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2016年6月23日木曜日

グリーンデイ代表曲おすすめ|GREEN DAYのパンク精神みなぎる名曲



パンクロックの代表的なバンド・Green Day(グリーンデイ)のおすすめ代表曲を紹介

パンクロックの代表的バンド、Green Day(グリーン・デイ)の人気曲おすすめをご紹介します。

世界総売り上げ2000万枚の3rdアルバム「Dookie」、2000年代の歴史的名盤「American Idiot」など、数々のヒットアルバムとキャリア30年を誇る“パンクロックの帝王”、グリーン・デイ。

Green Dayの有名ヒット曲を、サビから始まるYouTube動画で一気にまとめてご覧ください。

■この記事で紹介した音源を連続視聴できるYouTubeプレイリストを作成しました。
YouTubeGreen Day(グリーン・デイ)人気曲おすすめ






Jesus Of Suburbia(2005)




グリーン・デイを好きになるきっかけが、この曲「Jesus Of Suburbia(ジーザス・オブ・サバービア)」でした。

それまでパンクロックやポップパンクと呼ばれるジャンルがあまり得意ではなかったのですが、深夜の音楽番組で「Jesus Of Suburbia」のミュージックビデオを見て一目ぼれ。「陽気で能天気なポップパンクだけじゃなかったんだ!」と衝撃を受けました。初期の代表曲「Basket Case」「Hitchin' A Ride」のイメージが強く焼きついていた私に“Green Dayの魅力に気付かせてくれた”という意味で、「Jesus Of Suburbia」はグリーン・デイの中で最も好きな一曲。聴くたびに発売当時の思い出や、イントロを耳にしたときの衝撃が蘇ってきます。2004年発表の7thアルバム「American Idiot」2曲目に収録。2005年シングルカット。

Green Day「Jesus Of Suburbia」のミュージックビデオを手掛けた映像監督は、サミュエル・ベイヤー(Samuel Bayer)。サミュエル・ベイヤー監督は、ニルヴァーナ「Smells Like Teen Spirit」を代表作に持つニューヨーク出身の映像作家。グリーン・デイのミュージックビデオも多数手掛けており、「American Idiot」、「Boulevard of Broken Dreams」、「Holiday」、「Wake Me Up When September Ends」、「Working Class Hero」、「Oh Love」、「Kill the DJ」、ライブDVD「Bullet in a Bible」なども、サミュエル・ベイヤーが監督を務めています。主人公の少年“Jesus Of Suburbia”を演じるのは、アメリカの俳優・Lou Taylor Pucci(ルー・テイラー・プッチ)。

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American Idiot(2004)




グリーン・デイの代表曲、「American Idiot(アメリカン・イディオット)」。

2004年リリースの7thアルバム「American Idiot」タイトル曲。オープニングを飾る1曲目に収録されました。グリーン・デイの代表的名盤「アメリカン・イディオット」の幕開けにふさわしい、ド派手でキャッチーな一曲。アルバムは日本でもオリコン3位にランクインし、50万枚を売り上げるヒットを記録しています。

2000年にリリースされた6thアルバム「Warning」は売上げが振るわず、バンドは小休止を挟んだ後、2003年から7thアルバム「Cigarettes and Valentines」の制作に取り掛かります。しかし、マスターテープを盗まれてしまったことから、「再びレコーディングするか、一から曲を作り直すか」の2択をせまられ、バンドは「イチから曲を作り直す」ことを選択。かくして7thアルバムは「American Idiot」というタイトルに変更、2004年にリリースされます。グリーン・デイ初の全米アルバムチャート1位を獲得。19カ国でNo.1に輝き、2005年のグラミー賞で「最優秀ロック・アルバム賞」を受賞。アメリカ国内で620万枚、全世界トータル1500万枚を売り上げ、「グリーン・デイの名盤」はおろか、「パンクロックを代表する歴史的名盤」と言っても過言ではないほどの大成功を収めました。



Know Your Enemy(2009)




グリーン・デイ「Know Your Enemy(ノウ・ユア・エネミー)」は、2009年発表のアルバム「21st Century Breakdown」第1弾シングルとしてリリースされた楽曲。

グリーン・デイの8thアルバム「21st Century Breakdown」は、収録時間57秒の1曲目「Song of the Century」で静かに幕を開け、続く2曲目のアルバムタイトルソング「21st Century Breakdown」で徐々に加速していき、3曲目の「Know Your Enemy」で一気にテンションが爆発します。ライブでの盛り上がりも抜群。2009年・ドイツ公演における「Know Your Enemy」のライブ映像を記事中で紹介しているのでチェックしてください。

