このシリーズではXperia ZL2 SOL25ユーザーである私が、「悔しいけどZ3 SOL26すごいな」と思った機能を5つ、わかりやすくご紹介していきたいと思います。ほかの新機能は全然羨ましくないけど、この5つは羨ましい…！第2回は、ハイレゾ音源の再生がスゴい！
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ハイレゾって、どこがスゴいの？
話題のハイレゾ。言葉を聞いたことはあっても、それが何なのかを把握できていない方もいるのではないでしょうか。ハイレゾとは、CDを超える高音質オーディオのことで、CDの3～6倍もの情報量を持っています。下図をご覧ください。CD音源とハイレゾ音源の違いがわかるかと思います。では、画像の中で使われている言葉、kHz、bitとは、一体何のことでしょう？わかりやすくご説明します。
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| ハイレゾ音源なら大毅の魅力がそのまま伝わる |
kHzとは？bitって何？意味を理解しよう
ハイレゾの説明に欠かせない「kHz」と「bit」の意味を覚えましょう。どちらもカンタンです。kHzとは、サンプリング周波数のこと
オリジナルの音（原音）を1秒間に切り取る回数を表すものです。・ 192kHz（ハイレゾ音源）… 1秒間に19万2千回、音を切り取る。
・ 44.1kHz（CD音源）… 1秒間に4万4100回、音を切り取る。
bitとは、量子化ビット数
音の大きさに関して、最も小さな音から最も大きな音までを何段階で再現するか、を表す。・ 24bit（ハイレゾ音源）… 2の24乗（1,6777,216）段階で音の強弱を再現
24ビットのハイレゾは最も小さな音から最も大きな音までを1,6777,216段階の音量差で表現することが可能
・ 16bit（CD音源）… 2の16乗（65,536）段階で音の強弱を再現
16ビットのCD音源は最も小さな音から最も大きな音までを65,536段階の音量差で表現することが可能
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| CD音源とハイレゾの違い |
上の画像にある大毅の表情にご注目ください。CD音源の攻撃であれば、その表情には余裕が見られます。しかしハイレゾ音源の攻撃（192kHz／24bit）を食らった大毅は、あきらかに表情が一変。
おかしいことになってます。
１秒間に19万2千回のパンチを2の24乗（1,6777,216）段階の強弱をつけて繰り出すハードパンチャー、それが内藤・ハイレゾリューション・大助なのです。
XPERIA ZL2はスマホ単体でハイレゾ再生ができない
Xperia ZL2 SOL25やXperia Z2 SO-03Fもハイレゾ音源の出力には対応しています。しかし、スマホ単体での再生には対応していません。つまり、「アンプとスピーカーをつなげれば、スマホの中にあるハイレゾ音源を再生できますよ」ということなんです。こんな手間を掛けてまで再生する人が、一体どれほどいるでしょうか？ハイレゾに興味がある人でも、これは手間だと感じるでしょう。
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| ふざけてる…！ |
ハイレゾ対応のアンプ・スピーカーの気になるお値段は？
Xperia ZL2やZ2でハイレゾ音源を聴くために必要なアンプやスピーカー、一体おいくらなんでしょうか？価格をご覧ください。 |
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| ポータブルヘッドホンアンプ PHA-1 47,000円 |
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| ポータブルヘッドホンアンプ PHA-2 52,190円 |
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| やっぱりふざけてる…！ |
いかがでしょうか。手軽にハイレゾを楽しむには程遠い価格帯だと思います。
XPERIA Z3ならスマホ単体でハイレゾが再生できる！
Xperia Z3 SOL26がスゴいのは、スマホ単体でのハイレゾ再生を実現させたことです。ハイレゾ対応ヘッドホンをつなぐことが条件ですが、高価なアンプは必要ありません。対応するヘッドホンさえ用意すれば、話題のハイレゾをすぐに楽しむことができます。上記のとおり対応ヘッドホンにつながなければ再生できないため、内蔵ステレオスピーカーだけでハイレゾ音源を再生することは出来ません。 |
| この組み合わせはテンションあがる。 ※KISSは合成ではありません |
ハイレゾ対応ヘッドホンの気になる値段は？
アンプが必要なZL2、Z2に比べて、かなりお手軽ですよね。ではこのヘッドホン、一体おいくらなんでしょうか？ |
| ハイレゾ対応ステレオヘッドホン MDR-10RC 13,750円 |
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| ハイレゾ対応ステレオヘッドホン MDR-10R 13,750円 |
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| ハイレゾ対応ステレオヘッドホン MDR-1RMK2 20,500円 |
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| ハイレゾ対応ステレオヘッドホン MDR-10RBT 22,130円 |
