメモリをオススメしたい理由の一つです。
サムスンUSBメモリ|全3種 「BAR/FIT/DUO」の違い
BAR|スタンダード
サムスンUSBメモリの中で最も標準的なモデル
FIT|超極小USBメモリ
ノートパソコンに挿しても邪魔にならない小型サイズ
DUO|スマホでも使える
microUSB端子を備えているのでスマホでも使用可能
■ 容量
容量は、128GB/64GB/32GBをラインナップ。
■ 読み出し速度
いずれも「USB 3.0」に対応しているため、転送スピードは高速。最大読み出し速度は130MB/秒。大容量&大量のデータ転送もストレスなくこなすことができます。
■ 書き込み速度
サムスンのUSBメモリは、容量によって「書き込み速度」が異なります。書き込み速度は「128GB」が最も速く、65MB/秒。「32GB」が最も遅く、25MB/秒。
大容量データをガンガン転送したり、ファイル転送の頻度が多い方は「128GB」モデルがおすすめ。書き込み65MB/秒の速さを体感できます。
■ サムスン BAR
128GB|MUF-128BA/EC
読み出し130MB/秒・書き込み65MB/秒
64GB|MUF-64BA/EC
読み出し130MB/秒・書き込み45MB/秒
32GB|MUF-32BA/EC
読み出し130MB/秒・書き込み25MB/秒
■ サムスン FIT
128GB|MUF-128BB/EC
読み出し130MB/秒・書き込み65MB/秒
64GB|MUF-64BB/EC
読み出し130MB/秒・書き込み45MB/秒
32GB|MUF-32BB/EC
読み出し130MB/秒・書き込み25MB/秒
■ サムスン DUO
128GB|MUF-128CB/EC
読み出し130MB/秒・書き込み65MB/秒
64GB|MUF-64BA/EC
読み出し130MB/秒・書き込み45MB/秒
32GB|MUF-32CB/EC
読み出し130MB/秒・書き込み25MB/秒
どれを選べばいい?
① 普通のUSBメモリなら、サムスン 「BAR」
一般的な「USBメモリ」をお探しなら、サムスン「BAR(バー)」を選んでください。3種類の中で最もサイズが大きいため、USBポートの抜き差しがラクにおこなえます。他のUSBメモリ2種類はサイズが小さいため、ガンガン使い回すにはやや不向き。デスクトップパソコンをお使いの方は、標準的なサイズで使い勝手の良い「BAR」がオススメです。
amazon
128GB|64GB|32GB
楽天
128GB|64GB|32GB
② 極小USBメモリなら、サムスン 「FIT」
ノートパソコンで使うための小型USBメモリをお探しなら、サムスン「FIT(フィット)」。親指のツメほどの超極小サイズで、USBポートに挿しっぱなしでも邪魔になりません。私もクロームブックやノートパソコンにはサムスンFITを使っています。
amazon
128GB|64GB|32GB
楽天
128GB|64GB|32GB
③ スマホで使うなら、サムスン 「DUO」
スマホで使えるUSBメモリをお探しなら、サムスン「DUO(デュオ)」。通常のUSBコネクタ(Type-A)に加えて、androidスマートフォンに挿せるマイクロUSB端子(USB Micro-B)を装備。USBメモリに入れたデータをスマホで閲覧したり、スマホの内部ストレージに転送することができます。
amazon
128GB|64GB|32GB
楽天
128GB|64GB|32GB
サムスンUSBメモリ「FIT」を使ってみた感想
サムスンのUSBメモリ「FIT(フィット)」は親指のツメほどの大きさしか無いため、ノートパソコンに挿しっぱなしでも邪魔になりません。クロームブックに挿した状態で常用していますが、装着しているのを忘れるほど、パソコン本体になじんでいます。
サンディスクからも極小USBメモリが発売されていますが、サンディスクは本体色がブラック(黒)。サムスンはホワイト(白)。ホワイト/シルバー系のノートPCに合わせるなら、サムスンの白いUSBメモリを選択したほうが統一感を得られると思います。
超小型USBメモリを選ぶ際に気をつけたいポイントが、転送速度。サムスンやサンディスクといった半導体大手メーカー以外からも「極小USBメモリ」は発売されていますが、「USB 3.0」に対応していないものや、転送スピードが極端に遅い製品も少なくありません。
