シリコンパワー microSDカードの選び方をアドバイス。選び方が分かります。
スタンダードな「Elite」と、ハイスペックな「Superior PRO」の違いも解説。
「Elite(旧モデル)」はオススメできず。購入を検討するなら、新発売の「Elite(新モデル)」です。
Silicon Power(シリコンパワー) microSDカード 主力商品
Elite(新)|スタンダードモデル 2016/11発売
Elite(旧)|スタンダードモデル
Superior|ハイスピード
Superior PRO|最上位モデル
最もスタンダードなmicroSDカードは、「Elite」。新旧2つのデザインがあるため注意してください。上級製品は、「Superior」「Superior PRO」の2種類。
この他にも、真っ黒なカードデザインの「Class 10」「Class 6」「Class 4」があります。これら「Class」シリーズは低スペックな転送速度なので、スマートフォンでガンガン使うのには不向きです。
① Elite(新)|標準モデル
★★★★★ 安さでオススメシリコンパワー microSDカードの標準モデルが、「Elite(エリート)」。低価格で買いやすく、スタンダードな性能を持ったSilicon Power製マイクロSDカードです。amazonタイムセールや値引きキャンペーンの対象にもなりやすい、シリコンパワーの主力商品。
転送速度は、読み出し85MB/秒・書き込み15MB/秒。スピードクラス10。UHS-Iクラス1(U1)。「128GB」のみ、読み出し速度が75MB/秒。「64GB」を購入して実測した結果は、「読み出し85MB/秒・書き込み21MB/秒」でした。公称値のスピードを出すことができています。
ここでご紹介した「Elite」は、カードデザインが新しくなった「新モデル」。カラフルなデザインが特徴の旧モデルは、「カードの厚み」に起因するトラブルが多数報告されており、オススメできません。今買うなら、こちらの新モデルを選ぶのが賢明。
カード容量は、16GB/32GB/64GB/128GBの4種類。
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128GB|64GB|32GB|16GB
② Elite(旧)|標準モデル
シリコンパワー「Elite(エリート)」の旧モデルが、こちら。カラフルなデザインでお馴染み。amazonセールの安売り対象になることも多かったため、見覚えのある方も多いかもしれません。
こちらのmicroSDカードは、「厚み」が原因によるトラブルが多数報告されていた商品です。厚みがあるために「カードの抜き挿しが正常におこなえない」「塗装がはげた」「機器がカードを認識しない」などの問題です。
私自身、シリコンパワー「Elite」(旧モデル)を購入して検証したのですが、スマートフォンに挿し込んでもカードを認識せず。カードの厚みが原因で、カードスロットの端子に接触していないことが理由だと思われます。
結局のところ「返品・交換」となったため、オススメできないmicroSDカードです。amazonレビューでの評判も非常に悪く、その原因の多くが「カード塗装による厚み」の問題です。転送速度についても、書き込み速度10MB/秒~15MB/秒と非常に遅いため、おすすめできません。
シリコンパワー microSDカード 「Elite」旧モデル amazonレビュー
③ Superior|上位モデル
シリコンパワー「Superior(スペリオール)」は、ハイスピードな転送速度が特徴のハイスペックなmicroSDカード。こちらはカラフルデザインの「Colorful」バージョンですが、真っ黒なカードデザインの「Superior」も発売されています。
転送速度は、読み出し90MB/秒・書き込み45MB/秒。スピードクラス10。UHS-Iクラス1(U1)。
読み出しはハイスピード。書き込みはそれほど速くないため、スペック重視でSilicon Power製microSDカードを選ぶなら、最上位モデルの「Superior PRO」の購入を検討すべきだと思います。
④ Superior PRO|最上位モデル
シリコンパワー「Superior PRO(スペリオール・プロ)」は、Silicon Power製microSDカードの最上位モデル。「Superior」との違いは、「Superior PRO」のほうが書き込みスピードが速いこと。U3に対応している点。真っ黒なカードデザインの「Superior」も発売されています。
転送速度は、読み出し90MB/秒・書き込み80MB/秒。スピードクラス10。UHS-Iクラス3(U3)。安定したハイスピードを出すことができ、書き込み速度も「Superior」の1.7倍ほど。4K撮影などに向いたハイスペック性能です。
カード容量は、32GB/64GBの2種類。シリコンパワー製microSDカードの高性能モデルをお探しなら、「Superior」ではなく、最上位モデルの「Superior PRO」を選ぶのがおすすめです。
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64GB|32GB
注意点|Elite(旧モデル)は買うべきではない
左が「Elite」の新モデル。右が旧モデル。性能に違いはなく、同スペックでありながら価格差はほとんどありません。「安さ」が売りのシリコンパワー製microSDカードの標準モデルを買うなら、新モデルを選んでください。
旧モデル(右)を買うべきではない理由。それは「カードに厚み」があり、それによる不具合報告が多数、amazonレビューしているためです。私自身、新旧2枚のシリコンパワー「Elite」を購入して比較検証しましたが、旧モデルの「Elite」はスマートフォンが認識せず、返品となりました。
転送速度に関しても、新モデル「Elite」のほうが改善されているようです。旧モデルは実測で10MB~14MB/秒しか出ず、これは低価格帯のmicroSDカード製品全体としても「遅い」スピードです。新モデルは「公称値 15MB/秒」に対して、実測で21MB/秒を計測。書き込み速度が改良されたようです。
販売形態に関しても、新モデルは「Amazon.co.jp限定」として売られるようになりました。この点も、旧モデルとの違いです。amazonが販売に積極関与しているということは、旧モデルで頻発していた「カードの厚みによるトラブル」が許されない状況であり、万が一「新モデル」で不良報告が多く寄せられた場合には、シリコンパワーも無視できない状況となる可能性が高いと期待できます。
旧モデルは、多数のトラブル報告がamazonレビューで寄せられていたにもかかわらず、販売停止などの改善策がとられないまま野放しとなっていました。2016年11月に発売がスタートした「新モデル」では、デザインが変更され、転送スピードも改良。旧モデルとの差別化が図られているため、セールやキャンペーンで安く買えるのならば、検討するのもアリな1枚だと思います。
まとめ|シリコンパワーはおすすめできる?
シリコンパワーのmicroSDカードは、「安さ」の一点で選ぶべき製品だと考えます。低価格なマイクロSDカードをお探しなら、スタンダードモデルの「Elite(新モデル)」一択です。旧モデルはトラブルが多数報告されているため、買うべきではありません。
「Elite(新モデル)」のライバル商品は、Transcendの「Premium 400x」。TEAMの「COLOR CARD」、SAMSUNGの「EVO+」、東芝「EXCERIA(M301)」。いずれも人気商品であり、価格と転送スピードで競合するマイクロSDカード。これら4製品と比べると、あえてシリコンパワー「Elite」を選ぶ理由が見当たらない、というのが本音です。
シリコンパワーのmicroSDカードは、「Elite(旧モデル)」でカードの厚みによるトラブルが頻発していたため、私からは「積極的におすすめできない」のですが、これはあくまでmicroSDカードに限った話であるため、他のシリコンパワー製品(SDカードやUSBメモリ)についてはノーコメントです。
もしもあなたがSilicon Power(シリコンパワー)のHDDやパソコン用メモリなどを問題なく使用しているユーザーであれば、「安く買えるmicroSDカード」として、同社の製品を検討してみるのも良いと思います。スタンダードモデルの「Elite(新モデル)」は発売されたばかりなので、今後amazonレビューに寄せられるであろうユーザー使用報告、その中身に期待したいところです。
シリコンパワー microSDカード 「Elite」新モデル
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