Green Day「Know Your Enemy」のミュージックビデオを手掛けた映像監督は、マシュー・カレン(Mathew Cullen)。Black Eyed Peas「Boom Boom Pow」、Weezer「Pork And Beans」でグラミー賞を受賞。Adele「Chasing Pavements」、Katy Perry「California Gurls」「Dark Horse」といった有名ミュージックビデオも、Mathew Cullenが映像監督を務めています。



Wake Me Up When September Ends(2005)




全米チャート6位のヒットを記録した、グリーン・デイの名バラード「Wake Me Up When September Ends(ウェイク・ミー・アップ・ホウェン・セプテンバー・エンズ)」。

ボーカル・Billie Joe Armstrong(ビリー・ジョー・アームストロング)が、父の死について作詞・作曲した作品。2005年6月13日にシングルリリース。その2ヵ月後(2005年8月23日~31日)に大型ハリケーン「カトリーナ」がアメリカ南東部を襲ったことから、Green Day「Wake Me Up When September Ends」は、“災害を追悼する一曲”となりました。8thアルバム「21st Century Breakdown」に収録。

ビリー・ジョー・アームストロング(vo.)の父親・アンディは、1982年9月に死去。ビリーがまだ10歳のときでした。父親がこの世を去った9月が大嫌いなことから、「Wake Me Up When September Ends(9月が過ぎ去ったら起こしてくれ)」と繰り返す、とてもせつないバラードです。

「Wake Me Up When September Ends」のミュージックビデオには、男女のカップルが登場。「君のそばを離れない」と彼女に約束をするも、彼はアメリカ海兵隊に入隊。男性の主張は「彼女を守る強い男になる」という強い使命感ですが、彼女は「約束を破られた(戦死するかもしれない)」と解釈。ミュージックビデオ3分6秒以降の“ケンカ”へと発展します。サミュエル・ベイヤー(Samuel Bayer)によってミュージックビデオが作られ、「Wake Me Up When September Ends」のテーマである“喪失”について描かれています。

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Boulevard Of Broken Dreams(2004)




2004年リリースの7thアルバム「American Idiot」からのセカンドシングル「Boulevard Of Broken Dreams(ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス)」。

グリーン・デイのシングル作品としては最高位となる、全米チャート2位を記録。グラミー賞「最優秀レコード賞(2006)」受賞。アメリカ国内だけで200万枚以上、全世界500万枚を売上げ、「2000年~2009年の間に発売されたシングルとして9番目に多く売れた作品」となっています。

宇多田ヒカルが「大好きな曲」として「Boulevard Of Broken Dreams」を挙げ、2005年にカバーを披露しています。

アルバム「American Idiot」3曲目の「Holiday」は、激しい曲調と攻撃的な歌詞で綴られる反戦歌。続く4曲目の「Boulevard Of Broken Dreams」は、“壊れた夢の大通り”と名付けられた孤独な道を行く、主人公・Jesus of Suburbia(アルバム「American Idiot」の主人公に設定されたキャラクター)の悲壮な決意を描いています。



21 Guns(2009)




楽曲タイトルの「21 Guns(トゥエンティワン・ガンズ)」とは、空包を発射して敬意を表明する「礼砲(21-gun salute)」を意味します。

礼砲の回数は、国や対象者によって異なりますが、アメリカでは大統領や州知事らに対して21発の礼砲が発射されます。この曲「21 Guns」では、「武器を捨てて、戦いを終わらせよう」「空に向けて武器を投げ捨てよう、きみと僕で」と歌われており、ストレートに戦争反対を訴える作品となっています。8thアルバム「21st Century Breakdown」に収録。

「21 guns」のミュージックビデオは、アメリカの映像監督・マーク・ウェブ(Marc Webb)によって制作されました。グリーン・デイのミュージックビデオとしては最多となるYouTube再生数1億4千万回以上を記録しています。Green Day「Waiting」、「21st Century Breakdown」、「Last of the American Girls」も、マーク・ウェブ監督によるMV。ファーギー(Fergie)の代表曲「London Bridge」「Clumsy」、ヒラリー・ダフ(Hilary Duff)のヒット曲「Wake Up」も、Marc Webbがミュージックビデオの監督を務めました。



