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2015年9月3日木曜日

XPERIA Z5 Premiumは世界初4Kディスプレイ搭載がスゴい!




世界初4Kディスプレイ搭載のXPERIA Z5 Premium発表。率直な感想を7項目に分けて書きました。

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1. デザイン

電源ボタンのデザインなど細かな変更点はあるものの、歴代Zシリーズを見慣れている方であれば違和感なく受け入れられるデザインではないでしょうか。大胆な変更こそ見られませんが、XPERIAが築き上げてきた高級感を失わず、より洗練された印象を受けます。XPERIA Z3の完成度が高かっただけに、XPERIA Z4やXPERIA Z5 PremiumよりもXPERIA Z3のデザインを好む人の数も多いような気はします。私は挑戦し続けるソニー・XPERIAのデザインに期待を寄せているので、歴代モデルとの比較よりもむしろ、モデル単体のデザイン、個性を楽しみたいという考えです。

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2. カラー

XPERIA Z5 Premiumに用意されたカラーはブラック、ゴールド、クロームの3色。過去のXPERIA最上位モデルは4色展開でしたが、3色に絞られたことでハイエンドモデルとしての風格が増したように感じます。最上位モデルにおけるカラーラインナップ減(4色から3色)の決定を私は歓迎したいと思います。色の選択肢が多いことは選ぶ楽しさにもつながりますが、XPERIAブランドを高めるという観点で見れば、4色から3色に絞られたことで統一感やプレミアム感が増幅し、ハイエンドとしての価値まで増したように思います。

iPhoneもシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色展開をおこなっています。もしもXPERIAが3色に収まらないというのであれば、XPERIA Z3がパープル(紫色)を追加リリース(日本未発売)したように、限定色として追加販売すればよいと思います。XPERIAは新機種までのリリース間隔が短いため、限定色が与える話題性やインパクト、次機種までの“つなぎ”効果がそれほど大きなものだとは思えません。しかしXPERIA Z5 Premiumを3色に絞ることユーザーにプレミアム感を与え、所有していない者に対しては限定色を追加販売することで強くアピールできるのではないかと思います。

XPERIA Z3のシルバーグリーン(緑色)、XPERIA Z4のアクアグリーン(青)には魅力を感じていたものの、フラッグシップ端末はボディカラーを絞って統一感を出すべきではないかと感じていたことも事実です。XPERIA Z5 Premiumがブラック、ゴールド、クロームの3色に絞られたことは、私が思い描いていた「XPERIA最上位モデルにおけるカラー展開」と合致するものでした。今回のXPERIA Z5シリーズ発表においても、最も魅力的に映ったポイントのひとつです。



3. 4Kディスプレイ

今回の発表で最もインパクトが大きく、分かりやすい進化といえるのが4Kディスプレイの搭載。スマートフォンとしては世界初。久々にソニー、そしてXPERIAが「世界初」の称号を手にしたように思います。一昔前のソニーといえば、あらゆるジャンルで世界に先駆けたチャレンジを仕掛け、結果を残してきました。ソニーにしか成し得ない独自性の強い製品で市場を独占し、SONYファンを常に飽きさせない努力と工夫があったと思います。しかし近年のソニー、とりわけXPERIAは他メーカーに先を越される展開が多く見られました。LGやサムスン、HTCや富士通がWQHD(2560×1440)ディスプレイを続々とスマートフォンに搭載する中で、XPERIAはいつまでもフルHD(1920×1080)ディスプレイで勝負を続けてきました。他社の戦況をのんびり見つめるような姿勢を、もどかしく感じていたのが事実です。「たかがWQHDディスプレイ、ソニーが一番最初にやって然るべきじゃないか」と不満を感じる一方で、他メーカーの意欲的な姿勢をうらやましく感じていました。

そこへ来て、今回のXPERIA Z5 Premium発表。「世界初4Kディスプレイ搭載スマートフォン」のインパクトは大きく、その文字列を見るだけで興奮が高まります。これぞソニー。世界初をやってのけるのがソニーの魅力。たとえ4Kディスプレイ搭載による思わぬ弊害(バッテリー持ちや表示・動作の遅延など)があったとしても、新しい挑戦こそが何より評価されるべきだと思います。ひょっとしたら他社にも4Kディスプレイをいち早く搭載する用意があったのかもしれません。しかし、最初にやってのけたのはソニーです。ソニーを愛するXPERIAユーザーとして、XPERIA Z5 Premiumの4Kディスプレイ搭載に対して興奮を抑えることができません。今回発表されたさまざまな新機能と比較しても、最も衝撃的で喜ばしいポイントであると言えます。

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4. RAM・ROM

RAM容量3GBは、過去のXPERIA最上位モデルと変わらず。目新しさを感じません。XPERIA Z5 Compactも相変わらずのRAM2GB。XPERIA Z5 PremiumのRAM容量を4GBに引き上げる必要性はありませんが、コンパクトモデルのRAMは2GBから3GBにスペックアップしても良いのではないかと思います。小型端末でできること、ユーザーの使用スタイルなどを考えればRAM2GBでも十分かもしれません。しかしハイエンドなXPERIA端末とコンパクトモデルのXPERIA端末を比較した時、RAM容量の違いはコンパクトモデル(RAM2GB)の購入を少なからず躊躇させるポイントになっているのではないかとも思います。諸々の兼ね合いがあってのRAM2GBだと思いますが、XPERIA Z5やXPERIA Z5 Premiumと同じくRAM3GBをXPERIA Z5 Compactにも搭載してくれればインパクトが大きかったのでは、とも思います。