サムスンは世界的なメモリメーカーであり、本製品・SAMSUNG FITも「USB 3.0」の高速性能を発揮できるハイスペックなUSBメモリです。値段も低価格に設定されているので、転送速度の遅いノーブランドの超小型USBメモリを選ぶくらいなら、ハイスピードな転送速度を実現したサムスンFITがおすすめ。全3種類のサムスン製USBメモリの中でも一番オススメしたい製品です。
SAMSUNG USBメモリ|USB 3.0 Flash Drive FIT
サムスン USBメモリ「DUO」を使ってみた感想
サムスンUSBメモリ「DUO(デュオ)」の特徴は、スマートフォンでも使えるmicroUSB端子を備えている点です。もちろん通常のUSB端子(Type-A)も備えているのでパソコンでも使えます。
金属ボディで懸念される「発熱」トラブルはなく、「熱すぎて掴めない」といった心配もありません。
使い方はカンタンで、「挿すだけ」。挿すと同時に「Samsung製USBドライブ」というメッセージが表示されるのでタップして、保存したデータ(写真・動画・音楽)にアクセスします。
使い勝手はというと、「動画のサムネイルが表示されない」、「フォルダの階層をたどってファイルにアクセスする煩わしさ」など、こまかな不満を感じました。内部ストレージにアクセスする手軽さとは異なり、OTG接続によるUSBメモリならではの弱点・使い勝手の悪さが拭えない。というのが使用してみた感想です。
「USBメモリのデータをスマホで見たい」という明確な意思・目的があれば、サムスン「DUO」はおすすめできますが、必要性が曖昧な状態で購入してしまうと、結局「スマホに挿して使う」という機会がないことに気づくかもしれません。
「スマホに挿して使う」というスタイルを想像してみて、「使わなくなりそうだな」と予感したなら、おそらくそうなる可能性が高いはずです。私の場合は200GBのマイクロSDカードを使うことで、USBメモリの必要性がなくなったため、今ではPC専用のUSBメモリとして活用するに留まっています。
スマホでも使いたい方は「DUO」ですが、そうでなければサイズが大きくて着脱がしやすい「BAR」のほうがパソコン使用には向いていると感じました。
SAMSUNG USBメモリ|USB 3.0 Flash Drive DUO
まとめ|サムスン USBメモリのおすすめは「FIT」
サムスン USBメモリで一番オススメなのは「FIT(フィット)」です。「超小型USBメモリ」という製品ジャンルそのものが大きくないため、「大手メーカー」「高速転送」という条件を満たす製品はごくわずか。競合するのはサンディスク製品ですが、「Cruzer FIT」はUSB 2.0で転送速度が遅く、「Ultra FIT」は国内正規品がリリースされていない、といった難点があります。価格差を惜しんでノーブランドの超小型USBメモリを買うくらいなら、ハイスピード転送が可能な半導体メーカーのサムスン製が安心・確実。私は東芝クロームブックに挿しっぱなしで常用しています。
サムスン「BAR(バー)」に関しては、標準的なUSBメモリであるため、わざわざサムスン製を選ぶ必要性も薄く、東芝、ソニー、サンディスクといったブランドの人気製品も検討すべきです。私はサンディスクの「Extreme USB3.0 フラッシュメモリー」(読み出し245MB/秒)をメインに、東芝やトランセンドの高速USBメモリをデスクトップパソコンで使用しています。
サムスン「DUO(デュオ)」は、「スマートフォンでも使えるUSBメモリ」ですが、スマホに挿して使う機会がどれほどあるか?といえば、多くの人は使用機会が少なかったり、「挿してアクセス」という手順が面倒になって使わなくなる可能性も考えられます。スタンダードな「BAR」よりもサイズが小さいので、デスクトップPCで使うには、やや取り回しが悪い(指でつかみにくい)と感じます。スマホで使う必要性を十分に考えた上で、その必要性がなければスタンダードな「BAR」を選んだほうが快適に使えるように思います。
サムスンFITレビュー|高速転送&超小型でスマートに使えるUSBメモリ
スマホで使える!高性能な小型USBメモリ、「SAMSUNG Flash Drive DUO」
サムスンmicroSDカード「PRO/PRO+/EVO/EVO+」の選び方をアドバイス