Still Breathing(2016)




2016年10月に発売された11thアルバム「Revolution Radio」に収録された「Still Breathing(スティル・ブリージング)」。

せつなさと疾走感、反骨心が絶妙なバランスでミックスされた、グリーン・デイの真骨頂ともいえるパンク・バラード名曲。

この曲「Still Breathing」でせつなさを誘ったあとに待ち構えるのは、キャッチーなパンクナンバー「Youngblood(ヤングブラッド)」。全12曲入りのアルバム「Revolution Radio」は非常に聴きやすく、まとまりの良さも感じられる名盤です。

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Green Dayおすすめライブ映像 「Know Your Enemy」




2009年にドイツ・ミュンヘンでおこなわれた、グリーンデイのライブ。

Know Your Enemy(ノウ・ユア・エネミー)」のパフォーマンス映像です。ファンの男の子をステージへと上げ、「Oh Ay Oh Ay」のコーラス部分を歌わせています。さらに少年の持っているデジカメで記念撮影。

ビリー・ジョー・アームストロング(vo.)がサビの歌詞を歌い上げた後、客席へ向かって少年がダイブ。観客の上を至福の表情で泳ぐ少年と、その姿をうれしそうに見つめるビリー・ジョーの笑顔。その対比がとても印象的で、見ているこちらまで胸が熱くなります。ファンを大切に思うバンドのサービス精神があふれたすばらしい演出。グリーン・デイの爆発的なエネルギーとカリスマに満ちた、象徴的な瞬間だと感じます。



Minority(2000)




6thアルバム「Warning」のリードシングルとして発売された、「Minority(マイノリティ)」。

「俺は少数派(マイノリティ)になりたい、お前の権威なんか要らない」という歌いだしで始まる「Minority」は、グリーン・デイのパンクな反骨精神と音楽性を色濃く反映させた人気曲。歌詞中の「I pledge allegiance to the underworld, One nation underdog」は、アメリカの「忠誠の誓い(I pledge allegiance to the Flag of the United States of America...)」を皮肉った内容となっています。

グリーン・デイ「Minority」のミュージックビデオは、エヴァン・バーナード(Evan Bernard)によって制作されました。1999年発表の人気曲「Nice Guys Finish Last」も、Evan Bernardがミュージックビデオを手掛けています。



Macy's Day Parade(2001)




グリーン・デイの6thアルバム「Warning」12曲に収録された、「Macy's Day Parade(メイシーズ・デイ・パレード)」。

アメリカの百貨店・メイシーズ(Macy's)が毎年おこなっている感謝祭パレード(Thanksgiving Day Parade)をタイトルにつけた楽曲。グリーン・デイの一般的なイメージとは相反する、素朴で穏やかなボーカルとサウンドが心地よい作品。「生涯保証付き、10%オフで棺に詰め込まれ、壮大な墓の中で売られてる」というような皮肉めいた歌詞とパンクの精神は健在です。

ミュージックビデオを手掛けたのは、マーク・コール(Mark Kohr)。グリーン・デイ初期の代表曲「Basket Case」「Hitchin' A Ride」をはじめ、「Longview」「When I Come Around」「Geek Stink Breath」「Stuck with Me」「Time of Your Life」「Redundant」「Macy's Day Parade」などの名曲ミュージックビデオも、Mark Kohrによる作品です。



Basket Case(1994)




3rdアルバム「Dookie(ドゥーキー)」に収録された、グリーン・デイ初期の代表曲「Basket Case(バスケット・ケース)」。

ビリー・ジョー・アームストロング(vo.)が抱えていた「不安との戦い」について書かれた作品で、後に彼は「パニック障害」と診断されます。当時を振り返ってビリーは、「自分の身に何が起きているのかを知るためにできる唯一のことと言えば、この曲を書くことだった」と告白しています。

グリーン・デイ「Basket Case」のミュージックビデオは、マーク・コール(Mark Kohr)が映像監督を務めました。サイケデリックな色使いで描かれた映像が、ビリー・ジョーの病んだ心を表現しているかのよう。1994年にリリースされたメジャーデビューアルバム「Dookie」は全世界で2000万枚をセールス。バンド史上最大のヒットアルバムとなりました。

11枚目のオリジナルアルバム「Revolution Radio(レヴォリューション・レディオ)」が、2016年10月に発売されます。

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