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| ハイレゾ対応ステレオヘッドホン MDR-1RBTMK2 33,143円 |
いかがでしょうか？5万円前後のアンプをつなぐコストと手間を考えれば、かなりお手軽だと思います。１万3千円からハイレゾ生活をスタートさせることが出来るのです。
Xperia ZL2、Z2ではあくまでアンプへの出力に対応だったハイレゾ音源。それがXperia Z3では、スマホ単体での再生を実現しています。これはかなり評価されて良いポイントだと思います。
ハイレゾ再生ができるXPERIA Z3は買いか？
Xperia Z3は買いか？と問われれば、ハイレゾの点だけで考えたときの答えはノー。Xperia Z3でハイレゾ音源を聴く場合にも、ハイレゾ対応ヘッドホンの購入は必要になります。最も安価なSONY製ハイレゾ対応ヘッドホンMDR-10RCは約1万3千円。最低でもこの出費が必要なのです。加えて、ハイレゾ音源の価格が高いことも導入を妨げる障壁となりえます。
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| クリックで拡大表示します |
ハイレゾはmoraでダウンロードできます
ハイレゾ音源は、WALKMAN公式の音楽配信サイト・mora（http://mora.jp/）でダウンロードすることができます。
エアロスミスのアルバム『GET A GRIP』をハイレゾで購入するためには3,086円が必要です。
通常音源（AAC-LC）であれば、1曲257円、アルバムが1,543円で購入できます。
お気に入りの楽曲をハイレゾで揃えようとすると、かなりの出費が必要です。
また、すべてのアーティストのすべての楽曲がハイレゾに対応しているわけではありません。
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へヴィな亀田マニアであれば、三兄弟の著書を揃えることは容易いでしょう。しかしたまに中継される防衛戦を見てヤジを飛ばす程度のライトな亀田ファンであれば、大毅の著書が中古1円だったとしても手に取ることはないはずです。
オーディオマニアやリスニングへの関心が強い方であれば、数万円のヘッドホンを購入し、1曲500円の音源を購入することもごく自然な作業かもしれません。しかし私のように音質を聴き分けることが難しく、音源購入に対する豊富な資金を持ち合わせていない者からすれば、今まで通りの通常音源（AAC-LC 320kbps）で十分と感じるのです。ソニーがハイレゾ対応ヘッドホンと100曲無料DLクーポンを付けてXperia Z4 SOL27を販売した暁には、「よっしゃ、買うたるわ！」となるかもしれません。
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エアロスミスのアルバム『GET A GRIP』をハイレゾで購入するためには3,086円が必要です。
通常音源（AAC-LC）であれば、1曲257円、アルバムが1,543円で購入できます。
お気に入りの楽曲をハイレゾで揃えようとすると、かなりの出費が必要です。
また、すべてのアーティストのすべての楽曲がハイレゾに対応しているわけではありません。
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| これらと比べたら安いのかもしれないが… |
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ハイレゾ音源はファイル容量がデカい！
ファイルサイズも巨大です。私が最近ダウンロード購入した音源（AAC-LC）は12MBですが、AAC-LCの15倍ほどの情報量を持つハイレゾ音源であれば100MBを軽々超えてしまいます。ダウンロードに時間がかかる、大容量ストレージが必要になる、などのデメリットが生じます。これらの点においても、ハイレゾは我慢を強いられるフォーマットであると感じます。そのほかにも人間が聴き分けられる音の限界であったり、「CDとハイレゾを聴き比べられるのか？」といった論争など、ツッコミどころはあるわけです。 |
| ツッコミどころ満載の亀田大毅・初主演作 |
ハイレゾが再生できるなんてスゴい！
スマートフォンでハイレゾが再生できるなんてスゴい！だけど導入にはハイレゾ対応ヘッドホンが必要だし、高価な音源を継続して購入するにはコストがかさむ。現状ではハイレゾ導入に踏みきれない、というのが私の本音です。へヴィな亀田マニアであれば、三兄弟の著書を揃えることは容易いでしょう。しかしたまに中継される防衛戦を見てヤジを飛ばす程度のライトな亀田ファンであれば、大毅の著書が中古1円だったとしても手に取ることはないはずです。
オーディオマニアやリスニングへの関心が強い方であれば、数万円のヘッドホンを購入し、1曲500円の音源を購入することもごく自然な作業かもしれません。しかし私のように音質を聴き分けることが難しく、音源購入に対する豊富な資金を持ち合わせていない者からすれば、今まで通りの通常音源（AAC-LC 320kbps）で十分と感じるのです。ソニーがハイレゾ対応ヘッドホンと100曲無料DLクーポンを付けてXperia Z4 SOL27を販売した暁には、「よっしゃ、買うたるわ！」となるかもしれません。
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| それやったらナンボでも買うたるわ |
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YouTube ソニー公式動画 ハイレゾ音源の再生に対応
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