2015年6月5日金曜日

microSDHCとmicroSDXCカードの違い|30秒でよくわかる解説


microSDHCとmicroSDXCの違いを解説

microSDカードの商品説明には、microSDHCmicroSDXCカードといった聞き慣れない単語が登場します。

microSDHCカードって、microSDカードとは別物なの?
・ microSDXCカードは、microSDカード対応機器で使えるの?

これらの用語が分からない方のために、「microSDHCとmicroSDXCの違い」をわかりやすく解説しました。



microSDHCとmicroSDXCの違いは、カード容量



microSDカードは、容量の違いに応じて3つの呼び方があります。

microSD|2GBまでのmicroSDカード
microSDHC|4GB~32GBのmicroSDカード
microSDXC|64GB~2TBのmicroSDカード

呼び方は違えど、すべて「microSDカード」の仲間です。

カードに印刷された規格ロゴによっても、microSDHCなのかmicroSDXCなのかを判別可能。上の写真をご参照ください。赤枠で囲んだ部分が、規格ロゴです。

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microSDHCもmicroSDXCも、皆同じmicroSDの1種



microSDカードについて書かれた記事を見ると、「microSDHCカード」や「microSDXCカード」という単語が出てきてます。混乱される方がいるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。

これら2つも、同じ「microSDカード」の一種に過ぎません。カード容量の違いに応じて「呼び方」を変えているだけなのです。64GBであれば「microSDXC」に分類され、32GBならば「microSDHC」に分類される。容量によって名称が異なる、ただそれだけです。

「microSDHCカード」も「microSDXCカード」も、広義には同じ「microSDカード」であると言えます。



microSDは3兄弟。 亀田でイメージしよう


みーんな「亀田」。みーんな「microSDカード」。その程度の認識で問題ない

亀田3兄弟を例に例えてみます。

亀田家には長男の興毅(こうき)、次男の大毅(だいき)、三男の和毅(ともき)がいます。ほとんどの方は、彼らを一括りにして「亀田」と認識されている事でしょう。各人の名前が何であるか、それを気にする人は少数です。興毅も「亀田」。大毅も「亀田」。和毅のことも「亀田」。その認識で全く問題ありません。

microSDカードの呼び方においても同様です。カード容量の違いに応じて「microSDカード」「microSDHCカード」「microSDXCカード」の3種に分類できますが、いずれも「microSDカード」と呼んで間違いではないのです。

詳しくない方にとっては興毅も大毅も「亀田」でしかないのと同様に、microSDXCカードもmicroSDHCカードも「microSDカード」という認識で問題ありません。

microSDカードの基本的な疑問を解決するQ&A集|初歩的な質問コーナー



容量の違い、たったそれだけ??


容量の違いによって区分されている、それだけ??

拍子抜けされたでしょうか。もっと難しくて複雑だと誤解されていたかもしれません。しかし本当にコレだけ。容量の違いを区分しているというだけに過ぎないのです。



もうすこし詳しく


HC|High Capacity
XC|Extended Capacity

末尾の「HC」や「XC」というのは、Capacity(容量)を表しています。

microSD(2GB以下)よりも大きな容量(High Capacity)だから、「HC」。

microSDHCよりもさらに大容量(Extended Capacity)だから、「XC」。

用語の成り立ちを理解できれば、microSDHCとmicroSDXCの混同を避けることができます。「Cはキャパシティ、容量を表している」という事実が分かれば、なんら難しい用語ではないと思えるのではないでしょうか。



SDカードの「SDHC」や「SDXC」もまったく同じ!


マイクロSDカードにおける「microSDHCとmicroSDXCの違い」を理解できたあなたは、SDカードにおける「SDHCとSDXCの違い」まで理解することができます。

SD|2GBまでのSDカード
SDHC|4GB~32GBのSDカード
SDXC|64GB~2TBのSDカード

どうでしょう?マイクロSDカードの説明とまったく同じですね。



用語を理解できれば、ニセモノも判別できる

カード本体に注目してください。

128GBなので「microSDXC」のロゴが印刷されているべきなのですが、「microSDHC」と印字されています。こちらの商品はアマゾンで販売されていた「偽造品」。ニセモノです。

じつは8GBしかないmicroSDHCカードを「128GB」だと偽って販売する。これは偽造microSDカードの典型的な手口なのです。そして、このようなニセモノの多くが「128GBなのにmicroSDHCロゴ」という矛盾をかかえています。

microSDHCとは、4GB~32GBの容量だけをあらわす規格。このことを理解できたあなたは、「128GBのmicroSDHCカードなんて存在しない」ということが分かり、ニセモノを見抜くことができるのです。

偽物のマイクロSDカードとは?容量偽装やmicroSD偽造品の具体例を紹介



日常における使い方、使い分けなど


これらの用語理解は、マイクロSDカード購入時に役立ちます。なぜなら、メーカーや販売者は、容量の違いによってmicroSDHCやmicroSDXCの記載を必ず使い分けているからです。商品ページやメーカー製品サイトにはmicroSDHC、microSDXCなどの記載がかならず登場するため、私たちユーザーもこれらの用語を理解しておく必要があります。

しかし日常会話のなかでは必ずしも「マイクロエスディーエイチシーが」「マイクロエスディーエックスシーが」などと呼び分ける必要はありません。どんな容量であっても「マイクロエスディー」と表現してしまっても誤りではありません。

たとえば、128GBのマイクロSDカードを説明する場合。「128GBのmicroSDXCカード」と言うのが好ましいですが、いちいち言い方を変えるのは面倒です。microSDXCの意味を理解できていない方には、話が通じない場合もあります。ですので「128GBのmicroSDカード」と表現しても間違いではありません。

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