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5. 重さ

XPERIA Z5 Premiumは重さ180グラム。XPERIA Z5(154グラム)やXPERIA Z5 Compact(138グラム)と比較すれば、その重さは際立っているように思います。しかし5.5インチの4Kディスプレイを搭載した大型のハイエンド端末であることを考えれば極めて妥当な重さであるとも感じます。私の使用しているXPERIA ZL2は重さ167グラム。5.0インチクラスのスマートフォンとしては非常に重く、これと比較すれば180グラムなど許容範囲。5.5インチと4K解像度のディスプレイから得られるメリットを思えば、重さ180グラムが購入の障壁になることはないでしょう。ちなみにiPhone 6 Plus(5.5インチ・フルHDディスプレイ)の重量は172グラム。比較するとXPERIA Z5 Premiumは8グラムほど重い5.5インチ画面のスマートフォンとなっています。

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6. 大きさ

XPERIA Z5 Premiumは、高さ154.4mm×ヨコ幅75.8mm×厚さ7.8mm。同じ5.5インチディスプレイを持つiPhone 6 Plusと比べて、高さとヨコ幅で勝り、厚さのみ負けています。サイズを抑えつつも、厚みには余裕をもたせたXPERIA Z5 Premium。5.2インチのXPERIA Z5も厚さは7.3mmで、XPERIA Z4の厚さ6.9mmからスペックダウンしています。PERIA Z3(厚さ7.3mm)から続いた「薄さへのこだわり」は終息を迎えたようです。「薄くなって持ちやすくなった」という声が聞かれる一方で、これ以上の薄型化をユーザーが望んでいるかは疑問でした。XPERIA Z5やXPERIA Z5 Premiumが厚さに余裕をもたせて作られたことは、薄型化とは異なる進化の道筋をソニーが見出したことの証明でもあるように思います。XPERIAユーザーが望んでいたのも、「無理のない設計」だったのではないでしょうか。

XPERIA Z5 Premium:高さ154.4mm×幅75.8mm×厚さ7.8mm
iPhone 6 Plus:高さ158.1mm×幅77.8mm×厚さ7.1mm





7. microSDカード

XPERIA Z5シリーズは200GBまでのマイクロSDXCカードに対応しています。ソニーが公式に「200GBまで対応」を案内するのはXPERIA Z5シリーズが初。4Kディスプレイを搭載したXPERIA Z5 Premiumでは、大容量の4K動画コンテンツを撮影・再生する機会が増えることでしょう。そんな時、大容量のマイクロSDカードがあれば空き容量を気にすることなく、4K動画の撮影に集中できます。

現在、世界最大容量のマイクロSDカードは200GB。サンディスクのSanDisk Ultra microSDXCカード 200GBをXPERIA Z5シリーズで使うことができます。私は128GBのマイクロSDカードを使用していますが、XPERIAを「ウォークマン+ビデオ撮影の道具」として楽しむなら、大容量のmicroSDカードは必須です。Amazonレビューを見るとサンディスクの200GBマイクロSDカードをXPERIA Z1(SOL23)で使用できたという報告も見られますが、ソニー公式では「XPERIA Z1は64GBまで対応」との発表にとどめています。今回発表されたXPERIA Z5シリーズでは、200GBまでのマイクロSDカードが使えると公式にアナウンスされています。空き容量を気にすることなく、XPERIAで動画撮影や音楽・コンテンツ再生を楽しむことができます。

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まとめ

9月2日発表時点での感想です。今後XPERIA Z5シリーズの詳細情報が明かされたり、実際に手にした方々のレポートを目にする中で、これらの感想は変化していくかもしれません。今回の発表で一番のインパクトを与えてくれたのは、まぎれもなくXPERIA Z5 Premiumにおける世界初の4Kディスプレイ搭載、これに尽きます。4Kディスプレイを搭載したことにより起こり得る問題(バッテリー消費や表示・動作の遅延など)はやや心配ではありますが、それでも他社に先駆けたことは高く評価されるべきだと思います。また、XPERIAが「進化をやめない意欲的なスマートフォン」であることを証明してくれたようにも思います。

良い点、悪い点、どちらもきっと出てくることでしょう。過去に発売された全てのスマートフォンがそうでした。XPERIA Z3が完成度の高さを誇る一方で、2つの大きな問題(発熱・電池持ち)がささやかれたXPERIA Z4は、ソニーが築きあげたXPERIAブランドを揺るがしかねない存在でもありました。攻め続けるか、守りに転じるか。発熱問題の主原因とされるSnapdragon 810(プロセッサ)を引き続き搭載し、薄さの追求から解放されたXPERIA Z5シリーズ。その中でも、世界初となる4Kディスプレイを搭載したXPERIA Z5 Premiumは「攻めのスマートフォン」であると感じます。評価がふるわなかったXPERIA Z4ですが、プレミアムモデルのXPERIA Z5 Premium、主軸を担うXPERIA Z5、コンパクトモデルのXPERIA Z5 Compact、個性際立つエクスペリア3兄弟によって今秋のスマホ市場がいっそうの活況を迎えることになれば、XPERIAユーザーとして大変嬉しく思います。

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海外版(E6853 LTE)・SIMフリー。ゴールド・32GBモデル。Xperia Z5 Premium E6853 Gold LTE 32GB [並行輸入品]

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